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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

映画三昧の香港滞在

2013-08-22 | 韓国映画+香港映画

香港に移動しました。気温は30度ぐらいとあまり高くないのですが、湿度が87%という香港、ムシムシしています。明日と明後日はどうも雨になるらしいのですが、今日も雨という予報でほとんど降らなかったので、楽観視することにしました。

いつもは何かと便利な旺角付近に泊まるのですが、今回はこの前泊まった旺角のポップ・ホテルと同じぐらいの値段で新しいホテルが出ていたので、ビクトリア公園近くにあるバタフライ・ホテルにしてみました。電車通りである英皇道と銀幕街という小路とに挟まれた一画にあるホテルです。オープンは2012年4月らしいのですが、外装を直していて窓の外は木組みとネットの世界。でも、地下鉄の天后駅から歩いて3分のとても便利な場所にあります。回りには、マクドもあればスタバもスーパーの恵康もあってこちらも便利です。

ウリは、ブティックホテルと名乗るオシャレなインテリアや、チョウチョの飛ぶベッド(笑)。こんなチョウチョ、邪魔なだけですやん! 薔薇の花のクッションもいりませんわ~。でも、若いカップルとか、中国からの旅行客にはウケそうですね。

 

有線LANでネットはさくさくと繋がり、シンガポールのホテルよりも安定していて助かります。テレビは横1メートルぐらいもある大型の薄型で大迫力。映画チャンネルもあり、今晩は香港映画『等候董建華發落』 (2001)をやっていたので、つい見てしまいました。ハーマン・ヤウ監督作品で、懐かしい中国の女性歌手■敬(アイジン)が出ていました。ここにパソコンをつないで、インド映画のDVDを見てみたい誘惑にかられます。

不満はやはり部屋が狭いことで、バスルームも狭くて洗面台がミニサイズです。いろんな物の置き場も少なくて、もうちょっと棚を付けるとか、工夫してほしかったと文句を言いながら洗濯しています。まあでも結構洗濯物も乾くし、湿度の高い香港としては優秀な方かも。あと、間接照明が多くて、これもいまひとつ。シンガポールのデイズ・ホテルの方が、照明に関しては高得点でした。

さて、公開中の映画の方は、ちょうど香港国際映画祭の夏休み版「夏日國際電影節」をやっていて、台湾映画『台北工廠』『對面的女hai殺過來』が見られそうです。香港映画は『盲探』が残念ながら昨日で終わってしまったのですが、もう1ヶ月もロングランしている『飛虎出征』を今日見てきました。あと、台湾映画『第一次不是ni』『被tao走的那五年』も見られる予定。さらに韓国映画もやっていて、かなり収穫大かも。インド映画の上映がないのは残念ですが、香港では長者票(シニアチケット)を買いまくって映画を見ることにします。

で、映画@香港第1号は、韓国映画『密かに偉大に』。『10人の泥棒たち』に出ていたキム・スヒョンの主演作です。北朝鮮から送り込まれたスパイとしてソウルに暮らして2年。当局の指示で「アホ」に徹するウォン・リュファン(キム・スヒョン/左)のもとに、「ロック歌手」に扮する指示を受けたリ・セラン(パク・ギウン/中)と、「高校生」に扮する指示を受けたリ・ヘジン(イ・ヒョヌ/右)もやってきます。その頃から、何やら雲行きが怪しくなり始めて....。

最初はキム・スヒョンの変身ぶりを見せて笑わせる「間諜コメディ」かと思ったのですが、『ビー・デビル』 (2010)を撮ったチャン・チョルス監督だけあって、最後はシビアな展開になっていきます。でも、上3人の美男子ぶりを見ているだけで、結構満足できる作品でした。キム・スヒョンがモザイク処理も登場するシーンに挑むなど、熱演を見せてくれます。しかし、こんなに間諜人口密度が高くていいのか、韓国、と思ってしまうのですが、まったくのフィクションというわけでもないのでしょうかしらん。

続いて九龍湾に移動し、初めて行くMCL系列の徳福戯院という映画館へ。九龍湾に降りたのはすごい久しぶりだったのですが、まったく変貌していてびっくり仰天。きれいなショッピングモール徳福廣場ができていて、そこを通り抜けた先にこの映画館がありました。香港に留学していた20年前は、九龍湾にある映画館によく通ったのですが、その時は高架の駅を降りると細い道が団地まで続いていて、そこに小さな商店や食堂があったような憶えがあります。あの道がこのショッピングモールに変貌したのかも知れません。

ここで見た『飛虎出征』は三級片こと18禁映画。上のポスターからもわかるように、「飛虎隊(SDU)」と呼ばれる特殊部隊のメンバーが主人公なのですが、「SDU」が「SEX DUTIES UNIT」となっているとおり、エッチ方面で活躍するメンバーのお話なのです。杜澤man(チャップマン・トー)、余文樂(ショーン・ユー)、曾國祥(デレク・ツァン)、鄒凱光というこの4人は飛虎隊のBチームで、エッチなことばかり考えているダメ警察官。マカオにすごいサービスをしてくれる所があると聞いて、こっそり船を雇い、身分証は香港に置いてマカオに密入境します。というのも、飛虎隊は上司の許可なく香港を離れることができないので、マカオにこんな形で行くのは違法行為なのです。ところが、マカオでは次々ハプニングが起こり、彼らはその晩のうちに香港へ帰ることができなくなってしまったからさあ大変....。

