しぴおばさん

モダンなインテリア、うまい物を求める快楽的なしぴおばさん。気楽なマンション暮らしとちょっぴり面倒な遠距離介護の日々。

2012台湾(2)九ふん観光、高速鉄道で台南へ

2012年11月04日 | クルマ、旅

到着翌日しか観光に取れる日がなかったので、いきなり観光です。

10年前には聞いたこともなかった九份(ふん:にんべんに分)。

宮崎駿アニメは見ないのですが、千と千尋だけはなぜかレンタルで(しかもフランス語バージョンで見てしまった)見たことがあったので、かろうじてみどりちゃんの話についていくことができました。

湯婆婆の店のモデルとなった阿妹茶楼。

阿妹茶屋、湯婆の店のモデル

二人とも開口一番「まんまやんけ」。細かく見ると違うのかもしれませんが、イメージが同じ。赤い提灯と開放的な窓の作りが似ているみたい。正面に飾ってある面が「顔なし」のモデルと言われているそうです。

夜になると提灯が点灯してさらに雰囲気がそれらしくなるそうですが、夜の部のツアーに参加すると学会に間に合いませんので、夜の部はまた別の機会にということで。

九份は台北から電車のルートもあるそうですが、便が悪いとのことで、台北からの現地ツアーに参加しました。例によって無精しており申し込みが直前になってしまったためJTBのツアーは申し込みが締め切られてしまいました。ネットで探したところ、HISの現地ツアーは前日まで申し込みOKとのこと。迷わずHISでぽちっとな。

日本円で一人4000円。JTBより若干安かった。ラッキー

しかも、泊まっているホテルを記入しておくと、そのホテルのロビーに迎えに来てくれるそうな。立ち寄るホテルが決まっているJTBよりサービス良いじゃん。

ホテルのロビーには7:55に集合。8時に出発だ。どうやらインペリアルホテルが最後から2番目の集結地だったらしい。別のホテルの前に寄ると、すぐに目的地に向かってGo。

バスの中では日本語の堪能な現地ガイドさんが、台湾の風習や九份のことなどを詳しく説明してくれるので約1時間の行程はあっという間だ。

現地は古い町のお約束で、バスなど停められる場所がないので便の良いところで下車。1時間45分後にその場所に集合という。

下車後は、ガイドさんが九份(ふん:にんべんに分)の街を案内してくれる。ガイドさんが言っていた通り、まだ朝の9時ではお店はほとんど開いていない。「お茶を飲んで、それからお店を見ると、ちょうどお店が開いて賑やかになりますよ」とのことだったので、お茶好きというみどり姫と阿妹茶楼でお茶を決め込むことにした。

私たちが行った時間はまだ空いていた。呼び込みも「今ならテラスが空いていますよ」と日本語。お茶を頼むとお姉さんがやってきて、お茶の入れ方を日本語で指南してくれる。1杯めは解説付きで淹れてもらい、2杯目からはセルフサービスだ。けっこうな早口。何秒おいておくのか二人で記憶が食い違ってしまい、2杯目からはいい加減

 テーブルのすぐ下で七輪にお湯がぐらぐら沸いているしお茶菓子も十分についてくる。茶器が小さいので何回も淹れなければならないのが難点だが、お茶っ葉はたっぷりある。10月の終わりとはいえ気温は暖かい。陽が当たると暑いくらいだ。景色も良いしお茶は良い香りだ。1時間があっという間に過ぎた。

小さい茶器で楽しむ。筒型のほうは香りを楽しむための器。やや広い方が飲むための器だ。両方ともおちょこ並みに小さいので飲むと行っても二口で終わってしまう。何杯淹れ直しただろう。

 

阿妹茶楼からの眺め

阿妹茶酒館からの眺め

半日でも居たくなるようなすばらしくゆったりとした場所だったが、1時間もすると客が増えてきた。きっと別のバスが到着したのだろう。集合時間もあるので店でお茶菓子に出た甘い梅干しを買って店を後にした。

商店街は道が狭く、アップダウンがある。足の悪い人はご用心。

九份は観光客の半数以上が日本人とのことだ。お店では、見慣れたヤマト運輸ののぼり旗が立っていて、お土産を買うと日本に簡単に送ることができるらしい。

狭い商店街にはトラックは入ってくることができないので、自動車が通れる道まではバイクにリヤカーで集荷している。空荷でやってきた車だったが、私たちを追い越すときには荷物がいっぱいになっていた。

集合時刻は10:45。セブンイレブンの前だ。

バスを待つ間にも景色が良かったのでお寺の屋根の飾り(チェン粘)をぱちり。その昔、福建省から台湾に渡ってきた人たちが作り上げたという台湾独特の寺の屋根飾りだ。

バスで台北市内に戻ってからツアー客全員で食事をして解散だ。食事をした場所で解散した人が数人、ほかはホテル戻りだ。私たちは台北駅に行きたいと伝えておいたら小型バスが来て駅まで送ってくれた。なんて至れり尽くせりなんだ。すごいぞHIS。いや、これが台湾標準なのか?

