対局のお供に文近堂「大山名人もなか」をどうぞ。多様な和菓子を手広く扱っておりますが、やっぱり、主力はこれだと思うのです。だったらよ。箱詰め商品を買うほどでないお客さんには紙袋に入れてくれるのですが、駒袋っぽいのも用意してもらえないかなあ。
写真はこてみたいなのの痕跡でつぶれているけど、もなかの表が漢字の「歩」、裏は「と(のように見えるが漢字の「金」が崩れついたものらしい。通称「と」)」が書かれている、将棋の駒の歩兵をかたどったものです。対局開始時には、お互い9枚ずつを持っています。
最も力の弱い駒ですが、非常に重要な役割を担い(少なくとも香車より活躍の機会が多い。香車は配置場所が悪すぎる)、あるいは一歩一歩の積み重ねであったりとか、そういうところに愛着を持って接していたのが大山十五世名人であったわけです。その志を「大山名人もなか」は表現しています。まあ、言ってしまえば形だけですが。
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