最初は粗口(汚い言葉)が出てくるから三級片なのかと思っていたのですが、汚い言葉というかアブナイ言葉はもちろん、アブナイ描写もかなり出てきます。チケットには「18歳未満は見られません」という紙がつけられているし、スクリーンの入口ではスタッフがちょっと若そうな人を見ると、「18歳以上ですか? 身分証を見せて下さい」と声を掛けていました。その声掛けはチケットを買う時しないと、と思ったのですが、年上の人に買ってもらって18歳未満が見る、というケースもありますからね。結構きちんとしてるのねー、と感心した次第です。

ここまで書いて今テレビを付けたら、『夢翔る人 色情男女』 (1996)をやっていました。張國榮(レスリー・チャン)も、ゲスト出演の劉青雲(ラウ・チンワン)も若い! これもつい見てしまって、寝不足になりそうです....。

 


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Unknown (やっほー)
2013-08-24 10:13:20
香港では同じバタフライ系列のチムの方に泊まる事が多いです。
ネット環境が良かったのが魅力でした。
確かにこじんまりで、二週間滞在したときは、ちょっとキツかったですが。
チムの方はDVDデッキもついていましたが、天后の方はついてないのですね。
インドDVDを見たい衝動、痛いほどわかりますw

今回は重慶のDVD屋さんに、立ち寄られたのですか?
お店の配置もずいぶん変わったとききます。品揃えも合わせ、どうなってるか気になります。
(日本でいう)二階の南インドの作品もおいてられるお店とか、また行きたいです。

返信する
やっほー様 (cinetama)
2013-08-25 00:18:34
コメント、ありがとうございました。

「バタフライ系のチム」とは、5つあるバタフライ・ホテルのうちチムサーチョイのチャタム・ロード近くにあるホテルの方ですね。2週間も滞在なさったのですか。
ここは私にはやはりちょっとぜいたくなので、次回はまた旺角に戻ると思います。来年3月も1泊7~8000円ぐらいで出てるといいんですが。

チュンキン・マンションのDVD屋さんは、換金ストリート(笑)を通って階段を上がり、2Fにあるプレスト・トレーディングが私の行きつけです。メイベル・タムさんという香港人のマダムと、クマールさんという若いタミルのお兄さんがいます。
『チェンナイ・エクスプレス』ももう手に入りました。今パソコンでチェックしてみたら、悪くない画像で英語字幕も割ときちんと入っているようです。『ラーンジュナー』等ほしい物はほとんど手に入ってホクホクです。やっほーさんもぜひお試し下さい。
返信する
香港ポルノ映画について (ミキ)
2013-11-22 21:09:14
はじめまして。
映画全般にお詳しいとのことで、お聞きしたいことが
あります。
ポルノ映画に関し不思議だと思うことがあります。
http://www.sokmil.com/av/_item/item034339.htm?ref=history

これは大快楽王朝(秘)千一夜という新東宝から出た作品です。
1987年に台湾で制作されたものです。
http://baike.baidu.com/view/8481632.htm
これは現地では一夜皇帝という作品名である可能性が高いです。
出演者の名前が一致していることとサンプル画像で
わかりました。
楊文淑、林美玲という女優名で一致しているかもと思いました。
しかしビデオパッケージが余りにも異なるので改訂版の可能性も
ります。改めて原題と出演女優を知りたいです。

http://www.sokmil.com/av/_item/item034338.htm?ref=itemlist_rimmerin
この作品にも林美玲という女優が出ています。
しかしどの人も名前と顔が一致しません。
この作品の原題を知りたいです。
また修正済ではなく実際の無修正香港版が観たいです。

http://www.sokmil.com/av/_item/item035344.htm?ref=search
これは絶倫淫乱女帝則天武后という作品で
三千万ドルという巨額の製作費用を投入して作られた香港史上ナンバーワンのエロス大作
だと出ています。かなりヒットしたみたいです。
しかし出演女優名が全くわかりませんが、お金をかけている以上
有名な人を起用しているかなという感覚です。
視聴しましたが最初に一代女皇艶史という題名らしき表示が出てきました。
しかし一代女皇艶史では検索しても出てきませんでした。
この作品の原題と出演女優を確認したいです。

更に視聴していて女優の陰部にモザイクがかかっていました。
これは日本用に修正してモザイクをかけたのか、元々現地での上映時点から
モザイクがあったのか疑問に感じました。
当時はイギリス統治下であった香港でモザイク有りの映画?が存在するのかと
思いました。アダルトビデオのモザイクに関する規制は日本より緩いものかと
思っていました。逆にモザイクなしであれば映画となりうるのか?上映が許されるのか?
単なる欧米のアダルトビデオと同様になってしまうという見方もできます。
女優のプライドもありますし、そこに多額の費用がかかったのか、
モザイク無しを了承したのかわかりませんし、主演のリ・リィーインという人が
どれぐらいの知名度があるのかもわからないのでどういういきさつで作られたのか
不思議です。香港では脱ぐことに抵抗を感じる女優が多いと聞きます。

http://www.sokmil.com/av/_item/item034337.htm?ref=search
これも香港の映画と出ていますが、男優と女優の陰部にモザイクがかかっていました。

チン説西遊記という作品ですが原題と出演女優を知りたいです。
上記の4作の無修正香港版を探しています。
しかし情報が少なく、どうすれば入手できるかわかりません。
もしこれらに関して情報をお持ちであれば、どんな些細なことでも
構いませんので教えていただけますか?
香港映画マニアの人も探しています。
宜しくお願い致します。

三木
返信する
三木(ミキ)様 (cinetama)
2013-11-23 00:26:36
ご投稿、拝見しました。

しかしながら、私の手には余るお尋ねで、ちょっとお答えできそうにありません。とりあえずアップしましたので、どなたか詳しい方のお答え待ち、という形でお許し下さい。
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