小川忠市のきまぐれ日記帳と雑感

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市立西脇病院 小児科を守る会

2008年08月27日 | 雑記帳 ~昨日・今日・明日~

 「市立西脇病院 小児科を守る会」の皆さんの活動を聞く機会があり参加してきました。この会は、神戸新聞でも「ママたちの挑戦」のタイトルで9回にわたり連載で取上げられてました。その後の活動も新聞に再三載ってます。

 興味があったので新聞の記事を切り取りスクラップにして持ってました。読み返してみると西脇病院の小児科の先生が一人になり入院ができなくなってしまう。いずれは小児科がなくなるかもしれない。小児科がなくなると産科もなくなるのでは・・・。そうゆう地域の病院の危機を知った母親達が現実を知り、私達で何かできることはないかと立ち上がった市民活動です。

 「県立柏原病院の小児科を守る会」の方の助言を得て「市民に西脇病院のピンチを伝える手段」として署名活動を始められました。署名=市への反発と受け取られる中、署名活動の意義や実態を知ってもらうために地道な活動を展開されました。

 その結果、総数65,241人の署名が集まったそうです。西脇市外からも29,619名(加東市は6,000超)の署名が集まり医師不足や公立病院の深刻さが北播磨の共通の問題であるという認識は確実に広がったとあります。

 医師の増員にはすぐには結びつかないかもしれないけど「市民の声」として病院や行政へのバックアップになったようです。

 守る会は、署名活動ばかりではなく、現在の医師の勤務負担を少なくするために「休日・夜間の小児救急について」の小冊子を製作し、上手な医療のかかり方の勉強会を解りやすく手作りの寸劇などにして開催され、いわゆる「コンビニ受診」の問題点等を知ってもらう活動もされております。詳しい活動内容は、こちらのHPで紹介されてますのでご覧になってください。

 加東市民病院も例外でなく医師不足は深刻な問題になっております。医師の増員も困難な状況です。では、我々市民ができることはなんでしょう?守る会の活動のように現在の医師の先生の負担を少しでも軽減し、働き易い環境を先ず整えることが大事ではないでしょうか?病院や行政の行動も必要でしょうが、深刻な問題を市民一人ひとりが自覚し、「地域の病院は地域で守る」という共通の認識が大事ではないかと改めて強く感じた一日でした。代表の村井さんは「西脇病院は救急の数が少しですが減ってきており「守る会」の活動が少しづつ浸透してきているのではないか」とお話されてました。

 

 余談ですが、7月1日に「公立社総合病院」は「加東市民病院」に名称変更しましたが、ある方から「屋上の看板はいつ変わるん?」と聞かれました。ご存知の方教えて下さい。多分9月議会で補正予算が通ってからと思いますが・・・・

 

 

 

 

 


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