goo blog サービス終了のお知らせ 

置かれた場所で咲く

教育のこと、道徳のこと、音楽のこと、書籍のこと、つれづれ、あれこれ

歴史を刻む

2007-05-30 21:51:57 | こころ
歴史に名を残した英雄
諸葛孔明 竜馬 リンカーン
彼らはあたしのヒーローで
でも、あなたにとってのヒーローとは限らないでしょ?


正義 真実 

これほど曖昧で不確かなのに
人を 歴史を 想いを動かす言葉はないでしょう


何が良いか 悪いかなんて
多数決で 後世の人が決めること

今は 自分が信じる道を 進んでゆくだけ

それが正しいか 過ちかなんて
10年後の あたし自身が決めること

今は 己の決めた道を 歩んでゆくだけ

ただ それだけ

決めたのは あたしなんだから



アイノカタチ

2007-05-28 23:57:57 | こころ
家族愛 夫婦愛 兄弟愛 恋愛 愛 アイ i

関係を超えて 形は違えど

きっと 根っこは変わらない


愛する者の全てを手に入れたいと
女の生活すべてに執拗に執着する男

子どもを愛するが故に 自分が信頼するモノ以外の
全てのものを遠ざけようとする母親

一見すればエゴの塊 でも

相手を想う気持ちとエゴとの板挟みになった矛盾を
きっと誰もが抱えているでしょ?


伝わるかどうかは 伝え方次第で
あなたの想いは それを受け取るキャッチャーが
全て決めてしまうから

誰かを愛せる人 何かを愛せる人
自分自身を愛せる人 愛を伝えようとする人は
愛された人じゃなくて

誰かに愛されたことを 自覚することができた人


子を持った親が 子どもの将来を憂う

塾に行かせますか?

公的教育に疑念を持ちますか?

子どもをコントロールしようとしますか?

子どもの声を理解しようと努めますか?

教育への学びを深めますか?

自分の在り方について考えますか?

人との関わり方を見直しますか?

人間の可能性を信じて探求し始めますか?

未来を彼らに繋げていくために 何らかのアクションを起こしますか?


全てはエゴに繋がっていて

でも アウトプットのしかた 伝え方 伝わり方は
自分次第 相手次第なの


自分自身の想いと遺伝子を残していくために
行動を起こすことが本能の為せる性ならば

パートナーを見つけたいと願うこと

誰かを愛すること

家庭で愛を育むこと

想いを何かに置き換えて メッセージを発信すること

信念を持って 実践していくこと

身近な 地元の 日本の 世界の
環境の変化を危惧すること
そしてアクションを起こすこと

これもまた真実

あたしにとっての あなたにとっての 愛の形



ミラーラビリンス

2007-05-26 00:32:49 | こころ
目に映るものほど綺麗で華やかだったから
鏡の国に迷ってみたの

美しいものは とても壊れ易かったから
触れられない楽園に憧れ抱いてた



壊そうとしても 決して壊れない世界


悦に入ってルーペ覗き込んで
大きな虚像 いっぱい見つけた


身近なものほど 見えなくて

身近なものほど 見抜けずに



ちょっとレンズを離した途端
世界がぐるりと真逆になって


冷酷なリアルが目の前に迫った


割れた破片が 足下に散った


案内人はあたし自身
白ウサギさんはどこにもいない
観客もいない
迷いたかったから 迷ってみただけ


本当は 解ってたんでしょ?
アナログな左脳で描いた 眩しい砂のお城
手を伸ばしても 決して届かなかったから
空を切る指先に 喜びすら溢れた



ここは決して 壊れない世界
決して 触れることのできない世界



夜毎に鏡に映る影抱いて 形のない夢をみた

眩しすぎる光がもつ 闇の深さに
底のみえない恐怖と崇高な理想 重ねて
これが成功へのステップだと
信じてやまなかった



堕ちてゆく欠片が 皮膚を切り裂いて
温かな血が 肌に線を描いた
一滴の雫が足下に落ちた



それで気づいたんだ


光には温もりがあること


足下にあったのは 小さな小さな
あったかい 陽だまり



無花果の葉

2007-05-22 23:30:58 | こころ
登りきれないのは嫌で アスファルトの道歩いた
歩いて 歩いて ひたすら歩いて
気づいたらあたしの足 靴ずれで真っ赤になって

痛みと一緒に脱ぎ捨て 裸足で土の上歩いた
これって結構いいかもね


身に纏うものが多いほど 自分自身が見えなくなるから


可愛いものたちで武装したのは
社会という戦場を舞台に
意外性という感動を少し 演出したくて
残酷な自分をちょっと デフォルメしたくて


目に見えるすべてに頼りきってたのに
見て欲しかったのは 目に見えないもの


身につけたもの一つ 脱いでみた
躰の中を 風が流れた

肌を覆うもの一つ 脱いでみた
光の温かさに 眩暈がした


もう脱げないと思ってたのにね
脱ぎたくなかったんだ
この一枚の 無花果の葉

禁断の実を 食べてしまった罪は
誰からも赦されないって思ってたから

でも 誰に赦されなくてもいい

あなたが赦してくれたから
あのときの あの あたしの一言を


開放された肉体を ゆっくりゆっくり包んだら
自分の心の在処が やっとわかった気がした


言葉たちが姿を成す前の 形のない想いが湧き出す白乳色の源泉

あたしはずっと  その中にいたんだ



侵食

2007-05-21 00:35:14 | こころ
ただ一つの言葉で

一時の沈黙で

一瞬触れた指先で


あなたの一挙一動は

皮膚に落ちるインクの雫

音も立てずに拡がって

次々と色づく柔らかなキャンバス



あなたと通じ合えた夜は

すれ違った晩は

行き場を失い 形を失くした言葉たちが

一つ また一つ 堕ちていって

あたしの中に降り積もる



苦しくて 息ができなくなる

でも 失いたくない

手放すことなんてできない



こんな感情を あたしは知らない




この感情が愛ならば

人とは何て愚かなもの

求めて彷徨い見つけたならば

己に満足できるのだろうか



日に日に侵されていくこの躰が

たとえ蝕まれて 喰い尽くされても

あたしはちゃんと ここにいるから

怖くなんてない



ただ

静寂と寄り添い 積もり続ける死にゆく彼らに

少しでも 生の息吹を与えたくて

あたしは言葉を描き続ける


ただ、それだけ