久しぶりに、あの試験の過去問題集を少しやってみた。「学科一般」「学科専門」「実技Ⅰ・Ⅱ」の三部構成のうち、学科が免除で実技だけ受けて落ちたときの解説本を買ったはいいが一度も目を通すことなくしまわれていて、学科については初見の問題であったので、軽いながらも真剣に取り組んだつもりだった。しかし、15問中11問正答しないと合格しないところ、「学科一般」の正解が7問だったかな…。ごめんなさい、もう受けません。「学科専門」はもはや見る気もしなかった。
地震予知連絡会という会があります。30年目のときだったかもっと最近だったか、それまでに成果が上がらなかったことを認め「予知のことはあきらめます」みたいな発表をしたことがありましたが、学者さんの模範すな。国の絡んだ機関としては画期的な発表だったといわれています。
火山メモ。17時45分霧島噴火。
若はげは、死ぬほどつらいんだって。そのために人生のすべてが振り回されるのだそうで、他の何とも比較ができないつらさらしい。だから、地震、津波の被害とどちらがつらいかなんて比べることもできないみたい。はげていない被災者にとっては災害のほうがつらいに決まっている。結局、苦しみに対しては、「もっと苦しんでいる人もいる」なんていうことは、何の慰めにもはげましにも気休めにもならないんだろうな、と考えさせられます。「そんなことくらいで何だ」という意味のことは、苦しんでいる人に言ってはいけないのですね。
災害のつらさなんて、若はげよりマシだ。
若はげのつらさなんて、津波被害よりマシだ。
そのどちらも間違ってる。
被害メモ。秋田県は死者なし。
日本海溝のほうがいっぺんに壊れたっていってる(いわゆる「専門家」の発言)。 紫の線上の新潟、長野、岐阜、ついでに秋田方面でも11日から12日にかけて地震が頻発しているのが現状で、福島や新潟や福井の原子力発電所が動かせない。島根は無事。
玉野市宇野港は11日午後8時01分に10cmの津波を観測。グラフを眺めて「あれ、この時間にちょっと来てたみたいよ」って後で気がつくくらいのでよかった。一方で太平洋側がえらいことになっているけど、チリで起きたときの日本みたいに、ハワイやチリやインドネシアなんかにも届いているっていうことでしょうかね。
日本への祈りのメッセージがすぐに写真で届く時代です。世界各国から、掲示板などへ寄せられております。台湾の「2500万ドルの支援」の表明も早かった。宮崎の口蹄疫のときも台湾は。それにひきかえ、韓国人は、日本の災害を本当に喜ぶのな。
お気の毒さま。菅総理大臣への在日韓国人からの献金問題もかき消される、震度7の大地震。民主党にとって神風だ、と言ったのは去年11月の北朝鮮の韓国砲撃事件のときの話でした。今回も誰かなんか言うのかな。
阪神・淡路大震災のときは死者6千人。そのうち半分は村山が殺したと言われていて、都市の脆さがいわれたけれども落ち着いて考えればあれだけの規模の災害であの被害というのは近代都市の強さの表れであろう、とも。
今回は、今のところ全貌がわからないとはいいながら、しかしニュージーランドでビルが倒壊するようなことはたぶんなく(まだ震度5級の余震がぼんぼん来てるけど)、建物って強いんだな、と思いながらテレビ放送をみています。津波はどうしようもないな、と思いながら、二階建ての一階部分が海水に飲み込まれた何かの施設が崩れもせずに残っているのはやっぱりすごいな。
行方不明者多数を除いて、現時点で死者61人。もし代われるのなら、そのうちの誰か、人生に悔いを残している人と僕が交代してもいいのに。
