Yack you! Kenicky.

独居大学生kantiの好きなモノや日々のいろいろについて書き留めておきたい日記。現在非常事態宣言発令中。

プロデューサーズ/オペラ座の怪人

2006-10-31 23:29:22 | 映画
というふたつの映画をですね、今日見てきました。ほんとは明日見に行くつもりだったんだけど、よく考えたら今日も暇だったから今日行くことにした。月末って盲点だったなぁ。



※微妙にネタばれもあります



☆「プロデューサーズ」

ここ最近この映画館は「ミュージカル強化月間」のようで、そんなんばっかりです。「サウンド・オブ・ミュージック」もやるんだってよ……いいなぁ……どっちの訳かなぁ……古いほうだったら見に行きたい。

さて、最初の印象は単に「やかましい映画だなぁ」ってだけでしたが、脚本家と契約したあたりから急にテンポよくおもしろくなってまいりました。

なんか某ゲームのカマー補佐官みたいな演出家や、フレディ・マーキュリーのような振付師やらがぞろぞろでてきまして、みんな一様に歌いまくるわけです。「Keep a GAY!」ってね。
この言葉を作品中何回聞いたでしょう。

※gay … ①陽気な
       ②派手な
       ③同性愛

えーまあそれはおいといてですね、全編こんな感じに強引でやかましくてきらびやかで下ネタ満載なのに、細かいところまでしっかり作られてて飽きません。てか目を離すひまがありません。
音楽はもちろん、オチもとてもよかった。見るのにエネルギーが要りすぎて「もうしばらく見なくてもいいな」と思わないではなかったですが(笑)、予想以上におもしろくて満足です!(´∀`*)よかったー

あとどうやらあたしはミュージカル系の映画が好きらしい。ちゃんとしたミュージカルも見に行ってみたいな。



☆「オペラ座の怪人」

実はこれ目当てで行ったんです。ちっさいころになんか舞台で見たことがあるような気がするんだけど、寝てたので全然ストーリーとか覚えてないんです。確か「オペラ座に住んでる怪人が女の人に惚れるんだけどあまりうまくいかない」という感じの内容だったような……(ほんと いいかげんだな)

でも概ねあってました。うまくいかないんだよね……
ファントムが手紙で「とにかくクリスティーナを主役にしろ」って旨のことを書いて送ったのを見たときは、「クラスの女子生徒が好きすぎて陰ながらいろいろ便宜を図るんだけど『あいつー、最近ヒイキされててムカつかね?』などとおもいっきり裏目に出る男性教師」を思い浮かべました。わかりにくいたとえですか。ええそうですね。

ファントムがどこまでも報われないのが悲しかったです。クリスティーナってもうちょいファントムにぐらつくんじゃなかったっけ……記憶違いなのかな。私は誰が何と言おうと男性は短髪が大好きで長髪はきらいですので(許せる男の長髪は金八先生くらいです)、初登場時からラウルは敵認定でした。あとファントムのモミアゲにあんなにドキドキするとは思いませんでした。(なにか まちがって いないか

とにかく全編にわたって映像がものすごくきれいでしたねー(´`*)オペラ座の舞台裏、というごちゃごちゃした騒がしい感じのあの映像がとても好きだ。あとコルセットを締めるシーンとか。いちいちファントムのマントが「くるっ」とか「ばさっ」となるとことか。素敵でたまりませんでした。わかりやすいですね。

あと子どもの頃のファントムを助けてくれた女の人とのエピソードが好きです。もうちょっとこのふたりのシーンがあったら嬉しかったなぁ……(でもこの人最後にラウルの味方をしちゃったのは何でだったんだ)





しかし映画を2本立て続けで見るというのは体力いりますね。映画館出た後ふらふらでしたよ。もう若くない な ……(かなしい)

でもこの映画館では12月に入ってから、ずっとみたいと思っていた「かもめ食堂」と「寝ずの番」をそれぞれ別の期間にやるのでそれも見に行きたいんです。

いけるといいなー(・∀・)

時をかける少女

2006-08-17 22:41:25 | 映画
なんちゅーか最近コメントを返すのが遅すぎてほんともうすいません。気にせずばんばんコメントしてください……って無茶か……。いかんね。忙しいのにかまけすぎてるといつのまにか大変なものが犠牲になっていたりするのかもね……!

