アジアフォーカス・福岡国際映画祭のラインアップが発表になりました。今回上映されるインド映画は『彷徨のゆくえ』(原題:Chauthi Koot/英題:The Fourth Direction)、パンジャービー語の作品です。1984年の北インドをゆるがせた事件――シク教徒がカーリスターンという国を作ろうとしたのに対し、インド軍がシク教徒総本山ゴールデン・テンプル(黄金寺院)を攻撃して制圧、その報復として数ヶ月後にインディラー・ガーンディー首相がシク教徒の身辺警護兵に暗殺され、さらにまたその報復としてシク教徒が多数殺された――を背景に、当時のパンジャーブの人々を描きます。短編小説2編を元にストーリーが作られており、日本人がほとんど知らないあの頃のパンジャーブの空気感がひしひしと伝わってくる作品です。予告編を付けておきます。
CHAUTHI KOOT (Punjabi Movie) TRAILER
まずは、インド映画だけの第一報ですみません。他の作品のラインアップは、映画祭の公式サイトをどうぞ。