昨日は岡山で最高気温が摂氏14.7度、とかいっていっぺんに冷えたのに、強い台風が接近中といいます。一般に、台風は海水温28℃以上のところで発達しやすいといっていますが、週一回の海水温情報で、25日には四国沖まで26℃の線が来ていました。はー。500hPa面の強風軸は山陰沖くらいで、南は前線あたりまでなかなかの偏西風が吹いていますから、適当な速度を持つ台風は大雑把にいってこの中層の風に従います、というのが典型的な局面で試験に出るところ。たまたま陸地のほうが寒くなっているだけで、別に珍しい展開ではなかったようです。なんだ。ただ、前線のそばでものすごい雷雨が心配されるのではないでしょうか。海でよかった。
土砂災害は、崩れようによって、山崩れ、がけ崩れ、地すべり、土石流などにわけられます。「土砂崩れ」は崩れたことで被害をもたらした物体が土砂であったというだけで、なんといいますか、崩れかたの分類とは違う言葉のようで、まあよくわかりませんが日常使う言葉としては馴染み深いですが、より正確な表現を必要とする記録文書や報道にはあまり適当ではない…かもしれません。日本での「避難指示」「避難勧告」に対する「避難命令」、また「最大瞬間風速」に対する「瞬間最大風速」のような、意味は伝わるけど正しくない用語も多いので気をつけましょう。
大雨で、佐賀や福岡や広島や、それはそれはあちこちで今日も土砂災害が発生している模様です。
ご存知のとおり、空気には水蒸気が含まれていて、含むことができる水蒸気の量は温度によって極端に変わります。同じ湿度100%でも、高温のほうが大量に水蒸気を含んでいるので、そういう空気が上昇することで膨張して温度が下がると、気体として持っておける水蒸気の量が減ってしまうので、それが凝結して液体の雨となります。
空気の動きは、水平方向に比べて垂直方向は桁違いに小さく、風が巻き上がっていく台風でも、地表の空気が最上部に到達するのに二日くらいかかるのだといいます。夏場は対流圏高度も高めなので、切りのいいところで12000mとしましょう。毎秒平均7cmくらいの上昇しかしていないわけです。穏やかな高気圧、低気圧の下ではせいぜい毎秒1cm程度。これに比べれば毎秒7cm平均はかなり大きな上昇ではありますが、横方向に毎秒10mも20mもの風が吹くことを考えれば、その小ささも実感できようかというものです。
なのですが、これが山に向かって吹きつけた場合、地形によって強制的に風が持ち上げられることとなります。北半球の偏西風帯にあって、平均的に西から東へ、そして南から北への空気の移動が多い日本列島では、湿った空気が滑昇することでだいたいいつも同じところに豪雨が発生するような場所は、大雑把には山岳の南西側の斜面が多いわけです。鹿児島、長崎、高知、和歌山、静岡など、だいたい梅雨時や台風のときには話題に上るところが決まっています。
そんなわけで、南は四国山地、西は山口、広島などの中国山地を挟んで比較的平坦なところに位置する玉野市は、土砂災害への備えというものはそういった地域に比べたらあまりせずに済んでいます。よそだったらどうしても使わなければならないお金を他のことに振り向けることができ、今までそうしてきている、と。だから、ずっと住んでいると当たり前に思ってしまいますが、そのあたりは密やかに底上げされていて、気づかないけど実は恵まれているのではないかと思い至ったわけです。まあそれも昔だけの話で今はいたずらに延命されているだけ、とも取れますが。
今日のしんぶん赤旗の「チリ大地震/迫られる観測体制の強化」に、
気象庁が予報や観測で発表する「津波の高さ」は、潮位を測る検潮所の潮位計の観測記録に表れる波形の谷から山までの高さを、2で割ったいわゆる「波の高さ」です。
と書いてあるけど、そうなの?いわゆる「波の高さ」って、谷から山までの高さなんじゃないの?波だよ。
続いて「米海兵隊・オスプレイ/『12年秋、沖縄に配備』」について。
オスプレイは現在、普天間に配備されているヘリより騒音が大きく、開発段階で墜落事故が相次いでいます。
