今日は母の日です。私もカーネーションをいただきました。
送ってきてくれたのは、大学の元教え子で中国人のSさん。とても優秀な留学生だった上、いろいろと心配りができる人で、感心することが多かった学生さんでした。卒業後大学院に進み、研究テーマのこと等で相談を受けたり、彼女とのお付き合いの悩みを聞いたりして、年に1、2回会うようになりました。今は日本の大手企業に就職し、その中国人の彼女ともめでたく結婚、秋には赤ちゃんが生まれます。日本のお母さんがわり、ということらしく、毎年カーネーションを贈ってくれるのです。
さて、母といえば公開日が6月28日(土)に決まった『マダム・イン・ニューヨーク』。インド映画では主人公が母親というのは、芸術系の作品では何本かありますが、娯楽作では本当に珍しいのです。母親どころか、女性が主人公の映画というのもヒット作で見ると、『カハーニー/物語』 (2012)、『ダーティーな映画(The Dirty Picture)』 (2011)、『運命の糸』 (2007)、『ブラック(Black)』 (2005)、『セレブ・ページ(Page 3)』 (2005)など、数えるほどしかありません。ヒーローが活躍し、ヒロインも魅力的な映画というのは結構あるのですが、女性が主人公の映画はボリウッドでは本当に少ないのですねー。
(C) Eros International Ltd
そんな珍しい「女性映画」というか「母親映画」が完成したのも、主人公のシャシを演じたシュリデヴィという存在があったからこそ。というわけで、母の日のカーネーションはシュリデヴィにこそふさわしいのです。実生活でも2人のお嬢さん、ジャンヴィーとクシーのママであるシュリデヴィ。インドでも今日は母の日(Mother's Day)なので、お嬢さんたちからプレゼントが贈られていることでしょう。
ご存じでしょうが、シュリデヴィの夫君はプロデューサーのボニー・カプール。アニル・カプールやサンジャイ・カプールのお兄さんなので、アニル・カプールの娘ソーナム・カプールにとっては、シュリデヴィは「伯母さん」に当たります。また、ボニー・カプールは再婚で、前の結婚でできた息子がアルジュン・カプール。目下アーリアー・バットと共演した『2つの州(Two States)』が大ヒット中のアルジュン・カプール、義母に負けないビッグネームになれるでしょうか。
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というわけで今日はシュリデヴィを讃えて、『マダム・イン・ニューヨーク』の主題歌「English Vinglish」の歌を一緒に歌いましょう。前にも書いたように、「English Vinglish」の「Vinglish」は語呂合わせなので、意味のない単語です。この歌でも、英単語をすべて「v」始まりにするという語呂合わせが行われています。下の歌詞では英単語には訳を付けてありませんが、ヒンディー語の方には音と意味を付けておきました。ノリのいい、とっても歌いやすい歌詞なので、一緒に口ずさんでみて下さい。
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「English Vinglish」 映像 音楽+歌詞付き映像
Coffee-voffee, sugar-vugar, paper-vaper,
News-vews, clock-vock, time-vime, run-vun-vun..
Train-vain, pass-vass, late-vate, class-vass
Friendship-vendship, bonding-vonding, fun-vun-vun..
バドラー・ナザーラー・ユーン・ユーン・ユーン
Badla nazara yun yun yun
変わる 光景が こんな風に
サーラー・カー・サーラー・ニュー・ニュー・ニュー
Saara ka saara new new new
全部 が 全部 新しい
マイン・ハッピー・ヴァッピー・キューン・キューン・キューン
Main happy-vappy kyun kyun kyun
私が 幸せなのは なぜ
マイン・ビジー・ヴィジー・フーン・フーン・フーン
Main busy-vusy hoon hoon hoon
私は 忙しく しているの
ディーメー・ディーメー・スローリー・スローリー
Dheeme dheeme, slowly slowly
ゆっくりと 少しずつ
アイム・ラーニング・ヴァーニング・シークーン・ヴィークーン・ナイー・ズバーン
I'm learning-vearning seekhun-veekhun nayi zubaan (最後2行繰り返し)
私は 学んでる 勉強してる 新しい 言語を
アフラートゥーン
Aflatoon (English vinglish)
プラトン/頭のいい人
ハイン・ジュヌーン
Hain junoon (English vinglish)
あるわ 情熱が
モーニング・ヌーン
Morning noon (English vinglish...) (3行繰り返し)
朝も 昼も
It’s all about English vinglish! Oh o o..
Morning noon English vinglish! Woh o o o..
