goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

阪神大震災

2025-01-18 01:43:23 | 呟き

 阪神大震災(平成7年(1995年)兵庫県南部地震)から30年が経った。

 あの日、東京でテレビ報道を見た時の無力感は今も鮮明に覚えている。日没が迫る。自分には何もできない。何も。

 その前、カリフォルニアの大地震で高速道路が倒壊したことについて、当時の日本の専門家は、耐震基準の厳しい日本ではあり得ないと断言した。

 その日本で、高速道路が文字通りに横倒しに倒壊した。もしも当時ツイッターがあったなら、「ピルツ工法」がトレンド入りしたに違いない。

 自分が衝撃を受けたのは、倒壊した高速道路から、飲料の空き缶等のゴミが露出したこと。どうせバレないから、と施工時にそこに"捨てた"のだろうか。

 お若い方々は、あの大災害を覚えていないのだろう。それはそうだ。若者には若者の記憶があり、未来がある。

 一定以上の年齢にとってはまだ記憶も生々しい大災害の教訓を語るのは、自分にはおこがましい。それでも、勇気を振り絞って、一点だけ指摘したい。

 バレなければいい、後の事は知らない、という人たちが多数になったら、私たちの社会は終わるだろう。それが人々の選択であるのなら、何も言うまい。

 あの日、何もできなかった自分は、幸いにして30年も生きることができた。ささやかながら、学び得たものがある。

 悔しかった気持ちを敢えて呼び覚ます。為すべき事を成す。痛みも悲しみも、まだ生きているからこそ。


批判

2025-01-16 01:44:39 | 呟き

 令和6年能登半島地震への対応、対処を検証するのは、必要と思う。国や自治体を批判するのは自由だ。

 でも、見聞きする批判というのが、的外れなものばかり。空挺部隊を落下傘降下させろ? ヘリコプターで重機を運べ? 面白いですね。

 いったい何処に落下傘降下とやらをすれば良かったのか。ヘリコプターで重機を何処へ運べと言うのか。能登半島の地図を指さしてお答えいただきたいものだ。

 阪神大震災からまもなく30年。世の中はずいぶんと変わった。

 批判は大いに結構。しかし、被災者や被災地をダシに使うような言い方は、もはや人々の心には響かないと思う。

 客観的事実に基づいて公共の利益を議論する潮流があるとしたら、とても喜ばしい。能登半島地震から1年を経た今、的外れな批判が一部で声高に叫ばれるのは、社会の動きから取り残された者たちの断末魔の叫びかもしれない。


大火

2025-01-13 01:50:48 | 呟き

 ロサンゼルスの大火に思う事はいろいろある。

 あれほどの規模の火災となると、人間が消し止めるのは困難だろう。なるべく延焼を遅らせて、住民が避難する時間を稼ぎつつ、降雨を待つしかないのかもしれない。

 住民の方々にはお気の毒だが、家を捨てて遠くへ逃げるしかない。選択の余地はない。火の津波が襲うようなものだ。

 自家用車で避難した人たちが、渋滞で進まないため、クルマを捨てて徒歩で逃げたという報道もあった。批判するつもりは全くないが、もっと早く避難を開始するべきだったのだろう。

 とはいえ、普通の人々にとって、家も家財も捨てる決断はなかなかできるものではない。

 日本にとっても、ロサンゼルスの状況はまさしく、対岸の火事ではない。太平洋のこちら側では、自然災害が頻繁に起きる。さらに、今は安全保障環境が非常に厳しい。客観的な現実と向き合わねばならない。

 大火が収まることを祈っている。


シリア

2025-01-09 01:13:26 | 呟き

 素人の妄想だけど、シリアのアサド失脚は、麻薬戦争の結末だったという仮説を考えている。

 シリアからの麻薬の流入を阻止したい国々が、反政権勢力を支援した。アサドが追放されたのは、独裁者だったからではなくて、麻薬密売人の元締めだったから。などと。

 創作ではないが、アサドを倒しても第二、第三のアサドが登場する可能性はある。シリアを麻薬輸出拠点にさせないための方策が、独裁の否定、すなわち民主化だとしたら、とても興味深い。

 アサド失脚後のシリアがどうなるのか、自分にはわからない。人道状況が少しでも良くなることを願わずにはいられない。民主主義が、それを維持するコストに見合うシステムであると実証する一例になるのかどうか、注目している。


カーター大統領

2024-12-31 00:06:06 | 呟き

 ジミー・カーター元アメリカ大統領の訃報、感慨深い。言い方が不謹慎なのは百も承知だが、この感情を表現する言葉を他に思いつかない。

 当時、無名の新人候補が大統領に選ばれた理由は、アメリカの有権者が根本的な変化を望んだからだと思う。ドナルド・トランプ大統領の誕生と共通するものがある、と言ったらこれまた不謹慎だろうか。

 夫人と共に歩いてホワイトハウスに向かった新大統領は、既存の権力構造に阻まれ、弾き返されて、ホワイトハウスを去ったのか。

 裕福なセレブたちに支援された民主党の現副大統領が、共和党の前大統領に惨敗した大統領選挙の年に、理想を唱え続けた民主党の元大統領の逝去。何と言えばいいのか。

 民主党は、今こそ現実と向き合う必要があるだろう。

 余談だけど、「カーター回顧録」日本語版の冒頭インタビューで、カーター元大統領は、米軍の艦船が核兵器を搭載したまま日本に寄港していることを間接的に認めている。日本を取り巻く安全保障環境が戦後最も厳しい今、非核三原則のうちの「核を持ち込まない」を今後も維持するべきか否か、議論が必要と考える。