OCNモバイルONEは2023年6月26日で新規受付を終了しています。
先週、これまでIPv4のグローバルIPアドレスが割り振られていたOCNモバイルONEがプライベートIPアドレスで使えるようになったという報道がありました。
グローバルIPアドレスを使っていると自分のIPアドレスと関係のない通信があってもスタンバイ状態から復帰してしまうのでバッテリーの消費が多くなるのだそうです。
プライベートIPアドレスの場合はOCNモバイルONEのサーバーが関係ない通信を除外してくれるので余計なスタンバイ状態からの復帰が無くなり電池の持ちが良くなるということです。
こちらの記事がわかりやすいと思います。
プライベートIPアドレスを利用するにはAPN設定を変更する必要があります。
変更は簡単でAPNを lte.ocn.ne.jp から ocn.ne.jp に変えるだけです。
公式ホームページのAndoridスマホの設定方法はこちらです。
(iPhoneは使っていないので・・・)
実際に試してみました。
使ったスマホはau版のAquos Sense2 SHV43です。
まず、従来のAPN「 lte.ocn.ne.jp」を使った場合です。
夜100%充電しておいて、朝、充電器から外して待機状態のまま何も操作せずに夜まで放置しておいた結果がこちらです。
14時間で19%減りました。
翌日、「 ocn.ne.jp」に切り替えて同様に放置した結果がこちらです。
1時間長く放置していたのに約1/3の7%しか減っていません。
残り時間の予測が3日から9日と3倍になりました。
効果はかなり大きいと思います。
プライベートIPアドレスが使えるのは2019年11月20日から提供開始された「新コース」を利用している人だけです。
1日110Mなどの 従来プランを利用されている方は残念ながらプライベートIPアドレスを使うことができません。
旧プランは低速モードでの容量制限が無いのでこれを理由に契約を続けられている方もおられるかもしれませんが、新コースよりも料金が高いのでほとんどの方が切り替えたのではないかと思います。
監視カメラ的な使い方やサーバーとの接続用回線としての利用などではグローバルIPアドレスが必要になりますが、一般的なスマホの使い方ではプライベートIPアドレスで全く問題ないと思います。
現実に他の携帯電話会社はほとんどがプライベートIPアドレスになっています。
OCNモバイルONEを使われている方はプライベートIPアドレスに切り替えることで幸せになれると思います。