『遣り残しは無い』
私は中学二年から付き合っていた彼氏がいた。その彼氏はバスケ部で、私は試合には応援しに行った。ずっと付き合ってから、中学を卒業する日に、初体験をした。
高校生活でも違う学校だけど逢おうね。そう約束をした。いつ反故になってしまうものではあるのだけど。
「ねえ」
「何?」
「二人の最後のいられる時間だよね」
中学の鍵を壊して、屋上で煙草を二人で吸っていたのが懐かしい。吸うと心が沈静化する。まして、二人なら。
私はいつでもいいよ。そう言っている。でも、彼氏が慎重だった。
私は中学を卒業する前にやるべき時はやっておきたかった。煙草を吸う。私は、きっと、煙草を吸うために生まれてきたのだなと思った。
で、彼氏も最後の時間は、いい感じで終わる。
「二度と逢うつもりはないよ」
「分かっている」
そして、ホテルから出で来た。何か食べる?そう私が言うと
「これ以上一緒の時を過ごすと、別れがたくなくなっていくのが、嫌だからさ」
「なる程」
私は最後にハグして、去って行った。もう逢えないから。自然と涙が流れた。初めてが沢山あった。夕暮れが涙を誘ってしまう。
そして、高校生になった。ブレザーの服が結構様になっている。そう自分に酔っていた。
告白された二人目の彼氏は、いかにももてそうな奴だった。遊びも悪くないかなと思っていた。友人も、出来たし。中学よりももっと明るい雰囲気だった。
ダークブランの色に染めた。とりあえず、夏休みは緑色の髪を染めてみるけど。彼氏が
もっと普通の女になってくれと言って来たので、そうする事にした。
何故か知らないが私は最初の彼氏と同等くらいに好きになった。きっと遊んでいるんだろうなと思って、ホテルに入った。
かなり上手かった。いかしてくれた。私はまだ快楽で頭がぼーとしていた。
「疲れた?」
「全然。最高に良かったよ」
「どういたしまして」
そして、二人とも日曜日には、一緒にラーメン店でバイトした。ホテルの費用を稼ぐためと、何となく煙草代が欲しいから。大学生だと偽りの履歴書を書いた。
ホテル代がある程度稼げたら、辞めるつもりだ。
飯は友人たちと屋上で食べる。会社員になっても、こんな感じなのかなと思った。大学の話をしていた。どこに行きたいか。どんな男と結婚したいか。結構重い話題を話していた。いつもはもっと、ほんわかとした話題だけど。
私の実家の菓子メーカーから新商品を試してもらっている。
友人たちは辛口だが、でも美味しいものは美味しいと言ってくれる。私は親の元で働こうかなって思っている。
高校二年になり、私たちは屋上で四人とも煙草を吸っている。別に不良な訳でもなく、ただ煙草を好んでいるからこそ、吸っている。
そして、受験の話が持ち上がってきた。会社の業績が上がっている。お互い持ちつ持たれつと言う事は承知している。
私は中学二年から付き合っていた彼氏がいた。その彼氏はバスケ部で、私は試合には応援しに行った。ずっと付き合ってから、中学を卒業する日に、初体験をした。
高校生活でも違う学校だけど逢おうね。そう約束をした。いつ反故になってしまうものではあるのだけど。
「ねえ」
「何?」
「二人の最後のいられる時間だよね」
中学の鍵を壊して、屋上で煙草を二人で吸っていたのが懐かしい。吸うと心が沈静化する。まして、二人なら。
私はいつでもいいよ。そう言っている。でも、彼氏が慎重だった。
私は中学を卒業する前にやるべき時はやっておきたかった。煙草を吸う。私は、きっと、煙草を吸うために生まれてきたのだなと思った。
で、彼氏も最後の時間は、いい感じで終わる。
「二度と逢うつもりはないよ」
「分かっている」
そして、ホテルから出で来た。何か食べる?そう私が言うと
「これ以上一緒の時を過ごすと、別れがたくなくなっていくのが、嫌だからさ」
「なる程」
私は最後にハグして、去って行った。もう逢えないから。自然と涙が流れた。初めてが沢山あった。夕暮れが涙を誘ってしまう。
そして、高校生になった。ブレザーの服が結構様になっている。そう自分に酔っていた。
告白された二人目の彼氏は、いかにももてそうな奴だった。遊びも悪くないかなと思っていた。友人も、出来たし。中学よりももっと明るい雰囲気だった。
ダークブランの色に染めた。とりあえず、夏休みは緑色の髪を染めてみるけど。彼氏が
もっと普通の女になってくれと言って来たので、そうする事にした。
何故か知らないが私は最初の彼氏と同等くらいに好きになった。きっと遊んでいるんだろうなと思って、ホテルに入った。
かなり上手かった。いかしてくれた。私はまだ快楽で頭がぼーとしていた。
「疲れた?」
「全然。最高に良かったよ」
「どういたしまして」
そして、二人とも日曜日には、一緒にラーメン店でバイトした。ホテルの費用を稼ぐためと、何となく煙草代が欲しいから。大学生だと偽りの履歴書を書いた。
ホテル代がある程度稼げたら、辞めるつもりだ。
飯は友人たちと屋上で食べる。会社員になっても、こんな感じなのかなと思った。大学の話をしていた。どこに行きたいか。どんな男と結婚したいか。結構重い話題を話していた。いつもはもっと、ほんわかとした話題だけど。
私の実家の菓子メーカーから新商品を試してもらっている。
友人たちは辛口だが、でも美味しいものは美味しいと言ってくれる。私は親の元で働こうかなって思っている。
高校二年になり、私たちは屋上で四人とも煙草を吸っている。別に不良な訳でもなく、ただ煙草を好んでいるからこそ、吸っている。
そして、受験の話が持ち上がってきた。会社の業績が上がっている。お互い持ちつ持たれつと言う事は承知している。