食事は、フツーに中華(高級ではない)。男性陣はおなかが減っていたらしく無言でむっしゃむっしゃ食べる。みどり姫もおなかが減っていたのか欠食児童(死語?)のごとくむっしゃむっしゃ食べる。空心菜炒めを思う存分食べられて幸せだった。

 

台北駅。

電車に乗るだけなら簡単だったのだが、なんとしてもプリペイドSIMを入手したくて、またもやみどり姫を引き回す。スーツケースをごろごろ引きながらなので若いとはいえ彼女も相当に消耗したのだろう。「もう階段はいやです」と言われていまいエレベーターを使わされた。

上記の場所がどこなのかわかるまでに20分ぐらい要しただろうか。それでも日本と同じような位置に同じように地図が掲載されていたので現在地をなんとかつかむことができた。

台北駅前のシーザーホテルの1階にある「台湾大哥大」でプリペイドSIMを契約。お店の人は若い店員さんばかり(しかもイケメンと美女ばかり)。慣れたものでテキパキと英語で処理してあっという間に開通。

日本人客に慣れているらしく「その機械はSIMフリーですか?」「データ通信だけですか?それとも通話も必要ですか?」「何日間の契約ですか?」などの質問(上記がすべて英語)の後、パスポートと日本の運転免許証を示して支払いをして、SIMカードを装着してもらってセッティングもしてもらって30分もかからずに終了。データ通信だけなら5日間でNT$350。通話をプラスしたのでNT$500でした。レートはだいたい3倍すると日本円になるから1500円ぐらい。旅行者が多い場所なためか、店員さんはだいたい流ちょうに英語を話す。

このあと、日付が合っていなかったので直したところ、通話もデータ通信も何もかも使えなくなってしまい焦りました。まる2日間ぐらい使えない状態に陥り、「ああ~1日NT$100なのにぃ~」と真っ青になりました。その後、台湾の学生とあーだこーだやっているうちに自分が日付をセットし直した直後に動かなくなったことに気づいて電池を抜いてリセットしたら通話もデータ通信も復帰しました。

高速鉄道の切符売り場で、当日の切符と、予約しておいた帰りの便の切符を購入。窓口の人と英語でやりとりしたのですが、「14時」を相手が「4時」と間違えて切符を出してしまったため、再度並び直して交換してもらいました。

台湾新幹線こと高鉄(Taiwan High Speed Rail)です。日本から予約できるので便利です…が、予約が必要なほどは混んでいませんでした。便数も多いし、当日券で十分です。

笑っちゃうくらい日本の新幹線と同じです。車体も駅もまだまだ新しいのでぴかぴかです。

乗っているのは、ビジネスマンか中国からの観光客です。今回の台湾旅行で気づいたのですが、サーモマグを持っていたら中国人です。

テーブルの裏に書いてある文字が違うだけ。

 

台南には以前行ったことがあったので、なんとなくなじみがありました。といってもその時は数日間滞在しただけでしたが、自由時間が多くていろいろ歩き回ったので行けば何とかなるような気がしていたのです。

しかし、

台南に着いてみたら、なぜか私が知っている台南と違う…。

なんと! 高鉄の駅って在来線から離れているのね…。同じ名前をつけるな~(怒)。「新台南」とかつけたまえ。

連絡線に乗り換え。在来線への乗り換え連絡線は、高鉄のダイヤに合わせて組まれているのか、ちょうど良い具合に乗り換えできました。バスで市内に行くという手もあるらしく、バスに流れていく人のほうが多かったようです。

ホームの右にいる電車に乗ります。NT$25ぐらいだったかな?とにかく安かったです。

 

無事に台南に到着。ホテルは駅から10分ぐらいらしいけれど荷物もあるしタクシーを使うことにしました。タクシーを使うと言ったら、みどり姫は安堵した顔をしていました。スーツケース、お土産用に半分は空だって言っていたけどそんなに重いの?

 

 


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