20日にうどんの国に帰ります。現在鋭意荷造り中。おわれー。
今回はバイト云々のせいであんまり長いこといられませんが、のんびりしてこようと思います。そして年末までには……バイトをやめるんだ……。(目標)

忙しくしてた間も何かと出かけたりしてまして。最近の一番は昨日観た「時をかける少女」。アニメ映画ですね。一緒に言った友人に「観客にアキバ系が多いらしい」と聞いて……聞いてはいたんですが……
予想以上のレベルに「あっはっは」と乾いた笑いを抑えきれない友人。うん……あたし……メガネやめたいな……(弱気)

実際の映画は、もーとても良かったです!映画であんなどきどきしたの久しぶり。ゲド戦記では言うに及ばず、ナルニア国物語でもあそこまでどきどきしなかった!
んーまあSF的にどうなんだろうなぁ、と思う部分がないではなかったんですが、まあSFってそんなもんだし、実はSF(すこしふしぎ)だという説もあるしね。

それよりなにより世界のきっちりした作り方や夏のあの雰囲気、それに自転車!こまかいところまで大変満足でした。あれならあと何回かみてもいいよ!
あーそうだよ映画ってこういうことができるんだったよ……終わったあとにふわふわしてるような気分になって、とにかくどっかに走り出したい感じ!
ゲド戦記はそういう気持ちになれなかった。まあ、細かくいろいろ言うことはできるけどそれがすべてだな。見てる最中にツッコミを入れたくなるような映画はダメさ。それをウリにしてもいないのにね。

評論むきではないかもしれないけど、細かくどうこういっても始まらないような、でも確かに何かをもらったような気になる、いい映画でした。



久々にパソコンからの更新なのでこんなに(つっても一時期よりはだいぶ短い)長くなりました。やっぱり文章書くのに携帯はダメだ。いろんなやる気が消える……

さて、あとすこしここで暮らします。
きれいにしてあげませんとね。

『12人の優しい日本人』『ジョゼと虎と魚たち』

2006-04-02 22:53:18 | 映画
みました。
TSUTAYAが半額クーポンをWEBで配っていましてね……最終日の前日にプリントアウトして当日に(つまり今日)ちょっくら近所のTSUTAYAまで行ってきました。

それでも旧作1本180円だったんだけどねー(ノ∀`)゛
地元なんて月に何度かは100円の日があるぞ……!しかしどうやらこれはかなり恵まれた状況だったらしい。こっちのほうの友人にとっては驚きの事実なんだってさー。

そんなわけで今日借りたのが三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」と妻夫木聡の「ジョゼと虎と魚たち」。



『12人の優しい日本人』

『12人の怒れる男』っていうのがけっこう好きで何度か見たのである(゜∀゜)だからちょっと期待してた。結果は……う ーん ……まあ、普通……?思ったよりコメディでもなかったし、特に意外な展開もなく終了。やっぱり『怒れる男』のほうが名作すぎるんだろーか。
あ、でもトヨエツはステキでした(笑)


『ジョゼと虎と魚たち』

昔からタイトルがなんかよろしいので見てみたかった作品。(←そういうの多い)
だからこんな普通にラブストーリーだったなんて知らなかった……!

ジョゼ(池脇千鶴)の演技が良い感じでしたー。演技してるっていうか本当にそんな人がいるみたいだった。逆に妻夫木がどうしても演技っぽく見えてしまうのは力量云々よりも他にいろんなところで彼を見すぎているせいなのかも知れない。どうでもいいけど後に有名になった人の比較的無名だった頃の作品ていいよね。

あとラストは何かちょっと投げてないかコレーと思ってしまったぞ。別れるにしても別れないにしても、せっかくそれまでいい雰囲気だったんだからもうちょっと違う雰囲気のラストにできなかったものか。あそこで上野樹里がくるって………非常に盛り下がる。あたしだけか?

でもモーテル「お魚の国」は良かった(笑)。



そんなわけで借りてきた2本は当日に見てしまいました……なんだ当日返却料金でもいけたな。まあめんどくさいけどね。
もっと借りれば良かったわー。『銀英伝』の1巻がなかったのが残念です。あとアルスラーンもあるって本当か?

【映画】リトル・ダンサー

2006-01-24 23:10:52 | 映画
新春のなんとやらでやっていたのを録画しました。
ずっと観たかったんだ!

観ようと思ったきっかけは金城一紀さんの「SPEED」です。
このひとの本はものすごくて、読んだぶんだけじゃなくて、もっとたくさんのものが詰まっている。伝えたいことがありすぎて隙間からこぼれ落ちてるよーな。そんな勢いを持ってる本です。読み終わると走りたくなる!

