若い頃に良く逆光の写真を撮っていたのを思い出しました。
天体写真を撮りたくて自分で現像、焼き付けをやりたいと思い写真部に入りました。
いろいろ撮影していくと必ず一回はまるのが逆光写真です。
白黒写真の場合、日の当たっているところと影のコントラストが強烈なので印象的な写真になります。
カラー写真の場合はそれほど強烈なイメージにはなりませんね。
確か気に入っていた写真はパネルのまましまってあったはずと押し入れをさがしたら出てきました。
当時はお金が無かったので角材やベニア板を購入してパネルをみんなで手作りしていたのが懐かしいです。
逆光の海を撮影していたら偶然、カモメが通ったのでシャッターを切りました。
もう少しカモメが大きいと良いのですがそれでもお気に入りの1枚になりました。
その後、何度も海に行きましたがこのような写真は撮れませんでした。
パネルの裏には撮影条件などを書いていました。
今から43年前、18才の時です。
もう1枚ありました。
新潟県長岡市の東側にある通称「東山」にある八方台から長岡の街を撮影したものです。
田植えの時期で水田に水が張られていて稲が無いので鏡のように光を反射していました。
わかりにくいと思いますが信濃川とそれに架かる長生橋、長岡大橋が写っています。
今は間に大手大橋という橋が架かっています。
遠くの山の間には日本海で反射した光がわずかに白く見えています。
八方台は文字通り八方を見渡せる場所です。
新潟平野を一望でき、天気が良ければ日本海と佐渡も見えます。
夜になると東側にはほとんど住宅が無いので星が良く見える場所でもありました。
ペルセウス座流星群のピーク時には多くの人が登って眺めていました。
昔は宿泊可能な長岡市の休暇センターがありました。
街から白い建物が見えていました。
その後、利用者が少なくなり廃止され建物が取り壊されました。
今では東山を見ても休暇センターが見えず寂しさを感じています。
昔のことを懐かしむのは年をとった証拠ですね。