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雲の向こう

風任せシャッター任せ

重いデジ一

2011-09-25 10:10:36 | E-5
まったく重い。
実に重い。
しかもチョー嵩張るし。

わかってるのに持ち出すデジ一。
軽い機種もあるなかひときわクソ重いE-5をザックに入れる時つくづく溜息が出る。
少しは軽くしようと定番の12-60mm14-54mmに替えてみたけど大差なし。
レンズ込みで1.2㎏って…
「防塵防滴」って雨降ってりゃ撮らないし大風ならレンズ換えもしないんだけどやはり気合いの入り方が違うというかシャッター押したときのフィールに思わずグッとくるものがあるのだが。

それにしてもミラーレス機を持つ登山者が凄く増えた。特にPEN。
EVFでも良いからシッカリと構えて撮れるならμ4/3に替えても良いのかも知れない。ただ両腕を前に伸ばして撮るのはどうも頂けない。
そういえば何処かの山頂で撮ってたら(E-5で)「シャッター押しましょうか?」と声を掛けられ「あ、じゃお願いします」って渡したら持った瞬間、重さで「!」となり両腕を伸ばして撮ろうとしたお嬢さんがいたっけ。



【大?雪渓 9月まで残っている雪渓はもうズタズタ】




【雪渓が切れると左岸(右側)のガレを縫って登る】




9月は湯桧曽川本谷に入渓予定だったのだが天候不順で×。一日だけ藤坂RGにてクライミングに勤しんだがこのところ岩離れしているせいか(それとも歳のせい?)全くダメで落ち込んでしまった。会社帰りにクライミングジムにでも寄って鍛え直さないと登れなくなってしまいそうだ。
23~24日は太ってきたニョーボの贅肉落としで白馬岳まで。夜半雪に降られ夏用シュラフで寒くて寝られず…orz。
9月に雪に降られるのは4年前のバットレス以来。山の秋は短いようだ。


【夕方になって雪まじりの強風に晒されるテント場 警戒していたがメチャ寒いとは…ビールがちっとも美味くないorz】




【快晴の翌朝 日頃の行いが良いからだな】




【相変わらず逆光耐性に強い14-54 フィルターかましてもこれだけキレイに撮れる】




【杓子岳、鑓ヶ岳方面を望む 長大な八方尾根も見える】



【槍・穂高を望む】



【三国境、小蓮華方面 NHK「坂の上の雲」のオープニングはこの辺りを撮ったのだとか どっかのオジサンが話してました】


【後存知 The”剱岳” 八ツ峰のマァ険しいこと 攀ってみれば易しいんだけどネ 】



【夕べの雪この通り 滑って恐いことこの上ない】




【ガス湧く谷間】


平日に行く山 平標山

2011-06-15 20:35:44 | E-5
人が少ないことが何より。
でも良いことばかりじゃ無い。



【誰もいない駐車場】



前夜、駐車場にテントを張って仮眠する。
広い駐車場は自分だけ。時折R17を走り抜けるトラックの音はするけれど反対の山側は鼻を摘ままれたような深い闇が拡がっている。
何とも薄気味悪い。オバケなど出る筈もないのに風の音にもドキリ。
でもそのうち    ZZZZZ…


【鬱蒼とした登山道】鈴をチリンチリン鳴らしながら歩く。鈴がなかったら?歌いながら歩こう。「ある日、森の中、熊さんに出合った~♪」




【超巨大鉄塔】ここで一息。視界が開けるがまた樹林の中に入る。




【鬱蒼とした森】


周囲が明るくなってきたので、そろそろ歩き出す。
ルートは松手山から平標山を経て平元新道へ下山するコースを取る。
登山口には「熊に注意!」の看板が…いやだなぁ…
鬱蒼とした樹林の中、ストックに付けた鈴をリンリン鳴らしながら歩く。三日前に谷川を登ってきたので足はすこぶる軽い。