で、現在出ているゾンビーズ・シリーズはどれも大好きなのよ。
このひとの作中にはものすごくたくさんの映画やジャズや本の名前が出てきて、そのうち観てみようと思っていた中のひとつが、この「リトル・ダンサー」なわけです。




炭坑で働く父と兄を持つ少年ビリーは、日々の習い事としてボクシングをやっていた。炭坑で働く人々は賃金や待遇の改善を巡って連日ストを行っている。
ある日、同じく習い事でクラッシックバレエの教室を見かけてから、ビリーはバレエに興味を持ち始める。



好きなシーンは、やっぱりビリーが踊ってるところ。特に
[以下反転→]怒ったまま道をずーっとずーっと踊っていくシーンや、お父さんの前でぶつけるみたいに踊るところ。お父さんの前で足を振り上げるところ!
あとは、ゲイの友達がビリーの手をジャンパーに入れるところとか。ビリーがその友達にチュチュをすすめるところとか。

[←ここまでー]

途中でまばたきしたくない。そんな映画でした。
録画しておいて良かった!きっとまた観るんだろうな。
以下その「SPEED」より、アギーのセリフ。一部抜粋。



「その主人公の男の子が初めから終わりまでやたらとぴょんぴょん飛び跳ねるんだよどうしてだか、わかるか?」


「跳躍は、自分がいる場所から出て行きたいって象徴なんだよ。伝統とか因習とか慣習とか、そんな自分達を縛りつけてるもんを重力に見立てて、バレエダンサーがそれに逆らってどれだけ高く飛べるかを観て観客は感動してたんだ  

エリザベスタウン

2005-12-14 23:59:46 | 映画
(少し前に)観にいってきた!
今度は品川……のはずが、なにやらプレミアム館とかいうところでしかやっておらず、みょーに高いので渋谷に移動。
kantiに金が無いせいさ……苦労をかけるねぇ……(一緒に行った友人たちはみんないいヤツだ)

で、映画だよ。
正直kantiにはオーランド・ブルームって言われて代表作どころか顔も思い浮かばないぐらいなんですけど。
あーなんだかとっても良かった。
これはもう一度観たいです。

話もなかなかだけど、たまの一場面一場面がほんとうにきれいなの。
きれいな絵葉書を見てるみたい。
そういうシーンがいくつもあった!

小さい頃の主人公が父さんとくるくるまわるところとか、
主人公が大きな像の前で両手を広げるところとか、
骨壺にシートベルトをするところとか、
スクリーンの端から端までのびた夕日の土手のうえを、車が横切るところとか。

映画っていうよりは、音楽付きの写真集をみてるみたいだった。

途中からはそういうきれいなシーンを覚えようとするのに精一杯で(笑)ストーリーにいまいち集中できなかった……
でもきれいなイメージは残ってる。そういう映画でした。
もういっぺんみたいなぁ。

Final FantasyⅦ Advent Children

2005-11-24 23:25:49 | 映画
(映画かしらコレ)(まあいいや)
観ちゃったんですよ。
いっやあ……おもしろかった。
貸してくれた友人には大感謝だ!
いつもお世話になってます。

FFシリーズは(5~8しかやってないけど)7が一番好きです。
※あっまたしても以下けっこうネタバレです。ご注意下さい。
なお、今回は某narumiさんからちょっと苦情が出ましたので(笑)反転してみます。
でもさぁ、「白」のフォントが無くない?「黄色」でやれってか……

あっ?!!もしかしてこの“yellow”ってところを“white”にすればいいのか……?(タグ初心者っつーかズブの素人)
わああぁ!できたかも!どうですかnarumiさん!




アマゾンで検索してみたらあんまし評価が良くありませんでした。「話が軽い」とか「表現がイマイチ」とかいろいろ言われてましたねー。
でも、個人的にはかなりおもしろいところもあったけどなぁ(笑

とにかくタークスとシドさんな。
タークスがあんなにギャグ担だとは思わなかったよ……(笑
ツボだったのは
・ルードのスキンヘッド(妙に本物っぽい)
・ルードがボケでレノがツッコミ担当だったこと
・レノに眼鏡を踏まれたルードの悲しげな表情(爆笑
ルードばっかじゃねーか(笑
(スキンヘッドにサングラスという組み合わせはほんとにたまらない)(個人的に)
ルードってゲーム本編でここまでアホアホだったっけ?
いやちょっと見直したよ。