テーラー・ラグター・ハイン・サブ・クッチュ・ユーン
Tedha lagta hain sab kuch yun
ゆがんで見える 何もかも こんな風に
アッチャー・ラグター・ハイン・ピル・ビー・キューン
Acchha lagta hain phir bhi kyun
でもステキに見える (でも) なぜかしら
アイム・トライイング・ヴァイイング・デーコー・トー
I'm trying vying dekho toh
私は トライしてるの 見てみてよ
アイム・ライキング・ヴァイキング・ディス・ザット・ウォー
I'm liking viking this that woh
私は好きになる これと あれと それと
ディーメー・ディーメー・スローリー・スローリー
Dheeme dheeme, slowly slowl
ゆっくりと 少しずつ
アイム・ラーニング・ヴァーニング・シークーン・ヴィークーン・ナイー・ズバーン
I'm learning vearning seekhun-veekhun nai zubaan (最後2行繰り返し)
私は 学んでる 勉強してる 新しい 言語を
Aflatoon (English vinglish)
Hain junoon (English vinglish)
Morning noon (English vinglish...)(3行繰り返し)
It's all about English vinglish! Oh oh oh!
Morning noon English vinglish! Oh oh oh!
カイサー・アサル・チャラー・ハイ・サル
Kaisaa asar chadhaa hai sar
どんな 効果が やってきたのか 頭に
キー・チャルテー・チャレー・ハム・ベーカバル
Ke chalte chale hum bekhabar
(それは)進んでいく 我々には わからない
ルクネー・コー・ナー・カホー
Rukne ko naa kaho
止まれとは 言わないで
チャルテー・ヒー・ジャーネー・ドー
Chalte hi jaane do, oh oh
進んで 行かせてくれ
カトラー・ハイン・ダル、カトラー・フィクル
Qatraa hain darr, qatraa fikar
危険が ある 恐れに、危険がある 心配
カヒーン・ラーホーン・メーン・ハム・コー・ジャーエーン
Kahin raahon mein hum kho naa jaaye
どこか 途中で 我々が 迷ってしまわないよう
ラーホーン・コー・モール・ドー
Raahon ko mod do
道を 正してほしい
ルクネー・コー・ナー・カホー
Rukne ko naa kaho, oh oh
止まれとは 言わないで
バドラー・ナザーラー・ユーン・ユーン・ユーン
Badla nazara yun yun yun
変わる 光景が こんな風に
サーラー・カー・サーラー・ニュー・ニュー・ニュー
Saara ka saara new new new
全部 が 全部 新しい
マイン・ハッピー・ヴァッピー・キューン・キューン・キューン
Main happy-vappy kyun kyun kyun
私が 幸せなのは なぜ
マイン・ビジー・ヴィジー・フーン・フーン・フーン
Main busy-vusy hoon hoon hoon
私は 忙しく しているの
Aflatoon (English vinglish)
Hain junoon (English vinglish)
Morning noon (English vinglish...)(3行繰り返し)
It's all about English vinglish! Oh oh oh!
Morning noon English vinglish! Oh oh oh!
Hurry vurry, walk shalk, train vain
Clock vlock, late vate, home vome, run vun run vun
Hello vello, food vood, call vall, talk valk
TV Shivi, sleep veep, num num num num...
(C) Eros International Ltd
いかがでしたか? 『マダム・イン・ニューヨーク』の公式サイトはこちら、FBはこちらです。さあ、どちらもこまめにチェックして下さいね~。朝のコーヒー・ヴォーヒーと共に毎日チェック!で、どうぞよい1日を。
先日の放映されたドラマ『セクシー田中さん』で初めて知った『マダム・イン・ニューヨーク』を鑑賞し、あまりに感動して情報を求めてこのページにたどり着きました。
いままでインド映画は見たことがなかったのですが、この映画で抱いていたインド映画のイメージが変わりました。
これからは偏見をもたずにインド映画も見てみたいと思います。
「セクシー田中さん」、DVDジャケットも映ったりして、『マダム・イン・ニューヨーク』が俄然注目されているようですね。
拙ブログ内を探して下さると、主演女優の故シュリデヴィがプロモで来日した時のレポートなど、いろいろ出てきますので、ぜひチェックしてみて下さい。
『マダム~』は私の講座@カルチャースクールとか図書館での講演とかでも取り上げたことが何度かあり、主人公シャシの評価すべき点をいろいろ挙げたりしました。
元々頭のいい女性として描いてあり(バスの横っ腹の電話番号を一目で覚える、英語をデビッド先生に直されたらすぐ修正する、疑問点は即、姪に聞くetc.etc.)、テレビや映画を使っての英語学習の仕方にも感服したものです。
インド映画はいい作品、面白い映画が日本に入ってきているので、ご覧にならないともったいないですよ。
お次はぜひ、『きっと、うまくいく』をどうぞ。
たくさんの作品をご覧いただけることを願っています。