ゆず色時間

日々の出来事、毎日のお弁当、料理やお菓子など作った物の記録。日々思うコト書いてます。独り言と日記&雑記帳デス。

先生の言葉

2014-03-14 06:30:00 | ちょっと思うこと
3月、新入社員の季節です。

毎年新卒で何人か入ってきます。

新卒で入社してくるのって初々しいね。


私は高卒で就職。

事務系の求人が多い中、私は販売の仕事を選びました。

そこは家から近かったのと、買い物に行ってたお店だったので、なんとなく良いかな、と希望したのね。

で、そこでは販売員の求人しかなかったから、それでもいいや、とそこを受けることにしたの。

就職試験を受けて合格して、進路指導の先生に報告した時、先生に言われたのが、
「柚香は、大人しくて真面目だけど、内気だから販売の仕事は辛いかもしれない。もし、やってみて無理だと思ったら先生のところに相談に来なさい。また仕事を探してあげるから。」

という言葉でした。

それを聞いて、

「その時探せるなら、今 探してよ。」
などと生意気なことをチラッと思ったけど、そこは内気な真面目な柚香ちゃん。

「はい。とりあえず頑張ってみます。」
などと優等生のご回答。


春。
自分でも販売の仕事は仕事は合うのかな…と、不安に思いながら入社してみれば、事務員が産休のため欠員が出て、私が急遽事務の仕事になったのでした。

でもね、仕事を始めてみると、性格的に事務系は合ってないみたい。

時々手伝いでやった売り場の方が楽しかったもん。

根ががさつだからか、細かい仕事向いてないんだよね。

事務といっても経理だけじゃなくて、商品部のようなこともやってたのは、今も含めて販売の仕事にも役立ってるから、あれはあれで無駄ではなかったと思うけど。



そんな
進路指導の先生の言葉を、ふと思い出したのは、
同僚が高校生のお子さんの三者面談で、進みたい道を話したら
「お前には向いてない。やめた方が良い。」
と、言われがっかりしてやる気をなくしてしまったと言う話を聞いたから。

向いてるか向いてないか、その道に進ませていいのか、思い止まらせた方がいいのか。

それはその先生の教育方針とか指導の仕方とか考え方があると思うので、どっちがいいのかわからない。


ダメだと言われて諦める子がいれば、反対に頑張って貫き通す子もいるだろうし。

でも、私はあの時先生がそう言ってくれたから、(実際のところ、先生に相談に行くかというと行かないだろうけど) なんとなく心強いとこもあったかも。

と、思う。

結果、そこでは7年近く勤めて、そのあとはずっと販売の仕事をしてる。

人は変わっていける。
高校の頃、大人しかった(のか猫被ってたのか)私は、スッカリ図々しいガサツなおばさんになった。

初々しい新入社員もいつの間にか馴染んでいくんだよね。

そんなこと思う春の日でした。