鉄塔の少し手前まで来たときのこと、前方10数メートル位の茂みを「ガサガサガサ!!」と大きな動物が斜面を駆け下りる音。
「で、出た~~~!!」

取り敢えずホッとする。


【歩いてきた方角を振り返る】苗場方面






【横手山】ここまで来ると展望が開け気分もグッ良くなる













【登山道】たおやかに続く山稜




しばらく歩くと視界が開け、右に苗場山が見えてくる。
ここから松手山まであと少し。
開け行く景色を見ながら平標山までノンビリと歩く。

程なく平標山頂上。
誰もいない。たった一人の山頂。
ここまで2時。まぁ良いペースだ。

















【一人だけの山頂】






頂上から仙ノ倉まで往復1.5時間ほどで往復出来るが今日はサッサと下りて明るいうちに帰宅したいので平元新道へ向かって下山する。
耳を塞ぐほどの春ゼミの鳴き声に満ちた樹林の中は初夏の森の溢れんばかりの命の営みに輝いている。こんな野山を歩けるのは、なんて贅沢なことだろう。

林道に降り途中の水場で喉を潤す。飲み干したペットボトルの容器に満たした沢水で今夜は美味しい水割りが飲めそうだ。




















【仙ノ倉岳】平標山から往復1.5時間くらい。







【平標山の家】







【振り返ると登ってきた山が】







【林道へ下りる道】やかましいほどの春蝉の声に包まれる







【林道】左手に沢音 初夏の山の贅沢な時間





E-5&12-60

今年の桜

2011-04-10 17:00:29 | E-5

2011年 桜

桜の開花が報道されると何となく落ち着かなくなる。
毎年何処かで咲き乱れる桜を見上げずとも何等生活に支障は無いのだが、そこは日本人の「血」が騒ぐのか散る前に花の下に足が向かってしまった。

どうせ行くなら、とお江戸でちょっくら花見を洒落込もうか。凄い人出に揉まれながら今が盛りと咲き乱れる桜はやはり見事だった。
まずは定番の靖国神社で桜を愛でようかと思いきや何と「渋滞」。車ではなく人の渋滞だ。歩道を歩く












あの大震災から早くもひと月が経とうとしている。

でもこの東京の空の下で桜を愛でようとする人の流れに身を任せているとあの震災があったことさえ信じられなくなる。
果たしてあの震災は何だったのだろう。
TVの画面に映し出される惨状に、時に涙し自分の無力感に打ちのめされつつも、暖かい春の空気に包まれて街を歩いているこの人達(もちろん私自身も)は何なのだろうと。



「明けぬ夜はない」と同じく何処でさえも春は必ずや巡ってくる、と言うことなのだろうか。










靖国の杜は人で溢れていたので素通りして千鳥ヶ淵に向かう。

折角の春の一日何処かベンチの下でも良いから弁当でも広げて寛ぎたいと思いコンビニに入る。
皆、考えることは同じらしくめぼしいモノは売り切れていたのでお握りを幾つかと缶ビール&ツマミを仕入れる。
さて何処で食べようか。

















行く手に赤煉瓦の建物が。「近衛師団司令部」
今は皇宮警察と名を変えているが嘗てはれっきとした天皇直属の部隊で陸軍の中でも由緒ある師団だったそうだ。

入場料を取る割に見所もないが建物自体は実に立派。
昭和初期の雰囲気をぷんぷん漂わせている。



















近衛師団司令部の前は首都高、という対照的な景色。
E-5のジオラマで撮影。まるでミニチュアの世界。







対岸の土手の草地に休める場所を発見。
早速、買ってきた弁当を広げビールで喉を潤す。



上からは桜花を透かした淡い春の日差し。
良いアングルを探してシャッターを切る女性。






酔い心地で歩くとやがて「大手門」のオフィス街へ出る。ここから東京駅までは指呼の間だ。
良い絵が撮れたかどうかは帰ってからのお楽しみ。ヘ(^^ヘ)





E-5&12-60