Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

世界で通用する写真家になるために学ぶ!意識編 Part 2.

2014年07月25日 | 世界で通用するArtistになるために学ぶ!
世界で通用する写真家になるために学ぶ!意識編 Part 2.
僕はT-シャツの色にも拘ります。

昨日「意識」について書きましたが、
とても反響がありました。
また同時に色々意見や質問も来ましたが、
昨日も書きましたように、
今現在眼の調子がとても悪いので、
皆さんに返信する事は出来ません。

ただ全て読ませて頂きましたので、
追伸で少々書かせて頂きます。
それでご勘弁下さい。
(#^.^#)
実は以前にも書きましたが、
今年の10月28日発売予定で、
ナショジオが世界に向けて発売する写真集に僕の写真が掲載されます。
★Amazon『National Geographic Stunning Photographs
そこでそれを記念してその写真のT-シャツを作りました。
ご覧下さい。

額装写真の「青い池」の青色とT-シャツの青色は殆ど色相が同じです。

僕の作らせたT-シャツは色にも拘っています。
これは僕がプロだからではありません。
プロはたくさんいますが、
T-シャツの色まで「Retina Photo」に拘るプロはそういないはずです。

このT-シャツは僕の宿でしか販売していません。
しかも価格は2,800円(税込)でけして安くはありません。
ですからせっかく買って頂くので色に拘ったのです。
このシャツは僕が信頼するユニフォーム販売の会社に頼みました。

僕の考えはハッキリしています。
ケント白石が創作する物は何であれ拘るのです。
「意識のない仕事はプロの仕事ではない。」
それが僕の考えです。
ですからT-シャツの色にさえ拘ります。

当然一緒に仕事をして下さったユニフォーム会社の社長、
素敵な女性ですが、佐々木社長にとても感謝しています。
僕の意識や考えを理解して頂いて初めて良い商品が出来るのだと思います。

ところで、
先日僕が写真を提供したある本が出版されました。
昨年の夏発売された本の続編の様な旅行本です。
その先日発売された本に、
僕の写真を使わせて欲しいと依頼がありました。

当初、色に拘る様な事が書かれていたのでとても期待しました。
・・・しかし、
発売日の数日後、僕に送られてきた本を見て愕然としました。
印刷の色があまりにも酷かったからです。

それも僕の写真がどうこうというのではなく、
掲載されている全ての写真の色が酷かったのです。
僕は失望しました。
著者はとても若い女性です。
しかもその印刷に関して無頓着な感じがします。
だから彼女の将来を考えて、
僕はあえて厳しい事をここで書きます。

この本の印刷レベルは相当低い!
僕の写真を使うなら、
もっと色に、印刷に拘って欲しかったです。
予算等の問題はあるでしょうが、
この本のテーマを考えると、
あまりにも酷過ぎる印刷です。
せっかく著者が写真選びに時間をかけたと書いていても、
その意味・努力が全く消えてしまいました。

どんなに元写真が素晴らしくても、
最終的な表現である印刷が酷いと、
手に取って見る人に正しく伝わりません。
また撮影した人達にも失礼です。
何とも残念ですね!
これは僕の率直な感想です。
ぜひ次回からはもっと「意識」の高い仕事をして欲しいです。
もちろんご本人にはきちんと僕の意見は伝えます。

今の時代、
アマチュアでも相当なレベルの作品を創作し、
また印刷もかなりのレベルで出来ます。
プロフェッショナルであるはずの印刷屋さんの意識が低い気がします。

「意識」の低い仕事をしているといつか客は離れて行きます。
必ず離れて行きます。
少なくとも僕はそう考えています。

最後に、
昨日紹介した次のWebをもう一度見て下さい。

スペインで僕を紹介しているサイト
The Wow
5枚写真が掲載されていますが、
青い池は1枚だけで、
あとは全て「緑の池」です。
しかもアップル社に採用された写真は掲載されていません。

これは昨日僕が書きましたように、
「偶然」を「必然」に変えた良い見本です。

たしかに僕が有名になったのは「ナショジオ」や「Apple」の影響は大きいです。
しかしそれだけなら、2年も過ぎた今、
僕の写真は世界から消えていたでしょう。

しかし上のWebサイトで分かりますように、
既に「緑の池」が青い池以上に注目されているのです。
この春行われた「ナショジオのフォトコン」で編集者に選抜されたのも緑の池で次の作品です。


僕は常に世界を「意識」して、テーマを考え作品創作しています。
これまで「青い池」の写真は皆さん数多く撮影されていますが、
未だに他の方の美しい「緑の池」の作品を僕は見た事がありません。

要するに「道は自分で開く」。
この「意識」が大切です。
「ケントが撮影しているから自分も撮ろう」
それでは観光客の意識です。

昨日に続けて2回書きましたが、
少しは僕の発想と意識を理解して頂けましたでしょうか?

これから世界を目指す皆様に、
少しでもお役に立てれば幸いです。

それでは暫く眼を休めます。
お許し下さい。

追伸:

「ナショジオ」のWebには二つの「Photo of The Day = 今日の写真」があります。
世界中から「ナショジオ」に投稿された写真の中から、
一日一枚だけ選出され掲載される写真の事です。
ですから一年間で365枚。
それが「National Geographic」と「National Geographic Traveler」の2冊の雑誌で
それぞれ別々に選出されるので年間730枚選ばれて掲載されます。

先ほどその「National Geographic Traveler」 の今日の写真に選出されていました。
Travel 365
自分が選んだ「テーマ」が面白いほど世界で認められていく。
こうやって世界中に「緑の池」とKent Shiraishi の名前が広がっていくのです。

今の時代写真を撮るだけなら優秀な中学生でも十分撮れます。
それほどにカメラが進歩・進化しているからです。
そんなこの時代に世界で認められるためには絶対に「テーマ」が必要です。

僕が2回にわたって書いた「テーマ」と「意識」について、
もし皆様が世界で通用する写真家を目指すならどうかじっくり考えて下さい。

僕を批判する方もいます。
それは例外なく日本人です。
(#^.^#)
でも一旦自分の「意識」を世界に向けたなら、
そんな雑音は全く気になりません。

だって僕が勝負する舞台は世界ですから!
(#^.^#)
ケント白石

北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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