アジア映画巡礼

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2021年インド映画興収第2位『スーリヤヴァンシー』DVD発売&『響け!情熱のムリダンガム』ヴィジュアルリリース

2022-06-29 | インド映画

インド映画の公開作が続くと思われる今年後半。その前に、DVDスルーですが大作がお手元に届くことになりました。2021年興行収入第2位のアクシャイ・クマール主演ヒンディー語映画『スーリヤヴァンシー』です。2021年の興行成績は本年1月にこちらの記事にまとめましたが、1位のテルグ語映画『Pushpa: The Rise - Part 1(プシュパ:蜂起-第一部)』の 31億4900万ルピーには及はなかったものの、29億1800万ルピーというコロナ禍下では大健闘の成績でボリウッド映画ナンバーワンになった作品です。今回の発売はDVDのみで、発売予定日は9月2日。だいぶ先ですが、アマゾン沼ではただ今予約受付中です。

SOORYAVANSHI/スーリヤヴァンシー [DVD]

『スーリヤヴァンシー』
 2021年/ヒンディー語/145分/原題:Sooryavanshi
 監督:ローヒト・シェッティー
 主演:アクシャイ・クマール、アジャイ・デーヴガン、ランヴィール・シン、カトリーナ・カイフほか
 販売元:株式会社ツイン   
 発売予定日:9月2日(金)

アマゾン沼のサイトはこちらです。予約受付中の今なら結構な割引があるようです。また、特典もポスカとかあるようなので、チェックしてみて下さいね。

私は昨年11月、インド人向けの自主上映会で見たのですが、やっぱり最後は盛り上がりました。21世紀ボリウッド映画界における名物警官というのがすでに2人いて、『シンガム』のバージーラーオ・シンガム警部(アジャイ・デーウガン)、『シンバ』のサングラーム・”シンバ”・バーレーラーオ警部(ランヴィール・シン)なんですが、第3の名物警官と言うべきヴィール・”スーリヤ”・スーリヤヴァンシー警部が主役のこの物語に、助っ人として登場してくるのです。ラストは3人そろい踏みで大暴れ。下の画像などを見ていると、3人はまるで兄弟みたいです。

下にインド版予告編を付けておきますので、とくとご覧になって下さいね。今回のDVDは日本語字幕だけでなく、吹き替え版も入っているので、どんな方の声が3人に当てられているのか楽しみです。ところで、アマゾン沼の出演者の一番最初に書かれていたジャーヴェード・ジャーファリーという名前ですが、あれ、何の役で出てたっけ? と思ったら、スーリヤヴァンシー警部の同僚というか、上級警視でした。えー、その名前を出すなら、ジャッキー・シュロフとかもっと大物がいたのに。そう、この映画、脇がなかなかいいんですね。『ロックスター』(2011)や『弁護士ジョリー』(2017)の名優クムド・ミシュラー、私好みのマッチョマン『チェンナイ・エクスプレス』(2013)のニキティン・ディール、『ラームとリーラー』(2013)のアビマニュ・シン等々、「この顔知ってる!」の人が次々と登場します。英語版Wikiをチェックしながら、ご自宅でじーっくりご覧下さい。

Sooryavanshi | Official Trailer | 5th Nov | Akshay, Ajay, Ranveer, Katrina | Rohit Shetty

 

さて、もう一つのお知らせは、以前こちらでお知らせした10月1日(土)@シアター・イメージフォーラム公開のタミル語映画『響け!情熱のムリダンガム』(2018)。メイン・ヴィジュアルが決まったようで、本日試写状をいただきました。これから宣伝が本格化してくると思いますので、ぜひご注目下さい。

監督:ラージーヴ・メーナン
音楽:A.R.ラフマーン
出演:G.V.プラカーシュ・クマール、ネドゥムディ・ヴェーヌ、アパルナー・バーラムラリ、ヴィニート
2018年/インド/タミル語/シネスコ/カラー/5.1ch/132分 
原題:Sarvam Thaala Mayam  映画祭上映タイトル:「世界はリズムで満ちている」

インド版予告編は以前にも付けたので、今回は劇中で歌われる古典音楽、カルナータカ音楽の声楽曲シーンを付けておきます。映画のラストに歌われる女性歌手”ボンベイ”・ジャヤシュリーのもので、実はこれにはフェミニズムがからめてある、という、ラージーヴ・メーナン監督の上手な演出が冴えるシーンです。歌詞はテルグ語らしいのですが、南インドの声楽曲はテルグ語の歌詞のものが多いのだとか。彼女のそばでムリダンガムを叩いているのが、主人公を演じるG.V.プラカーシュ・クマールです。叔父さんがA.R.ラフマーンなので、その音楽の才能は押して知るべし。プレイバック・シンガーや作曲家としても人気の男優です。このシーン、音楽家たちのパフォーマンスもさることながら、聴衆が写しだされますので、彼らの指の動きにもご注目下さい。歌手の手の動きと共に、古典音楽の拍子の取り方がよくわかります。

Makelara Vichaaramu | Sarvam Thaalamayam | Bombay Jayashri | AR Rahman

 

            

太陽ギラギラの毎日ですが、熱中症にならないようお気を付けながら、お過ごし下さいね。ちょっと涼しげな、タイのお花の写真を付けておきます。そうそう、タイ映画もいい作品が来ていますからお楽しみに~

 


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