ある日、相続が発生した。

2007年頃に起きたことをつらつらと書いてます。

ある日、相続が発生した。07

2009年11月26日 | ある日、相続が発生した。
ここで出てきました、相続税のお話。
今現在の法律では、5千万までは相続税はかかりません。
そして相続する人の数×1千万という額が相続税免除の額となります。
つまり3人の子供の場合、5千万+3千万、トータルで8千万以上なければ相続税はかからない、ということになるのです。

そして相続というのは、故人が亡くなった(ことを相続人が知った)日から3ヶ月を過ぎると、自動的に法定相続人が相続することとなります。
ただし、相続するのはプラス部分だけではありません。借金なども相続対象となります。それらを含めて『財産』といいます。
しかも遺産を相続するか、それとも放棄するかは(相続が発生したことを相続人が知った)3ヶ月以内に決定しなければいけません。
そして相続人が未成年の場合、通常は親が法定代理人となります。

意外と難しい相続の話ですが、個人である程度までなら処理が可能です。
ただ、込み入ったケースの場合は素直に専門家に頼んだ方がいいかも知れません。
ただしそれなりの代金が必要になること、それと人を見る目が必要になってくること、頼もうとしている相手の情報が正しいかどうかの判断などは、やはり自己責任でしなくてはいけません。


と、前振りはともかくw


これ以上、付き合っていられませんので、私は独自に調べることにしました。
そしてこれがどうしても理解出来ませんでした。
相続対象となっている土地は、共有となっていました。
被相続人と誰かが共有財産として所有していた訳です。

洋司さんと汀子さんが共有していた……と、思いますよね? 普通は。
ところが蓋を開けてみると。
汀子さんの名前はどこにもなく、中山次郎さんと仰る方との共有土地となっていたのです。
中山というのは汀子さんの旧姓。そして中山さんは汀子さんの弟さんだそうで……。
つまり。
汀子さんはこの土地には何にも関係がないんですね!www
おまけに平井家からの相続財産ではありませんでした。

正直ね~……。
洋司さんの代からこの財産って変だったんだと思うんです。
何しろ私、洋司さんから「土地を持っている」という話は聞きましたが、洋司さんは自分が持っているという自覚がなかったようです。
汀子さんに所有権があるんだと、いつも言ってましてねw
変ですよね。名義は洋司さんなんですけど。
だからうちにはいつも税金払えコールが来てて、実際に人が乗り込んできたりとかしてたんですよ。まあ、払えないんだからって追い返しましたけど。つーか、払えないから差し押さえてくれてけっこーです、まで言ったんですけど、そうはならなかったんですよねー。

で、洋司さんの話では。
洋司さんと汀子さんとの共有財産だという話だったのです。
ところが今回、私のところに舞い込んだ話では、共有者は全く知らない人……中山さんでした。
洋司さんには兄弟はいません。
そして親戚筋とは仲が悪かったのか、会ったことがありません。
洋司さんの結婚式ですら、来ないような人たちです。というか、何故か汀子さんの友達なる人たちが数人ほど来てましたが。まったく知らない人ですけどね。
汀子さんが裁判でいつも揉めてるって話も聞きました。

更に言えば。
洋司さんの家系、ちょっと変わってるらしいんですけど……。
何しろ唐突に「私が本家である!」とかいう手紙が届いちゃうような家系なんですよねー。
しかも同封されてる写真が、いつの時代の軍人ですかって感じの、軍服ぽい感じの男の人ので、警察に勤めてるとかなんとか? J県の? よく知りませんけど。
そういうマイブロマイド入り手紙をいきなり送りつけてきて、一体何が言いたいのか判りませんが、どうやら自分の筋が本家であると主張したかったようです。
で、怖いんで、放置してたんですよ。
ところが後日、この人、いきなりQ県に来たとかで電話してこられ「今から伺ってもいいか」とか。

やーめーてー(泣)
電話番号教えた覚えもないですし、なんで急に来るとか言い始めるんですか。

……とか思ったので、「申し訳ありませんが、主人は不在ですので」と丁重かつ淡々とお断りしました。

そうかと思えば、別の人が「家系図を作った!」とか言って、巻物を洋司さんに押しつけるようなタイプというか、親戚いないっていう話じゃなかったのかと小一時間、みたいな?
で、遡ったらエライ人に繋がるらしいんですけど、だからどーしたって話ですよねー。
今の人たちにそんなどえらい昔の話なんて関係ないし。
追っかけたらなんかいいことでもあるんですか?
名探偵コ○ンのように、殺人鬼の家系でとかいう話に展開するなら付き合ってもいいけど、そうでないなら願い下げです。

……とかいうような家系でですね。
その手の家系に慣れてないなりに、私も結婚してた頃は出来るだけ頑張ってみました。
ですが、洋司さんに「税金が払えないのなら土地を売れ」と言っても「汀子さんのだから売れない」の一点張り。

ところが蓋を開けると汀子さんの名前なんぞ、どこにもなかったのです。
どゆこと?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

しかも登記簿の写しを拝見して判ったのですが。
汀子さんの名前はどこにもないのです。
つまり、汀子さんが洋司さんに土地を譲ったという証拠もなければ、所有していたという事実もない。
相続と書いてあって、そこには中山さんと洋司さんの名前だけが書かれていたのです。
そして大元の持ち主は中山さんの親御さんだったようです。(汀子さんの親御さんでもありますが)


ここまでの事実は判明しました。
これからすることは……。

まずは洋司さんの除籍謄本をとらなくてはいけません。
この除籍謄本は、戸籍謄本と異なり、それ相応の理由がなければとれません。
ま、普通は相続の時に取得するもののようですね~。
で、この除籍謄本をとった後、どんだけ遺産があるのかを追いかけるわけです。

ただまあ、この時点で借金取りなども来ませんし、洋司さんは金を借りたりはしていなかったみたいです。
ですので相続には問題がありませんが、フツーは財産目録を作ってから、分割協議書を作成し、家裁に提出しなければならないんですけどねぇ……。

ダレデスカw
法廷代理人の私の許可無く、勝手に相続を決定し、財産目録も分割協議書もないのに、相続財産を売ろうとしたバ○はww

ふー(大きなため息)

……しでかしたことは仕方ありませんから、これから正しく処理しようと思います。