復刻!仙台スランバー

まどろむ夢の中のひとこま・夢のような覚めてるような

帰省

2010-09-30 | トランヴェール
”りく”は陸上の朝練で6時15分

”りんちゃん”は全国大会への追い込みで6時


自分は東京
いつもより1時間半も早く6時10分の起床



朝から忙しく家の中を行ったり来たりしている
”彼らの母親”は
部屋を横切るたび声をかけて起こして行く

しかも必ず時刻を『10分』サバ読んで声を掛ける
(何か効果があるんだろうか?)


”自分”が小さかった頃と一緒
変わらないものがあるものだ
不思議と







朝の新幹線はいつもの『MAXやまびこ』
7時10分

次の『はやて』の方が遅く出て
早く着くのは知ってはいてもMAX



ゆっくりしたい
朝の新幹線は

ゆっくり眠りたいのが本音







『トランヴエール 10月号』




「明日だったらなぁ」

そう思いながら座る席の前のラックに『10』の数字を見て
思わずにこやかになる

「いいねえJR」

今日はいい事ありそうだ

そんな予感
そうなって欲しい東京



『車窓に揺れる記憶 第19回』

北国の紅葉の話と
三浦哲郎の『忍ぶ川』の話


わずか原稿用紙3枚分の文字の中に
”伊集院”のエピソードを交えながら
話が膨らんで行く

そして流れるように結んで行く



己のことより子供のしあわせを一番に考えるのが親である

”自分”はそうだろうか?

・・・まったく違う誰かにその恩情を返すのが世の常なのだそうだ

それすらどうだろうか?


いいなあ

”伊集院静”のエッセイは



そう云えば
来週にある東北大学である”伊集院静”の講演



申し込んだけれど入場券が届かない

聴きに行きたいけれど

ただ祈るだけ

そば街道

2010-09-28 | グルメ
ここ何週間はほぼ一日置きに山形方面へ出掛けている

決して全てが前向きな用事では無いのだけれども


そんな中
今日は久しぶりの前向きな用事







週が変わって始まった
NHKの朝の連続テレビ小説『てっぱん』

”自分”は先週の『ゲゲゲの女房』の終了で燃え尽きている

ただ一緒に見ていた”りんちゃん達の母親”が目ざとく
予告編でお気に入りの”安田成美”を発見して


「もう見ないの?」

見るつもりも無かったけど
朝のお茶を飲んでいると
目の前のテレビで放送している


流しながら見ていたけれど
1回目からジェットコースター

(何コレ?)

凄い展開

韓国ドラマみたい

見たこと無いけど




そんな興味を持った2日目
見たい気持ちに後ろ髪引かれながら車でお出かけする

助手席に置いた携帯のワンセグに映して
音だけ聞きながら

もう少し見て見続けて見ようかな?





そんな朝の風景


たいがい出かける時のスケジュールは
お昼に食べるものを決めてから

そして前後に用事を組んでいく



今日の予定は相変わらず『肉そば』

山形の長谷堂から
大石田
そして最後に寒河江に寄ってのスケジュールを組んでみる


お昼は山形中央道を『東根IC』で降りて

『一寸亭』で好物の肉そばの予定


用事も順調で
移動も順調で
東根を降りたのが11時

一寸早い


そして肉そばの看板を探しながら
久しぶりの『大石田』


ここはそば街道のど真ん中

それでも肉そばを探してみるけど
さすがに無くて

古民家風の一軒のおそば屋

そば街道にいるんだから
普通に地元の板そばを頼めばいいものを

『冷たい鳥そば』



溢れんばかりの大盛りの鳥そば

おいしい
確かに
おいしいけど






でも肉そば
次に何時食べられるか分らないから
汁まで飲み干す肉そば

同じ鳥だけど微妙に違う

今日は板そばの日だったに違いない






明日も山形

当然肉そば

こだわりのマルシェ

2010-09-26 | サッカー
Izumi marche



「土曜日は何時だっけ?」

”自分”は”りんちゃん”の東北大会への
送迎の時間を聞いたつもりだったけど


”りんちゃんの母親”が答える


「お昼からじゃなかった?」

そんなに遅いわけない


”母親”が教えてくれたのは週末に行われる
泉のマルシェの時間


すっかり予定を組んでいる


だいたい送迎を頼んできた”りんちゃん”の大会は木曜日の出発だったし

”二人”揃って
とぼけた”母娘”


それにしても残念だった”りんちゃん達”

帰ってきた”りんちゃん”の目は真っ赤だった





それはそうと土曜日

朝から”母親”の催促
まだ目の覚めやらぬお昼前ようやく泉へお出かけ


台風も近づいていて
鈍よりとした空模様

時折小雨もパラツイている


閑散とした広場

テントはセットされてはいるけれど
これからお祭りをする雰囲気は何処にもない



『イズミ マルシェのポスター』を眺めていると
通りすがりの”女の人”が親切に教えてくれる

「日曜に延期ですよ」









日曜の朝

隣で寝ていた"りく"が跳び起きた

時間は7時

”本人”は寝坊しないように
隣に引越して来たんだろうけど

逆に安心して朝寝坊して

散々騒ぎ立てて飛び出して行った


今日の試合は昇格の掛かる大事な試合だとか

試合は大事だけど
朝は眠いもの



久しぶりの秋空

「太白山に連れてって」と言う”母親”を口説いて
久しぶりに”二人”で応援に行くことにする

多分”母親”はこのクラブでサッカーをする
”りく”を見るのは初めて

小学校の時も毎週のようには行けなかった


大きな大会とか
決勝の試合とか
最後の試合とか


もっとも応援しに来たんだか
おしゃべりに来たんだかは
判断しづらい状況だったけれども



”自分”も久しぶりの観戦

8月終わりの石巻以来


いつ見ても見栄えするユニフォーム
金色の胸のチーム名もかっこいいし

”母親”にも好評で


”相手チーム”に『少年団』の時のチームメイト発見する
そしてその選手の”母親”も発見


久しぶり!


