玉野競輪に、選手宿舎を兼ねた一般向けホテル「HOTEL10」ができて二年ほどになる。9人で行われるレースの、あなたは10番目の選手、という体裁で、選手のロッカールームをイメージした造りとかなんとか。うーん…値段によるよな、と思っていたところが、なんと2024年2月中は「玉野市民限定プラン」で大人一泊二食5000円と破格の設定。少し前に聞いたところ、月末は早く埋まりだしているのだそうだ。
実はまさにこの土日、昨日今日に完全な自由時間ができ、一人で泊まりに行くことも考えた。たぶん開催日ではないから、この期間は大小浴場とサウナは使えません、となっている。部屋は、数十室のうち4部屋だけだったと思うけど高いのがあって、ここにはミニキッチンと浴槽があったのではなかったか。もちろんこのプランでは浴槽なしの部屋と考えるのが当然である。
そこも迷う理由にはなった。なんなら家で風呂に入ってから自転車で行ってもいいくらいの距離である。泊まったところでバンクの見える側とも限らない上、見えたところで選手が練習しているとも思えない氷点下付近の夜なのだ。これといってすることが全くないし、家で過ごすほうが絶対に便利に決まっている。ぎりぎりまで決め手に欠けて、結局申し込みを見送ったんだけど、さて昨日の夜よ。一人だったので風呂の湯をためるのが無駄な気がしてシャワーで済ませたとき、ああ、もしかして、泊まったらよかったのではないか、と思ったよ。
人生を振り返ってみると、選択を要す場面でことごとく失敗しているような気がしてならない。
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