ゲームの中で一番好きだったティファは驚くほど美人さんで、そして美乳でした。
前線から退いてただろうにめちゃくちゃ強かったよ(笑

クラウドは相変わらずうだうだしてました(笑
基本的にネガティブなやつだもんなぁ……
ルーファウスには「自称元ソルジャー」とか言われちゃうしね。(笑ったよ)

そのへんはやっぱりまわりにも周知の事実なようで、
ティファ「ズルズルズルズル……ズルズルズルズル!」
とか
ユフィ「相変わらずめんどくさいねークラウドは」
とか
ティファ「出ないくせに電話は手放さないもんね!」
とか言われ放題ですよ。
ヘタレー!ヘタレやわ!(笑

個人的にはとにかくシドさんがとにかく格好良く!
声もいいし!声優には詳しくないけどさ。
ええわー!なんだかすごい格好良かったです。

セフィロスと戦うところも良かったけど、やっぱりみんな揃って戦ったウェポン(かしらアレ)との戦闘シーンが好きだな!
シドさんがとにかく格好良(もういい)
あー7だー、って嬉しくなっちゃったよ。
またやりたいなぁ。正直当時ちゃんと話を把握してたかかなり怪しいということが判明したしな。DVDには「これまでのあらすじ」みたいなのも入ってまして、それ観て「あーこういうことだったんすね……」って感じ。アレゲーム自体が長かったし、コンドルフォートとか潜水艦ゲームとかに熱中してると話を忘れるんですよ。(ダメプレイヤー)

まーたまに動きが目で追えなかったりだとかエアリスが漫画の『封神演義』の妲己みたいだとか、クラウドのビックリバイクがいろんな意味ですごいとか(笑)いろいろあったけど、全体通したら充分おもしろかったです!音楽も懐かしかった……



あー7やりたくなっちゃったよ。
インターナショナルが欲しいな。

ギブミーチョコレート。

2005-10-21 22:15:06 | 映画
『チャーリーとチョコレート工場』見た!
おもしろかった!
あんまし期待してなかったからなおさら(笑)おもしろかったわー。

さっすがロアルド・ダールだぜ!
(kantiは原作『チョコレート工場の秘密』を大昔に読んだことがある)
『ガラスのエレベーター宇宙に飛び出す』も入ってるのかな、と思ったけど調べてみたらこれは『チョコレート工場の秘密』の続編なのだね。

ロアルド・ダールはクェンティン・ブレイク(挿絵)との組み合わせが大好きなのだー。
そのなかでも好きなのが、なんてったって『魔女がいっぱい』。
子ども向けだからって甘くなくシビアな展開、つっこみどころのないキャラの痛快さが素敵な話だよ……!こっち(下宿)にも持ってきたかったなぁ……。



で、映画なんだけど、見にいったのは六本木でした。何故かというと、一緒に行った友人が
「六本木の映画館はほんとにチョコレートの匂いがするらしい」
と言ったからです。
で、行きました。朝の9:30からのやつ。
(頑張って早起きした)
で、

ほんとにした!!

そういう仕掛けがあるみたい。「チョコレートにアレルギーなどございませんか?」って聞かれたもん。
すごかった……!
とうきょうってこんなすごいことやってんだね!(田舎者丸出し発言)
おかげで映画観たあとチョコレート食べたくなったよ。食べたよ。
で、肝心の中身なのだけど。

(*ここから先、重大なネタバレはしていませんがちょっとでもバラされたら嫌だ、という方は読むのをお控え下さい)



















なんていうか、おじいちゃんおばあちゃんが良かった!
やさしいんだけど嫌味のひとつも言う時は言う、みたいな。上手く、長く生きてきたひとが醸し出すいいにおいの雰囲気を持っているというか!
言葉で言い表せない大事なことをちゃんと心得ているというか!

ロアルド・ダールの別の作品でもそんないい感じのじいちゃんばあちゃんが多いから知ってたけど、また役者さんがうまいの!話し方とか仕草とかが。
ジョーじいちゃん、好っきだなぁ。(見た目も声も)(kantiは大の年上好きで声フェチだ)
へそくりのエピソードとかね。
チャーリーも嫌味な感じはまったくなく、いいこでした。

そしてあの折にふれてはさまれるミュージカル……?みたいなのも(笑)ノリが良くておもしろかった。
原作をまた読みたくなっちゃったよ。ほんとにサッパリ忘れてたもんなぁ。

そんなわけで、最近観た映画の中でもなかなかにいい映画でした。