成人の日の思い出

昨日は成人の日でしたね。

今年成人した人は平成元年生まれだとか。

その年は私が成人した年でした。

そして忘れられない年です。

私の中学からの友人が、亡くなったと聞いた日だから…




私は友人が亡くなったとを知りませんでした。

成人式の会場、久しぶりに会った同級生からそれを聞きました。

突然のことで頭が真っ白になり、言葉が出てこなかった。

彼女とは、中学、高校と一緒でしたが、卒業してからは、お互い忙しく、あまり連絡を取っていませんでした。

それでも一度、二人で飲んだときがありました。
カラオケで、あみんを歌った思い出があります。

それが彼女に会った最後でした。

会わなくても、同じ街の空の下で、元気にしていると思っていたのに。


彼女のことを聞いたあと、成人式が始まりましたが、あまり覚えていません。
ただ、泣きたくなるのを我慢していた…早く家に帰りたかった。
本当なら同じ式場で、お互いに着飾って笑っていたはずなのに。

外は雪がちらついていて、よけい悲しくて…

だから成人式の日は悲しい。
胸が痛い…




「彼氏できた？いないのー？だめだよー。ちゃんと彼氏作んなきゃー！」

最後に会ったときそう彼女がいったことを今も思い出します。

あれからいろいろあったけど…今も一人でいる私を、空の上で見ているでしょうか。
「まったく、ゆずかは…」って笑ってるかもしれない…

あの頃は
私もこんな歳まで一人でいると思わなかったよ。
もう二度目の成人式を迎えちゃったのにね。


あれから20年。

楽しいことも辛いこともたくさんあったよ。

人生はとても長いと思っていたのに、たった20年で終わってしまう人生もある。
今日と同じ明日が来るとは限らない。
1日1日を大事に、悔いのないように生きていたいと思う。


いつか私も空へと還るでしょう。

その時、友達にも会えるのかな。

会ったときに、笑って私の人生を話せるよう、精一杯生きていくからね。

でも、空の上からみて知っているかな？




成人式の日がくるたびに、彼女を思い出す。

今までは学校でのこととか思い出すのが悲しかったけど、長い月日がたって、やっと思い出が少し懐かしいと思えるようになってきました。