チェンナイでは、いろんな人にお世話になりました。
まず、行きつけの仕立屋さんのジョーティさん。下の写真では右がオーナーのジョーティさんで、左の2人は従業員の人です。右手の奥の部屋と2階に仕立ての職人さんたちが数人いて、仕事をしています。
ジョーティさんがこのお店を引き継いでからもう20年になるそうです。ご主人はお医者さんで、息子さんが1人。結婚後10年ちょっと経った頃仕立屋だった実家のお父さんが亡くなり、そのあとを継いだのだとか。英語が達者で、言葉の端々に教養というか見識を感じさせてくれるマダムです。しかも、言ったことはきちんと守ってくれるので、7,8年前から仕立てはずっとここにお願いしています。
今回は、ちょっと写真がよくないのですが、上のような絹の上着(昨年見本の服を持って行って頼んだら上手にコピーしてくれたので、再び同じパターンの服を依頼)3着と、サリーブラウス3枚をお願いしました。仕立代は合計2,400ルピー(約4,000円)。絹の上着が1,000円ほど、ブラウスが300円ほどの仕立代という見当です。絹布自体はメーター500ルピー(850円)程度するので結構高いのですが、この仕立代の安さがたまりません。ボタンも共布でくるみボタンにしてくれ、裏布もつけてくれて、仕上がりまでに丸4日。日本では考えられませんね。
そうそう、ジョーティさんは何とジャッキー・チェンのファンだそうです。「彼は日本に住んでるんでしょ?」という誤解発言があったので、それを訂正したりして、今回は結構話し込んでしまいました。
次は、パソコン関係でお世話になった皆さん。
まず、うまく行かなかった近所のネットカフェのおじさんです。停電は多いし、お仕事も大変ですよねー。ここは2台のパソコンとコピー&ファックス機が備えてあり、今回は日本に校正を送るのにファックスでもお世話になりました。そのほか、携帯電話に関して何事か頼みにくる人が多く、一体何を頼んでいて、それがどう収入につながるのかよくわかりませんでした。普段携帯を使っていない私は、仕組み等が全然わからず、尋ねようにも尋ねられないのでした....。
それから、スペンサーのネットカフェのお兄さん。とても心ばえのいい人で、私が自分のパソコンがネットに繋がらなくて困っていたら、「日本語のフォントが使える機械があるよ」と教えてくれたうえ、飛びついた私が、その前に座って隣のパソコンに向かい口述をしていた人に「すみません、そこどいてもらっていいかしら?」とあせって言ったら、「僕からちゃんと頼むから」と私をたしなめてくれて、大いに感心した次第です。チェンナイで日本語フォントを使いたかったら、スペンサーの2階、F-119号、両替屋の2階へどうぞ。
しかし、館内停電で蒸し風呂状態だったため、終わって外に出たら冷房のある所で涼みたくなり、ついフラフラと隣の高級ホテル、タージ・コネマラに入ってしまいました。さすが高級ホテルは涼し~~い。たまには贅沢してもいいかー、と思ったのですが、ここのランチ・ビュッフェは何と977.97ルピー。約1,700円とは、日本のランチ・ビュッフェといい勝負です。インドでは庶民的なレストランでのランチ・ビュッフェが300ルピーぐらいなので、その3倍ですね。日本円の感覚で言うと、6~7,000円というところです。
さすがにおいしく、特に西洋料理の前菜(左写真)と、アイスクリームが星4つの味。残念ながらインド料理の方は、星2つぐらいでした。西洋料理は前菜も、それからデザート(右写真)も、飾り付けを始め味もすばらしいのに、肝心のインド料理がこれでは悲しいぞ、と、財布とともに泣いた私です。
ここコネマラ・ホテルには名物本屋があり、芸術関係ではチェンナイ一品揃えがいい、と昔から言われています。下の写真のマダムがやっていて、数年前に行ったときはまだ店の中に入れたのですが、今回行ってみると店内は本の山に占領され、マダムは店の外に布を敷いて新刊本を並べていました。マダム、もう少し店内を整理しないと、宝の持ち腐れですよー、というのは、前回来た時も思ったのでした。う~ん、もう手遅れだなあ。写真でも、マダムの後ろの本の山が見えると思います。
このマダムはとってもチャーミングな人で、話をしていると時間が経つのを忘れます。本に関する知識と人脈はものすごく、こちらが「最近出た映画の本は?」と聞くと自分の知っている本を挙げてくれたほか、あちこちに電話してくれてタイトルを教えてくれました。残念ながらどれも持っていたり、書店ランドマークで先日買った本ばかりだったのでお願いしませんでしたが、そのほかケーララのあるカーストに関する本の話など、いろいろ教えてもらいました。このマダム、ご両親の出身はケーララだそうで、「私のタミル語はすぐマラヤーリー(マラヤーラム語の話者=ケーララの人)だとわかってしまうのよ」と笑っていました。
あと、もちろん泊まったホテル、パームグローブの皆さんには大変お世話になりました。また来年も行けるよう、がんばって稼ぎますね~。
もしよろしかったら、こちらの仕立屋さんのお名前、住所等を教えていただけないでしょうか。
来月チェンナイに行く予定で、コットンのブラウスを仕立屋さんにお願いしたいと考えております。お時間のある時に教えていただけたら助かります。
よろしくお願いいたします。
ところで、cinetama様は、「きっと、うまくいく」の字幕をされた方なのですね!びっくりしました!
きっと、うまくいく、大大大好きです!家族4人で観に行きました!
今回インドに一緒に行く母も大ファンです!字幕ありがとうございます!!
あんなに感動した映画はありませんでした。
カタカナの歌詞もありがとうございます!歌ってみます!!
ジョーティさんのお店はJothee's と言い、住所と連絡先電話番号は以下の通りです。
Jothee's (Ladies Tailors)
61, Spur Tank Road, Chetpet, Chennai -600 031
TEL:28362158
電話で呼びかける時は、「ジョーティ・テイラーズ?」と言えば大丈夫です。
通りの読み方は「スプール・タンク・ロード」と言うのですが、うまく言わないとなかなか通じません。昔は日本領事館があった通りなのですが、今は移転してしまっていて、特に目印になるようなものがないのが難点です。
タクシーやオートには、「Spur Tank Road! Spur Tank Road and Mc Nichols Road crossing」と言えば、多分行ってくれると思います。その南東側(川が背後にある側)の一画にあり、四つ辻から数軒目の小さな店です。
うまくおいでになれることを願っています。もし、Eicher City Map の「Chennai」がお求めになれたら、P.69のC-2あたりにこの四つ辻が出てきて、そこに小さなハサミのマークが付いています。そこです。
『きっと、うまくいく』も気に入って下さってありがとうございます~。今後もインド映画を応援して下さいね。
勇気を出して伺ってみて、よかったです~!!
教えていただいた地図も探してみます。
3月に帰ってきたら、報告しますね。
ブログのほかの記事も拝見します!
ありがとうございました!!
Jothee'sはホントに小さなお店なので、最初は見つかりにくいかも知れません。間口2、3メートルという小ささで、ガラスのドアがあり、その上に「Jothee's」という看板が上がっています。
うまく辿り着かれたら、今後はごひいきになさって下さいませ。
私も、3月16日~20日はチェンナイにいます。多分、ジャスミンさんと入れ違いかと思いますが、お互いにチェンナイの旅を楽しみましょうね~。
Jothee's、教えていただいたように、気を付けて、探しますね。
おお、cinetama様もチェンナイに行かれるのですねー!!
私は3/9に帰って来ます。
またチェンナイの記事もアップしてくださいねー。
ありがとうございました~!!