バンコクに引き続き、シンガポールで買った物です。
シンガポールでは、たまたま同時期にシンガポールにいらしていた、シンガポール映画研究家の方と昼食をご一緒する機会がありました。その時教えていただいたのが、キャセイビルの裏手、小高い丘の上にあるシネマ・オールド・スクールという映画館。昔の学校の建物を再利用して、「オールド・スクール」という文化センターのようになっているのですが、その一画にあります。アート系の映画を上映しているとのことで、そこのショップにはシンガポールのインディーズ系作品がよく揃っている、と教えていただき、早速そこへ。
丘の上に上る道が非常にわかりづらく、大回りして裏側から上り、汗だくになってしまいました。何とかたどり着けて、こんなものを買いました。まず、そのシンガポール映画研究家の方が勧めて下さった、巫俊鋒(ブー・チュンフォン)監督の『沙の城』 (2010/沙城/Sandcastle)のDVD。
それから、『歌え!パパイヤ』 (2007)のロイストン・タン監督らのドキュメンタリーを集めた『オールド・プレイス』 (2011)のDVD。今度アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映されるシンガポール映画『すばらしき大世界』 (2010)もそうなんですが、今シンガポール映像メディアにはノスタルジー・ブームが起きている気がします。
あと1枚くらいほしいなー、と思っていたら、『歌え!パパイヤ』の戚玉武(チー・ユーウー)が陳冲(ジョアン・チェン)と共演している『ホーム・ソング・ストーリー』 (2007/原題:The Home Song Stories)がありました。オーストラリアとシンガポールの合作です。
チー・ユーウー君流れでもう一つ、以前どなたかのブログで読んでから気になっていたテレビドラマ『小さなニョニャ』 (原題:小娘惹)も、サンテクシティのショッピングモールに行ったついでに買ってしまいました。しかも、DVDボックスの1、2とも。だって、カバーのクバヤ(上に着るブラウス)が素敵なんですもの。これで、サロン・クバヤの着こなしを勉強しなくちゃ。
サンテクシティのショッピングモールは、DVD屋さんの品揃えが結構良くて、シネマ・オールド・スクールのショップにあったタイトルが随分置いてありました。おまけにVCDまで売っていて、しまった!と思ってもあとの祭り。サンテクシティのカルフール付近のDVD屋さん、オススメです。
DVDの最後は、インドとバングラデシュ合作のベンガル語映画『探求』 (2010/原題:Moner Manush)。今年の3月にムンバイで見たゴータム・ゴース監督の新作で、ベンガルの放浪の詩人ロロン・フォキルを描いています。
このDVDは、セラングーン通りから1本入った通りにある、ベンガル語DVDを揃えているお店で買いました。その辺りはベンガル人、というか、多くはバングラデシュ人ですが、彼らの根城なのです。DVD屋さんの前では映画をテレビ画面で見せていて、男性ばかり数十人が向かいの空き地に座り込んで見ていました。ちょっと切ない光景でした...。
DVDだけだと愛想がないので、最後においしいカヤを。昨年KLに行った時カヤを捜したものの、缶入りのオレンジ色のカヤしか見つからなかったのです。今回は、カヤ・トーストなどによく乗っているグリーンのカヤを発見。ビン入りで重かったのですが、スーツケースに入れて持ち帰りました。「ニョニャ・カヤ」というネーミングがいいですね。
問題は、卵から作るこのカヤは、とーっても栄養価が高いこと。少し塗って食べても、プクプクと太る私。どなたかに差し上げるべきか....。考慮中のカヤ・ジャムです。
来月シンガポールへ行く用事があるので、私もDVDを購入する予定ですが、確実にシンガポールやマレーシアの作品が購入できる場所はどこでしょうか?ムスタファは思いのほかインドネシア映画が揃っていて驚きましたが、自国やマレーシアの映画はほとんどなくてかなりがっかりしたことがあります。品揃えが良い場所を上記以外でご存知でしたら教えてください。
シンガポール&マレーシア映画のソフトが揃っている所は、なかなかないのでは、というのが私の正直な感想です。以前シンガポールの映画関係者に尋ねた時は、「HMVがいいよ」と言われて行ってみたものの、それほど揃っている感じは受けませんでした。ジャック・ネオの作品や、ファン・ウォンの主演作、あとインディーズ系短編集などはHMVで手に入れました。
今回のサンテクシティの店は、インディーズ系作品のDVD/VCDがよく揃っていたのがM J MANAGE BY LASERFLAIR(とレシートには打たれている)で、サンテクシティ・モールの#01-195です。「小さなニョニャ」を買ったのが同じサンテクシティ・モール#02-034のBLUE MAXというお店です。この店も店員さんの応対やセンスがよかったです。
ムスタファにはマレーシア映画もわりと置いてあるのですが、B級作品が多くて食指が動かないものばかり。でも、古いマレー語映画のVCDは結構揃っていて、今回P.ラムリー作品やその他持っていない作品を捜したら、結局10枚ほど買うことになってしまいました。あそこの客層にはインディーズ系は売れないんでしょうね。そんな中でヤスミン・アフマドの作品はいつも置いてあるのですから、ヤスミン人気はすごいと想います。
明後日に日帰りでシンガポールへ行ってくるのですが、詳細な情報を教えていただいて大変助かりました。時間が限られているので、サンテクシティ・モールに絞ってDVDを探してみます。シンガポール在住日本人の方にも日本人会事務所で会う予定なので、映画及びDVD情報について聞いてみますね。何か有益な情報が入りましたら、またコメントさせていただきます。
@シンガポール、成果が多いことを祈っています。Selamat Jalan! 一路順風!
ただ、幸いにも教えていただいたお店でシンガポール映画のDVD3本を購入できました。Homerun, 881, The Maid です。インディーズ系ではないのですが、今まで見る機会がなかったので買ってみました。エリック・クー作品全集が28ドルほどで売られてましたが、予算オーバーだったので諦めました。
実は今月17日にもシンガポールへ行く用事があるのですが、時間がタイトなのでムスタファへ行くのは厳しいかも。なんとか頑張ってみます!
あとシンガポールでおススメのお土産を紹介します。黒ラベルのインスタント・ラクサです。カルフールで購入しました。一袋2.5ドルほどですが、ジャカルタのレストランで食べたラクサに劣らない味と妻が絶賛しています。次回来訪の際は是非!
インスタント・ラクサですかー。ラクサはいわばマレー風カレーうどん(笑)ですが、私の場合は何度か食べたものの、どれもハズレでした。何かの映画で、「本物のラクサはこんなもんじゃない」とか言うセリフを聞いたので、頭の中に”至高のラクサ”のイメージができてしまったため、どれを食べても「いまいち~」と思ってしまうのかも知れません。うむむ、インスタント・ラクサ、試してみるべきか....。
確かにハズレのことも少なくないですが、だまされたと思って一度試していただければと思います。