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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

インドで見た映画

2011-03-30 | インド映画

今回の旅で見たインド映画は、インドで7本、行きの飛行機で1本。言語別にリストアップしてみます。

<ヒンディー語映画>

『花婿行列が賑やかに』(原題:Band Baaja Baaraat) 公式サイト
 監督:マニーシュ・シャルマー
 主演:アヌシュカー・シャルマー、ランヴィール・シン
この映画は3月17日付の記事で紹介したので、そちらをご覧下さい。

 

『パティヤーラー・ハウス』(原題:Patiala House) Wiki
 監督:ニキル・アドヴァーニー
 主演:アクシャイ・クマール、アヌシュカー・シャルマー
これも3月17日付の記事で紹介済み。公式サイトがないので、
歌のシーンを付けておきます。これを見ていても、アヌシュカー・シャルマーの活きのいいお姐ちゃんぶりを思い出して、思わずニヤリ。沖縄国際映画祭で上映された『A Match Made in Heaven』(2008)の時は、シャー・ルク・カーンにばかり目がいって、彼女はそれほど魅力的だとは思わなかったのに。『A Match Made in Heaven』は藤井美佳さんの上手な日本語字幕が付いているので、公開、あるいは日本版DVD化してほしいものです。

『タヌー、マヌーと結婚する』(原題:Tanu Weds Manu) 
公式サイト(しばらくしたら音出ます)
 監督:アーナンド・L・ラーイ
 主演:マーダヴァン、カングナー・ラーナーウト
ロンドン在住のNRIで医師のマノージュ(マヌー)は、帰省したとたん「結婚しろ」攻勢にさらされます。次々と登場するお見合い相手の中に、タヌージャー(タヌー)という一風変わった娘がいました。彼女は恋人がいるといい、マノージュは何とその恋の成就を手伝う羽目に。マーダヴァン(R.マーダヴァンと表記されることも)は真面目な青年がよくハマっているものの、カングナー・ラーナーウトのタヌー”不思議ちゃん”はいまひとつ。でも、結婚ストーリーはみんな大好きと見えて、ヒット中でした。

『七代の赦し』(原題:7 Khoon Maaf) 公式サイト(音出ます)
 監督:ヴィシャール・バールドワージ
 主演:プリヤンカー・チョープラー、ニール・ニティン・ムケーシュ、ジョン・アブラハム、イルファーン・カーン、アヌ・カプール、ナスィールッディーン・シャー
以前の記事でも短く紹介したのですが、原作はラスキン・ボンドの短編。ラスキン・ボンドの小説は、日本でも短編集『ヒマラヤの風にのって』(鈴木千歳/青木せつ子編、段々社)が出ていますが、残念ながらその中には入っていません。7人の夫を次々と、直接的・間接的に殺してしまう女性の話で、彼女の身近で育った青年の目から見たストーリーになっています。ですので、日本語の題名は『7つの殺人の赦し』でもいいかも知れません。プリヤンカー・チョープラーが熱演していましたが、いまひとつ胸に迫るところのない作品でした。

『見知らぬ男と見知らぬ女』(原題:Anjaana Anjaani) 公式サイト(音出ます)
 監督:シッダールト・アーナンド
 主演:ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラー
これは飛行機の中で見たので、少々短縮版になっているかと思います。自殺未遂で病院に収容された男女が、抜け出して再び自殺を試みようとしますが、いろいろあって結局大晦日に揃って死ぬことを決意。それまでは好きなことをやろうとしますが...。アメリカを舞台にしているので、死神を引きずりながらの旅もどこかあっけらかんとしていて、なかなか面白いコメディになっていました。昨年の興行収入第10位になったのもうなずけます。


<タミル語映画>

『獅子と虎』(原題:Singam Puli) Wiki 予告編
 監督:サイ・ラマニ
 主演:ジーヴァ
3月11日の記事で紹介したので、そちらをどうぞ。予告編、とってもパワフルでうるさい(笑)です。

『空路』(原題:Payanam) Wiki 予告編
 監督:ラーダー・モーハン
 主演:ナーガルジュナ、プラカーシュ・ラージ
これも3月11日の記事で紹介したハイジャック・ムービー。ヒットしていて、チェンナイの街には上のようなポスターが貼ってありました。「25」は25日間ヒット中ということでしょうか。昔は25週間ロングランすれば”シルバー・ジュビリー”、50週間ロングランすれば”ゴールデン・ジュビリー”というふうに、ヒット期間は週単位で数えていたのですが、忙しい現在では日数で数えるようになったのかしらん。


<ベンガル語映画>

『探求』(原題:Moner Manush) 紹介文
 監督:ゴータム・ゴース
 主演:プロセンジト
バングラデシュの有名な宗教詩人、ラロン・フォキル(フォキル・ラロン・シャー)の生涯を描いた作品です。監督はインドのゴータム・ゴース(日本でも『渡河』などが上映されている芸術系の監督)ですが、インドとバングラデシュの合作で、俳優はほとんどがバングラデシュの人。数奇な運命を辿って放浪の詩人となるまでは引き込まれるように見ていたのですが、後半は少々平板になってしまいがっかり。でも、ラロンの歌はいっぱい聞けます。


<おまけ>

3月17日の記事に書いた、ハンディキャップのある子供たちが「歌う」インド国歌の映像を見つけました。「The Silent Indian National Anthem (サイレントのインド国歌)」という題が付いています。手話の意味がよく取れるよう、インド国歌の訳詞を付けておきます。私が映画『家族の四季』(2001)の字幕用に訳出したものなので、完全訳ではありませんが、映像と見比べていただくとご参考になるかと思います。

[インド国歌] 作詩:ラヴィンドラナート・タゴール
        全ての民の心におわします方 
        わがインドと運命を共にする方
        パンジャーブにシンド グジャラート マラータ
        ドラヴィダの地とオリッサ ベンガル
       ビンディヤ山 ヒマラヤ ヤムナ河にガンジス
      これらの地に響く太洋の波の音
        聖なる祈りがわき上がり
       聖なる祝福が祈願される
       栄光の歌が口ずさまれる
       全ての民に繁栄をもたらす方
       わがインドと運命を共にする方
       讃えよ  讃えよ  讃えよ
       その名を讃えよ


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