アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

朝日カルチャーセンター新宿 「『新たなるインド映画の世界』出版記念」オンライン講座

2021-05-22 | インド映画

インド映画本「新たなるインド映画の世界」は、もうお読みいただけましたか?  これを元にした講座の依頼を朝日カルチャーセンター新宿教室からいただき、少し先ですが、9月に実施することになりました。朝日カルチャーセンター新宿教室では、過去にも単発の講座を2回ほどさせていただいたのですが、今回はオンライン講座で行い、希望する方は教室でも受講できるというハイブリッド型となります。オンライン講座は遠くにお住まいの方も受講できて便利な反面、Zoomとかのソフト操作に慣れていないと参加できない、という不便さもあります。というわけで、今回は私自身がオンライン発信に慣れていないため、新宿教室にうかがって講義したものをオンラインに乗せる形になるのですが、それなら実際に聞いていただくこともできるようにと、主催者側が配慮して下さったものです。新宿教室には先日打ち合わせにうかがい、新型コロナウィルス感染予防対策はバッチリ、ということも確認してきました。ですので、画面には写らないかも知れませんが、アクリル板が林立する中での講義となる予定です。講座の詳細は以下の通りです。

(インドの映画館:ムンバイのパラダイス・シネマ)

「新たなるインド映画の世界」出版記念
オンライン講座
(講師が発信する教室でも同時開催)

講師:松岡 環(アジア映画研究者)
日時:2021年9月12日(日)15:00~16:30
講座回数:1回
受講料(税込):会員 3,333円
       (会員への入会金は5,500円、70歳以上は証明書呈示で入会無料)
        一般 4,433円
設備費(税込):165円
その他:この講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。

(インドの映画館:チェンナイのサティヤム・シネマズ)

[講師より]
 好評をいただいた本「インド映画完全ガイド」を出したのが2015年。それから5年余りの間に、インド映画も、日本におけるインド映画の受容状況も、大きく変化しました。
 5年前は、“新感覚インド映画”と呼ぶべき“歌わない、踊らないインド映画”の、社会問題に目を向ける作品が増え始めた時期でしたが、現在その傾向はさらに顕著になり、映画における社会問題の描写も一段と先鋭化してきています。一方で、『バーフバリ』シリーズのような、インドの神話的世界に彩られた娯楽大作が世界中を席巻するなど、これまでになく多様化しているのが現在のインド映画です。
 新刊の「新たなるインド映画の世界」に依拠しながら、変貌するインド映画の最前線を、コロナ禍下で影響力が増した配信などにも言及しながら検証していきます。
(注)当日は、書籍「新たなるインド映画の世界」(PICK UP PRESS)の販売は致しません。

(インドの映画館:ムンバイのマラーター・マンディル)

[講師紹介]
1949年生まれ。大阪外大(現大阪大)でヒンディー語を学び、1976年からインド映画の紹介と研究を開始。1980年代にはインド映画祭を何度か開催したほか、研究対象をアジア映画全般に広げた。現在は様々なインド映画の上映に協力している。『ムトゥ踊るマハラジャ』『きっと、うまくいく』『パッドマン 5億人の女性を救った男』など、インド映画の字幕も多数担当。

[お申し込み先]朝日カルチャーセンター新宿教室HP

(インドの映画館:チェンナイのアビラーミ・シアター)

オンライン講座は初めてなので、いろいろまごついていますが、受講生の皆様に楽しんでいただけるものにしたいと思っています。そのためにはいろんな権利関係をクリアしなければならないため、いつもお世話になっている配給会社の皆々様、ご相談にあがりました折にはご高配の程、どうぞよろしくお願い致します。ITに弱い私ですが、がんばります!

 


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5 コメント

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ようやく届きました♪ (Jaan)
2021-05-26 21:44:57
cinetamaさん、お久しぶりです!お元気ですか?
我慢、我慢の毎日でインド映画に触れる機会がなく(インドドラマには触れていました)寂しい思いをしていましたが、オンラインでの講座のお知らせを聞き、とても嬉しく思っています♪

「新たなるインド映画の世界」Amazon沼さんで注文したのですが、発売日には来ず、遅れてようやく本日届きました!
表紙カッコイイ~と思っていたら、中身もプラバースさんいっぱいで顔がニヤニヤしてしまいました(*^-^*)
これから、読んで久しぶりにインド映画の世界を堪能したいと思います♪
Jaan様 (cinetama)
2021-05-28 00:31:55
嬉しいコメントありがとうございました。
お元気そうで、ホッと一安心。
私もお陰様で元気です。

アマゾン沼への配本、ゴールデンウィークの連休が重なったりして遅れが生じた、と出版元が焦っていましたが、1ヶ月近くも遅れるなんて...。
お待たせして申し訳なかったです。

Jaanさんもプラバース♥♥♥なのですか?
えーっとね、6月に入ったら、いいニュースが聞こえてくるかも知れません。
このブログ、チェックしていて下さいね。

お読みになったら、またご感想などコメントして下さいませ。
まだまだ大変な時期が続きますが、お体に気をつけて。
Unknown (naoki)
2021-07-12 23:12:05
しねたま先生,毎回丁寧にお返事いただき感謝というか感動しております
あのインド映画でいちばん有名なきっと,うまくいくや,私の大好きなpkの字幕された先生と直にお話できるとはうれしい限りです

ご教示いただきました9月の新宿の講座,オンライン申し込みさせていただきました!

まさにコロナなければ,新宿の講座をオンラインで受けるとは思ってもみないことですね

では楽しみにしております
Unknown (naoki)
2021-07-12 23:13:55
書き忘れです

パッドマンもアマプラで無料だからって適当にみはじめて,こんなにいい作品が無料でいいのか!って,ありがたく思ったの思い出しました

あれも先生の字幕だったのですね!

では講座の楽しみにしております
ちょうど2ヶ月先ですね!
naoki様 (cinetama)
2021-07-13 13:37:27
またまたたくさんのコメントをありがとうございました。
別の記事にコメントで入れて下さったご子息情報、本当に、中学生で『きっと、うまくいく』や『PK』を気に入って下さるというのは珍しいです。
大学生の息子さんや娘さんのお話はよくうかがうんですけどね。
お父様の影響で、アジア好きの青年になっていただきたいです。

「朝日カルチャー」の講座にもお申し込み下さってありがとうございました。
そろそろレジュメのラフを作って、配給会社さんに予告編とポスターヴィジュアルの使用許可をいただかないと、と思っています。
『マダム・イン・ニューヨーク』の配給会社さんからはすでにOKをいただいているので、あとは...と心づもり中です。

『パッドマン』も公開時とソフト化時の字幕は私なのですが、ネトフリにアップされている字幕は別の方がやってらっしゃるので、かなり違います。ネトフリは独自字幕を付ける、という方針が決まっているらしく、『バーフバリ 王の凱旋』も、格調高い藤井美佳さんの字幕とは別の字幕になっています。
というわけで、インド映画はできれば公開時の字幕、つまりDVDやBlu-ray、それからアマゾン・プライムなどで見ていただけると嬉しいです。

『ジャッリカットゥ 牛の怒り』も私の字幕で、関西でもアップリンク京都で7月17日から公開されますので、よかったらどうぞ。このノリ、関西人は好きかも知れへんなあ、と、アホな男どもが右往左往する画面に字幕を付けながら思いました。結構、笑える作品です^^。

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