「サッカーやってるとまた何処かで会える」
と教えてくれたのは
その時の”監督”

その通りの風景



試合は少しづつ大人びた顔つきと体格で
迫力をつけてくる”中学生たち”が

間近で魅せる試合をしている

見ていてワクワクする試合運び

石巻で見た時と同じスタイル

カウンターあり
短いパス回しあり
小技の効いたシュートあり

”みんな”考えてる


『25』をつけた”りく”も残り10分の出場

惜しかったヘディングシュート1本

スピードはいま一に見えるけれど
いいポジショニングしてる

狙いが感じられる

いいサッカーを教えてもらっている


”りく”のクラブが勝利する
来年は昇格なの?






そして帰りがけに寄ったのは
延期されてた

Izumi Marshe



最高の秋空

山形のトン汁と味噌おにぎりを食べてると
顔から汗が噴き出した

あか抜けした雰囲気
小物類もお洒落だし
”店員”もいい感じ

さすがあか抜けした街『Izumi』



これが河原町じゃ多分
『河原町市場』になっちゃう

それはそれで好きですが





「太白山に行き損ねた!」

何故かこだわる”母親”

イベント2つ見ても満足していない日曜日の午後



ありがとう

2010-09-25 | 日記
♪ ありがとうって伝えたくて
あなたを見つめるけど
繋がれた右手がまっすぐな思いを
不器用に伝えてる

いつまでもただいつまでも
あなたと笑ってたいから

信じたこの道を確かめていくよに
今ゆっくりと歩いていこう ♪

ゲゲゲの女房
を見て一日が始まる


始めの頃は
こんな辛い生活がいつまで続くんだろうと
”自分の親”の事を思いながら眺めていた

同じ世代

”自分”もこんな風に育てられて来たんだろうか?


多分もっと厳しい生活


”藍子ちゃん”が生まれても
その生活はますます厳しくって

早く楽な生活にならないかなぁ
毎日そう思って始まる


朝から目頭が熱くなるのは日常茶飯事



それも梅雨が空けそうな頃
ようやく楽に見ていられるようになる


”水木しげる”の特集記事やテレビの特集
そして安来や境港の旅特集

出来る限り探し出して見ている


昨夜は録画しておいた15分を見たおかげで
『金スマ』を見逃すところだったけど


それにしても
”向井理”も役にハマってる

歯を食いしばっての漫画を描くシーン

こんなんだったんだろうなぁ?


”大杉漣”の変幻自在

今回の”源兵衛さん”も存在感があったなぁ


そして”松下奈緒”

「だんだん」

漂う雲の如く
流れる水のように

それでも”水木”はその手のひらの上で漫画を描く

大きな瞳から流れる涙を何度見ただろ



最後のシーン

”二人”の手が繋がれる
”水木”の右手

右手しかないんだから当たり前

不器用なのに
とっても器用な右手



来週からはこの習慣をどうしようか?

ゲゲゲの鬼太郎のアニメ
もう一度再放送しないだろうか?



ありがとう



迷いの岸

2010-09-23 | 庄内探訪
迷いの岸から悟りの岸へ



”おばあちゃん”のお供で”おじいちゃん”の眠る菩提寺に
彼岸の中日にお墓参り

あの暑さは一体何だったんだろうと思う程肌寒くて
雨も降っているし


宗教心はそれ程強くない方だけれど
こんな日は”日本人”で良かった

そんな風に感じる秋彼岸の一日


久しぶりに菩提寺の本堂に上がって
御本尊にお参りをすると
正面の柱に

『迷いの岸から悟りの岸へ』

と書いた紙が貼ってある


此ちらの岸は迷ってばかり
早く悟って彼の岸の”人達”に近づかないと



開山堂に入る正面に大きな掛け軸が掛けられている


小さい頃”おばあちゃん”に連れて来られて
見た覚えがある

「わがままばがり言っていると
あげだ目さ会うなんぞ」

そう言われてとても怖かった

『往生要集図』

別名『地獄絵図』


幼なじみの”方丈さん”のお許しを得て一枚写真を撮る

衣を着ている時は”方丈”
脱いだら”まあちゃん”

”おばあちゃん”に教えられた礼儀作法


山寺の秘宝館で拝観した時も結構な残像が残ったけど

この絵図も結構な雰囲気




”方丈さん”に
「あの一番上の極楽に行くにはどうすればいいの?」
と聞くと




「まず先祖に感謝しなさい
それから何か寺に寄進してみたらいかがでしょう?
有り難く頂戴しますから」


(そうきたか!)

「じゃあ とりあえず拝んでくるから
後で寄進して欲しい物教えて
彼の岸に渡るまでにはなんとかするから」

「ありがとの」

お彼岸に"方丈さん"にお礼を言われた


「わしんなや!」

”おばあちゃん”に釘をさされる