いま、ちょうど四時を過ぎたところだ。
新年の最初の更新は、このことをぜひ書きたかったから、
さるやんごとなき御方と同じ時刻に起きてみた。
それは六年前に始めて知った宮廷行事のことである。
国民の多くが、まだ暖かな寝床にあるなかで
歴代天皇が、毎年元旦未明に欠かさず とり行っておられる「四方拝」という神事のことである。
天皇陛下は元旦午前5時半、四方拝(しほうはい)に臨むために、寒風に身を晒し、
皇居内のうっそうとした木々に囲まれる宮中三殿の神嘉殿(しんかでん)の前庭に
一人でお出ましになり、地面に敷いた畳にお座りになって、平伏され
国中の神々と天地四方、山稜拝し天下安泰、万民の安寧をお祈りする儀式をなさるというのである。
この平穏が当然という凡夫の思いも届かぬ所で、
陛下がお一人で万民の安寧をお祈りされているという
天皇陛下の御心を知って身の震える感動を覚えた。
これ以後、わたくしは天皇対する認識が一変しました。
写真提供 (C)株式会社同盟通信社『図説・宮中行事』
図はこの様子を写したものです。
左上の柱の陰に顔が隠れているのが天皇で、
「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という天皇だけの束帯装束が見えます。
暗いので、四方拝の座まで敷かれた「筵道(えんどう)」を殿上人が灯りで照らしています。
現在も行われている行事で、装束は昔のままですが、場所は皇居の神嘉殿の南庭に変わりました。
新年の最初の更新は、このことをぜひ書きたかったから、
さるやんごとなき御方と同じ時刻に起きてみた。
それは六年前に始めて知った宮廷行事のことである。
国民の多くが、まだ暖かな寝床にあるなかで
歴代天皇が、毎年元旦未明に欠かさず とり行っておられる「四方拝」という神事のことである。
天皇陛下は元旦午前5時半、四方拝(しほうはい)に臨むために、寒風に身を晒し、
皇居内のうっそうとした木々に囲まれる宮中三殿の神嘉殿(しんかでん)の前庭に
一人でお出ましになり、地面に敷いた畳にお座りになって、平伏され
国中の神々と天地四方、山稜拝し天下安泰、万民の安寧をお祈りする儀式をなさるというのである。
この平穏が当然という凡夫の思いも届かぬ所で、
陛下がお一人で万民の安寧をお祈りされているという
天皇陛下の御心を知って身の震える感動を覚えた。
これ以後、わたくしは天皇対する認識が一変しました。
写真提供 (C)株式会社同盟通信社『図説・宮中行事』
図はこの様子を写したものです。
左上の柱の陰に顔が隠れているのが天皇で、
「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という天皇だけの束帯装束が見えます。
暗いので、四方拝の座まで敷かれた「筵道(えんどう)」を殿上人が灯りで照らしています。
現在も行われている行事で、装束は昔のままですが、場所は皇居の神嘉殿の南庭に変わりました。
今年もよろしくお願いいたします
読者登録されてる人さえも、手加減なく噛み付く私をお許しくださいませ
観音さまとして( ̄▽ ̄;)
国旗も揚げず、
ご皇室はいらないと思う国民もいるなかで
あまねく国民の安寧を祈る天皇。
天皇にしかできない祈り。
ありがたい国に生まれたことに感謝します。
どうぞ今年も宜しくお願い致します。