「道の駅 コスモール大樹」だより

北海道南十勝の「道の駅 コスモール大樹」の職員が独断と偏見で勝手に発信をする道の駅情報です

食品衛生協会50周年

2006-11-08 13:24:08 | 今日のできごと
今日のできごとではなく、
昨日のできごととなりますが、

広尾地方食品衛生協会 大樹支部の50周年記念式典が開催されました。

私も施設内に関連コーナーがあるので出席をしました。

一口に50年といっても半世紀ですから、その歴史の重みをかんじました。

十勝管内には19市町村がありますが、
食品衛生協会があるのは
帯広市、本別、池田、新得、広尾地方の5箇所だそうです。

広尾地方(広尾・大樹・忠類)食品衛生協会は
1956年(昭和31年)9月1日に
広尾保健所指導にもとに、当時の3町村より各数名の準備委員で構成されたそうです。

その後、1960年(昭和35年)に支部制度となり
大樹支部の初代支部長に雪印乳業大樹工場長の吉本弥三郎さんがなり、
支部としての活動を始めたようです。

食品衛生協会というのは、飲食店を営業されている方々はご存知だと思いますが、
夏の暑い盛りや、年末年始の食料品が大量に動く時期に各施設の衛生指導が行われています。

この指導を行う方々の呼称も
「遵法委員」→「食品衛生管理員」→「食品衛生指導員」への変化しているのです。

当大樹町の食品衛生協会で社会的に特筆されるものは、
6年ほど前に雪印食中毒事件です。

当時の事については、
食品衛生協会としてより、町民として理解・納得ができなかった。
と当時の支部長が振り返っています。

また、「雪印がんばれ」の横断幕が出されたことに報道関係者が
「なぜ町民はこんな企業を応援するのか」と不思議がっていたそうです。

これについては、
町民の方々に「雪印の工場をつぶしてはいけない」という思いがあったのでしょう
とも振り返っています。

全国的な事件になった現地の食品衛生協会の方々には様々な思いがあった事と思います。

事故は事故として反省し、
 おごることなく正しい方向に進んで欲しい
というのが当時を知る町民の思いではないでしょうか。

現在、雪印大樹工場ではチーズの生産ラインの増設工事が行われています。


食品衛生協会の大樹支部では
今年町内の保育園児を対象手洗いの指導を行っています。
この指導の記事がこちらに掲載されています


小学校入学前から手洗いの励行ができれば、
衛生面からもすばらしい事だと思います。

この50周年を記念して、同支部では
町内の保育園と保育所5箇所に
「手指用アルコール噴霧殺菌機」を寄贈しました。

このような啓蒙活動に敬意をはらいたいと思います。

今日は、昨日の出来事を少しご紹介しました。


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