環境アセスメントの報告はここのVolume.2の87ページに載ってるよ、って話だったんだけど、飛んでるときはずいぶん静かになりますな。CH-46Eみたいに回転翼が前後に並んでいると前の羽が送った風を後ろの羽が叩くようになって、それがものすごい音の原因なんだって。MV-22はそこが違う。あとは羽の大きさを比べてみたらよいのではないでしょうか。墜落事故のことはわからない。基地周辺でばんばん落ちるようなことがあっては当然いけませんけどな。そうでなかったら、どの機体を選ぶかは第一には現場の声ではないのかなあ。
「チリ地震/志位委員長、大統領にお見舞いのメッセージ」。日本からも救援するよう党として政府によく言っとくよ、って。チリは比較的落ち着いているようなのでまだいいとしても、この間ハイチにも送ってた。
「『選択的夫婦別姓』へ切実な願い」。この記事には、「どうせすぐ離婚するくせに」とか、「そんなに名前が変わるのが嫌なら同じ苗字の人探せよ」みたいなことは書いてありません。
明るい話題です。「春闘・青年がんばり隊」が、実にいい笑顔。
そんな新聞でした。
気象予報士を志したことのある人も、たいていの天候が許せるようになると言ってた。予報官ともなるとそうはいかないと思うけど業界の底辺といわれる気象予報士級だと、純粋な興味から(必要以上に)気になるのだそうだ。
いいから黙ってろ、糞。
「w_chart.xls」をダウンロード
これだけの情報をなんとかしないといけないので、その程度のことは楽をしようとせずに聞きながら手で書いていくのが最良なのかもしれません。
1月27日から決まっていた日程ではありますけどな。この間、去年の8月26日の「解答と解説」を読んでいたら受けたはずなのにほとんど思い出せなかったので、そのときのことを考えていたら試験以外のいろんなことを思い出した。世界陸上大阪大会二日目だった。決勝種目は男子100m走があったけど予定時刻が夜10時で、近くまで行きながら見ずに帰った。ただ、疲れた体に鞭打って夕方に心斎橋の世界陸上特設ブースを覗いてきた。要するに邪念だらけなんである。遊びとはいえ別に楽しくないのだから、せめて成果が上がらないことには報われないのだけど、二か月半ほどしたら今度は「1月25日」とか書いていそうな気がして嫌だ。真剣にやろうなー。
何度受けても通らない気象予報士試験について、なんか勉強の仕方が間違っているのだろうか、と思って去年試しにエックス線作業主任者を取ってみたところだけど、「エックス線を取ったらガンマ線も取りたくなる」という説のとおりで、ガンマ線透過写真撮影作業主任者(磯智則)も受けてみた。去年全国で294人しか合格していない資格なんである。ただ、別に難関というわけではなくて、受験者がそもそも384人しかいない。それで試験が年1回しかないところに幾分かの緊張感があってもよさそうだったけど、まあ受験会場のゆるいことといったらない。今回の近畿は67人中53人79.1%の合格で、僕も53人に入りました。おめでとうございます。ありがとうございます。
「ちょっと勉強すれば何とかなるんじゃないか」と思って軽い気持ちで気象予報士試験に足を踏み入れた人が多数。そして戻ってこられなくなった人が多数。僕もその一人で、でももう今回でやめようと思ってた。それが、今回は学科の合格基準が1点下がって、これで次回受験は午後からの筆記だけでよくなる。去年もせっかくの免除を棒に振ったけど、なに、今度こそ。なんかうまくはめられているような気がしてならないけどな…。
今回、学科が通ったということは、筆記も採点の対象になってる。受けたときはそれなりに会心の出来と思っていたのに、模範解答例を見たら、明らかに落としている問題の配点が巨大だったり、部分点がそこらじゅうで削られているはずだったり(織り込み済み)で、ああ落ちたとも。いよいよ勉強の方法が分からないけど次の試験は8月下旬予定。頑張っていこう。