ベビースキンケア

Baby Skin Care

赤ちゃんの肌はとても敏感で刺激を受けやすいということはみんな知っていて、赤ちゃんは大人より繊細で炎症やアレルギー等の問題が生じやすいということについても既に多様な研究結果が出ています。理想的なクレンザー、モイスチャライザー、パウダー、サンスクリーンの選択は、炎症、アレルギーや刺激反応を避けるために刺激はなくて柔らかでなければなりません(Source：Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology、 2001年９月、Pages 12-15)。
こんなに当然で常識でみんなが分かっている事実であっても関わらず、赤ちゃん用のスキンケア製品は肌に刺激のないマイルドなものではなく、違う方向に製造されています。それで赤ちゃんの肌にたびたび炎症を起こす場合もあります。高い製品から安い製品まで化粧品市場のベビースキンケア製品はあふれるほど多く、敏感肌用、赤ちゃんたちのためのという宣伝をしているが、ほとんどはそうではない製品が販売されています。
化粧品コーナーは健康食品の販売店の増加と釣り合う程度で多くの薬局におけるベビースキンケアコーナーにはきれいで可愛く包装されたシャンプー、モイスチャライザー、クレンザー、サンクリームが母たちの目を誘惑しています。もちろん母たちは赤ちゃん用の製品が肌に刺激がなく、柔らかい成分のみで特別に作り出されたと信じているでしょう。製品を買いに行った時、ほとんどのベビー製品から出る気持ち良い香りを想像してみて下さい。ここで最も重要な問題が何か分かります。ベビー製品は誰の肌にでも使うのではなく、赤ちゃんにだけ!使うものであることを母たちは分かっていなければなりません。
赤ちゃんや幼い子供たちのための製品は普通非常に香りが強いです。遠くからもかぐことができる甘い香りは赤ちゃんの肌に炎症を起こす可能性のある原因です。その上ベビー製品のほとんどは常に可愛い黄色やピンク色をしていて、これは色素成分による人為的なものです。赤ちゃんだけでなく敏感な肌の成人の肌にも問題を起こす可能性のある重要な原因の１つです。もしベビー製品が成人用製品よりはるかに刺激がなくて安全になるためには無香で人工色素成分を含有していてはいけません。しかし残念ながらこのような製品は多くありません。
巨大な化粧品市場のマーケティング担当者たちは母たちが赤ちゃんのように暖かくて愛らしい香りに衝動的な購買をはばからないということを分かっています。一般的に香りが豊富な製品に女性たちが引きずられるためこのような要因が製品を販売する人々には重要な要素となっています。即ちベビー製品を作る会社は製品の販売をさらに引き上げてくれるこのような人工香や色素の使用を中断する理由がありません。これは子供のための擁護者として母たちと消費者がこのような問題に対して注意を注ぎ、いつも無香で無色素の製品を選択しなければならないということを意味します！
香りと色素成分に関する問題は後にして、ベビー製品がペパーミント、メントール、ミカンと同じ肌刺激成分を含有しているということはさらに驚くことです。成人の肌にも問題を起こす可能性のあるこのような成分は赤ちゃんにはさらに大きな問題になる可能性があります。赤ちゃんに、そしてこのような問題のために皆さんにもあらゆる不必要な刺激剤を含有した製品は避けることが重要です。説明書や容器上に現れている機能説明よりは成分ラベル表示に注意を注ぐことがあなたにはるかに重要です。特に視線を引き付けて母たちの好みに合う愛らしいパッケージや可愛いデザインの製品にだまされないで下さい。
何を使いますか?
一般的に赤ちゃんの繊細な肌は無香と無色で、柔らかいテクスチャを持っていなければならず、いかなる刺激成分や敏感にさせる成分が添加されていない製品でなければなりません。
赤ちゃんの肌のための基本指針がここにあります。

・ジェントルクレンザー

・ジェントルシャンプー

・無香のベビーティッシュ

・軽い鎮静性分のモイスチャライザー
薬局で売っているほとんどの無香製品はおとなのためのものです。例えば、セタフィル・モイスチャライザー(Cetaphil Moisturizer)、ユーセリン・デイリーリプレニシング無香ローション(Eucerin Daily Replenishing Lotion Fragrance-Free)、ルーブリダーム・シリアスリー・センシティヴ・モイスチャライジングローション(Lubriderm Seriously Sensitive Moisturizing Lotion)がありますが、この製品が赤ちゃんにも良いです。

・亜鉛酸化物(Zinc oxide)＆ワセリンベース成分のおむつ発疹用のクリームや軟膏
無香製品を選択して下さい。赤くなり発疹が現れる肌には香りがさらに症状を悪化させます。

・タルク(Talc)成分が入っていないベビーパウダー
タルク成分が入っているベビーパウダを赤ちゃんの肌に絶対に使わないで下さい。とうもろこし澱粉が最も良い代替アイテムです。とうもろこし澱粉はほとんどのタルク成分を用いないベビーパウダーの主な成分として用いられ、あなたの台所棚にあるとうもろこし澱粉はどの香りも含有していません。

・SPF15以上のサンスクリーンとUVA保護成分
昼間時間、もし赤ちゃんの肌が太陽に露出されるならば、サンスクリーンは必ず必要です。UVA保護活性成分はチタニウム二酸化物と亜鉛酸化物が製品に含まれているか確認しなければなりません(アヴォベンゾンはUVA光線を保護するが、肌を刺激する可能性があるため赤ちゃんの肌にはなるべく刺激的な成分は避けなければなりません)。ただチタニウム二酸化物や亜鉛酸化物のみで製造したもので活性化された成分が最も良いがその理由は他のサンスクリーン成分と比較すると刺激の危険が少ないためです。その上赤ちゃんはこのような種類のサンスクリーンで肌が白くなることに(いわゆる白濁現象：サンスクリームを塗ると吸収されなく肌に白く塗られること)気を遣いません(子供と赤ちゃんのための太陽保護に関するさらに多い情報はザービューティーバイブル(The Beauty Bible、2nd Edition/ポーラ・ビゴーン著書)を参照して下さい)。
忘れないて下さい！赤ちゃんの敏感な肌を守ることが重要です。子供に香りのある製品を使うことは単に母が香りが良いと思うためです。
ベビー製品だけは香や人工色素に対してその評価が厳格でなければならないことは言うまでもありません。赤ちゃんの敏感で軟弱な肌に単に母たちが香りが良いからと言って赤ちゃんにその製品を使わなければならない理由はありません。

コラムURL：http://www.cosmeticscop.jp/