10月に中古の3Dプリンターを購入していろいろ遊んでいます。
3Dプリンターはノズルの太さで造形する物の精密さと造形にかかる時間が変わります。
細いノズルを使えば細かいところまで造形できますが時間がかかります。
太いノズルは細かい造形は出来ませんが早く造形できます。
例えば標準的に使われている0.4mmノズルで2mm幅の壁を作る場合、同じ高さで5回造形しなければなりませんが1mmのノズルなら2回で済みます。
また、太ければ1層あたりの厚さを厚くすることも可能なので精度を求めない造形ならばより早く作ることができます。
大きな物は外側だけ壁を作って中は網目状や直線のパターンなどで20%程度の密度にして造形するのですが、この場合も細いノズルでは2~3回で壁を作るのに対し太いノズルでは少ない回数で済みますので短い時間で作れます。
3Dプリンターのノズルは交換可能です。
けれどもそれほど簡単と言うわけではありません。
取り付けはねじ込みなので難しくはないのですが、停止させた状態ではフィラメント(素材)が中に残ったまま固まっているので外す事ができません。
また、取り付け部周辺に溶けたフィラメントが付着している場合はますます取れなくなります。
一旦、150℃程度まで温度を上げてフィラメントを溶かした状態にしてフィラメントを取り外してから交換することになります。
冷えるまで待たなければならないのと焦ると火傷する恐れがあります。
また、造形物を冷却するためのファンがあるので場合によってはファンを取り外さなければならない事もあります。
造形するものによってノズルを交換するのは面倒なのでもう1台手に入れることにしました。
手に入れるなら同じ機種の方が何かと便利です。
フリマアプリでTRONXY XY2 PROを探したところ前回購入した時と同じ出品者の方が出品していました。
ただし、ヒートベッド(造形する台で温度を上げて使う)の温度が上がらない、フィラメントが出ないことがあるという難あり品でした。
金額は割引のクーポンを使うと送料無料で1万円強でした。
温度が上がらない理由を検索たところ電線の断線の可能性が高いことがわかりました。
フィラメントが出ないのは前回の経験でノズル周りの清掃をしていないのが原因と想像できたので何とかなるだろうと判断して購入手続きをしました。
到着が楽しみです。