ロートル技術屋の日記

残念、ぬか喜びでした。アトラス彗星 (C/2024 G3)は日本からは見られそうにありません。

昨日、紹介した新彗星アトラス彗星 (C/2024 G3)をシミュレーションソフトのステラナビゲーター11でどのように見えるか調べてみました。
結果は太陽に近すぎて日本ではほとんど見えないという状況になりました。
空が暗くなるのは日没1時間後ぐらいなのですが、日本ではその前にアトラス彗星 (C/2024 G3)が沈んでしまいます。

太陽の光を無視した日ごとの位置変化がこちらです。
オレンジ色の丸が太陽で、網目の間隔は角度の10度です。
彗星の位置が確認しづらかったので尾の長さは1天文単位にしてかなり明るく見える設定にしてあります。

2025/1/5~14 日の出前


2025/1/13~22 日没後


地平線にほぼ平行に移動しているので空が暗くなった時点では常に沈んでしまうことになるようです。

夕方、最も条件が良くなりそうなのは1/17でしたが空が明るすぎて見えそうにないです。

左は空の明るさを表示した画像、右は無視して位置を確認した画像です。
尾の長さは0.1天文単位に設定してあります。

日本以外はどうかというと、南半球のオーストラリアも芳しくなく、赤道に近いところの方が条件が良さそうでした。

こちらは1/19のシンガポールでの見え方です。

左は尾の長さ0.1天文単位の場合、右は1天文単位の場合です。
空が暗くなりきる少し前に地平線ぎりぎりに見えそうです。

明るくなるのに日本から見えないのは残念でした。

今年10月に明るくなると予想されている紫金山ーアトラス彗星C/2023 A3に期待したいと思います。

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