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● 設計集団LearnNetwork ● みんなでつくろう「竹茶室」を実施しました!

2004-11-17 | ライフスタイルデザイン
11/13(土)みんなでつくろう「竹茶室」を実施しました。幸い天候にも恵まれ、当日は庭師、建築士、建築の学生、子供とその父兄 総勢40名近い人たちと一緒に楽しく製作しました。取り巻きの ギャラリーもいましたので、庭は人で溢れていました。
竹割から始まり、まずは庭師達の熟練した技に唸らされました。6帖ほどの大きさの骨格を組み、床(とこ)を張り出し、割竹を絡ませ、ユニークな形になりました。子供達は途中から竹とんぼ作りがブームとなり、茶室そっちのけで 自分の羽を削っていました。きわめて短時間であったため、子供達への 助言が行き届かなかった訳ですが、職人さんや親が仕事をする背中を 見ながら自分たちもしっかりと竹と格闘していました。
6回目の「建築教室」ですが、今回はどうも大人達が楽しんで しまった感もあります。(参加された子供達、ゴメンね)それでも、あの場、あの時間を共有出来たことは、他では変えられない 体験になったと思っています。彼らの記憶に「楽しかった竹の丸」の 思い出がどこかに残っていてくれればうれしい限りです。最後に二の丸茶室にも出している「石田屋」さんの主菓子と抹茶を頂き、みんなで、できあがった茶室を堪能しました。タタミの上で緊張しながら飲む抹茶もいいのですが、たまには作法なしでのんびり飲む抹茶も いいのではないでしょうか。きっと何十年も前にここで同じように竹の丸の主も庭を眺めながら飲んでいたことでしょう。現在、竹の丸の庭園と書院の復元構想を描いている私たちにとってそのプロローグとして跡地の一角に茶室を実現できたことは大きな意味を 持っていました。庭園と書院は一体となって初めて機能するものですが、この企画が地元の建築士、庭師、学生、子供達の参加によって実現 出来たことも、一層の深い意味があると思われます。
100年後も市民に愛され続けて、生き残る「竹の丸」であってほしいと 願います。
◎コメント:設計集団LN 村松謙一(編集ログアップ:やましたしんいち)

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1 コメント

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私も参加しました (こままさ)
2004-11-18 01:45:24
 私も当日最後に立ち寄りました。ちょうど山下さんや鈴木さん、村松さんなどもいて楽しいひとときでした。

 この竹茶室は一カ月くらいはこのまま残っていると聞きましたが、まだ見ていない方は是非一度見てみて下さい。



 雪国育ちの私にはなんだか、「竹のかまくら」のように見えてしまいます。皆さんはどうかな?
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