アジア映画巡礼

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ドキュメンタリー映画『獄友(ごくとも)』上映と討論

2019-01-07 | 映画一般

専修大学の土屋先生から、ご案内をいただきました。

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ドキュメンタリー上映と討論

金聖雄監督『獄友』(2017年、100分)

殺人犯として投獄され17年半~48年ものあいだ獄中生活を送った5人を描くドキュメンタリー。彼らは、自分たちのことを「獄友(ごくとも)」と呼び、獄中での野球や毎日の食事や仕事のことを懐かしそうに語り、笑い飛ばす。そこには、同じ殺人犯という濡れ衣を着せられた「冤罪被害者」という立場だからこそわかり合える時間があった。そしてなぜ「自白」したのか、獄中で何があったのか、娑婆に出てからのそれぞれの人生と友情を追う。『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』『袴田巖 夢の間の世の中』に次ぐ作品。

日時:2019年1月19日(土)2:30~
上映(100分)のあと、監督のトークがあります
場所:専修大学神田校舎(神保町・九段下下車)1号館301教室
主催:視覚文化研究会(専修大学社会科学研究所グループ研究) 

監督の言葉
「なぜ再審が始らないのだろう」「なぜ彼らはあんなにまっすぐに生きているんだろう」2本の映画をつくって、今考えることは、様々な「なぜ!?」だった。いつも言うが、私はジャーナリストでもなく冤罪専門の映画監督でもない。何か使命感に駆られて映画をつくっているわけではない。それでも映画づくりの中で嫌と言うほど権力の非道を思い知らされた。同時にそれらを引き受けて生きる人たちの魅力に引きつけられて映画をつくってきた。「また冤罪映画!?」と思う人もいるだろう。しかしどうしても描かなければならないものがある。彼らは人生のほとんどを獄中で過ごした。いわれの無い罪を着させられ、嘘の自白を強要され、獄中で親の死を知らされた。奪われた尊い時間は決して取り戻すことができない。しかし、絶望の縁にいたはずの彼らは声を揃えて言うのだ。「"不運"だったけど、"不幸"ではない、我が人生に悔いなし」と。
『獄友』公式HP より
プロデューサー:陣内直行、監督:金聖雄(キムソンウン)、撮影:池田俊己・渡辺勝重、音楽:谷川賢作、録音:吉田茂一、制作・配給:Kimoon Film、撮影期間:2010 年12 月~2017 年8 月

話題作ですので是非この機会にご覧下さい。
無料・申し込み不要
問い合わせ:土屋昌明研究室(tuwuchangming@yahoo.co.jp )

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予告編を付けておきます。

映画「獄友」予告編



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