本日は、埼玉映画ネットワークによる『ホテル・ムンバイ』(2018)の上映会で、浦和まで行って来ました。上映後のトークの仕事だったのですが、レジュメを作ってそれに沿って詳しく話をと思っていたら、詳しく話しすぎて時間がなくなり尻切れトンボに。つたない話を聞いて下さった皆様、ありがとうございました。
浦和は渋谷から湘南新宿ライン1本で行け、それも30分ぐらいで行ってしまうのでとっても便利になりました。帰りはちょっと違うルートを、と湘南新宿ラインで武蔵小杉まで出てみたのですが、そこで電車の遅延に引っかかり、南武線のホームは立錐の余地もないぐらいの人、人、人。仕方なくいったん外に出て本屋に寄ったりして、やっと通常ぐらいの混み具合になってから戻って来ました。で、帰宅してみると、松竹さんから『エンドロールのつづき』(2021)のチラシが届いていました。ありがとうございます。とりあえずこのチラシをご紹介して、本日は業務終了とさせていただきます。
そうそう、この『エンドロールのつづき』は、アカデミー賞の国際長編映画賞部門のインド代表作品に選ばれました。噂に上がっていたのは『RRR』(2021)、そして一部では『The Kshmir Files』(2022)なんていうとんでもない作品名もあがったりしていたのですが、地味ながらよくできた『エンドロールのつづき』になったのでした、ホッ。『RRR』のファンが不満をぶつけているそうですが、『RRR』はアカデミー賞の個別の賞のどれかにノミネートされてもいいんじゃないかと思います。それぐらい力作です。ではでは、明日また~。
はじめまして。9月21日、浦和での上映・トークショーに参加いたしました、吉田と申します。
大変学びとなり、参加して良かったなぁと思っています。
とても響いたのは、欧米の俳優よりも呼び名などが軽視されがちであるというお話しでした。小さなことかも知れないけれど、大変奥深く考えさせられました。発音に近い表記にすることは俳優への敬意だと思いました。
ボリウッドを日本に広めてくださり本当にありがとうございます。
また、昨日は『ホテル・ムンバイ』をご覧下さり、私のつたない話も聞いて下さってありがとうございました。
そうなんです、アジアの固有名詞は、なかなか正確に表記してもらえず、いつも「アフガニスタンのカブール」という表記を見るたびに「”カーブル”なんだけどなあ」と思ってしまいます。
ウクライナの”キエフ”は、すぐさま”キーウ”に表記変更されたのに、アフガニスタンはこんなにも長い間ニュースに登場していてもいまだに「カブール」のまま、日本語版Wikiなどは正しい音引きで「カーブル」と見出し語を出しているにもかかわらず、です。
私も、インドの言語を全部知っているわけではないので、インド人の人名カタカナ表記も間違えることはあるのですが、一度文字にしてしまうとあとあとまで残るためいろいろ調べますし、間違いだと指摘されるとすぐ改めます。
映画会社の中にも、間違いとわかったら改めて下さるところもあるものの、「ネットで調べたらこの表記の方が多かったから」と却下される場合もあって、なかなか大変です。
ただ、音引きが落ちるのはまあOK、ということにはしているので、「モーディー首相」が「モディ首相」になってもかまいません。
こんな点に関心を持って下さるなんて、嬉しいです。
これからも気をつけてインド映画を紹介して行きますので、昨日取り上げた今後の公開作など、ぜひご覧になって下さいね。