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Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

Nikon おまえもか!

2025年04月07日 | 写真家のマナー違反について
Nikonおまえもか!
ニコンはいつから写真家のマナー違反を応援する会社になったのか???

上記掲載写真は美瑛町もしくは富良野市周辺で撮られております(その様に明記もされています)。
★Nikonのレンズ特集記事



僕はNikonに先日下記の様なメッセージを送りました。

*********************

貴社におかれましては、昨今の観光マナー違反の報道等で、農地や畑内に入っての撮影が禁止されています事は、十分ご承知の事と思います。

そこで単刀直入にハッキリ申し上げますが、
「モデルが麦畑の中を歩いている写真!」
これは完全に撮影マナー違反であり、コンプライアンス違反です!!!!!

昨年、今頃の時期に「講談社」が同じ様にモデル(タレント)撮影を畑の中で行い、大変な問題となりWeb上で炎上しました。
参考までに下記をお読みください。
★「講談社おもえもか!」

またこの写真は、貴社の上記サイトで、つまりレンズの性能を宣伝・特集するサイトに掲載された写真です。その特集のために、畑に入って、わざわざ撮影する必要は無いはずです。

それなのに、
畑にモデルまで入れて撮られた写真を、わざわざ選んで掲載されています。
何のため?
何が目的でしょうか???

今私共が住む美瑛町では、
外国人を含む「観光マナー違反」、「撮影マナー違反」で、町が大きく揺れています。
「クリスマスツリーの木」の撮影ルール違反、渋滞等、色々大変な事が起きています。

町民や農家の方々はもちろん、僕たち良識ある写真家も、懸命になって観光マナーの厳守を叫んでいるのです!!!!!

貴社としても、カメラメーカーとしての責任を全うされ、撮影マナーの啓蒙に役立っても、マナー違反を助長するような事がありませぬよう、コンプライアンスは厳守して頂きたくお願い申し上げます。

もしも残念ながら、写真の削除がなされない場合、
その旨、私のブログ等で書かせて頂く事になります。
早急に正しい対応を期待しております。

美瑛町在住写真家:ケント白石

この様に書きましたら…
本日来たNikonからの回答が次です。
読んで久しぶりに腹が立ちました!!!!!

**********************

事実関係の確認に時間を要し、回答が遅くなりましたことをお詫び致します。

ご指摘頂きました作品に関しまして、土地を管理所有されていらっしゃる地主の方に、撮影前に事前許諾をいただき、且つ撮影後の作品掲載について、改めて説明しご承諾をいただいております。

本来、一般の方は立ち入り禁止の場所で撮影をさせていただいておりますので、公開作品には「土地を管理所有されていらっしゃる地主の方に特別な許可をいただいて撮影しております」の注釈を追記するように致します。

ご理解をいただけますようお願い申し上げます。
Nikon

***********************

私が何故怒りが湧いたか?
美瑛町民の皆様はもちろん、良識ある写真家なら、アマチュアであろうとプロであろと理解できるはずです!!!!!

先ずこの特集記事がサイトに掲載されたのは昨年秋、正確には9月27日です。つまり今日4月8日現在まで、地主の許可を得た事など一切明記されていません。半年間何も記載せず掲載してたのです。

僕や町民の誰かがもしこの問題を指摘しなければ、ずーっとこのまま何も明記せず掲載し続けたはずです。それって世界的なカメラメーカーとして、企業姿勢に大きな問題がありますでしょう!


しかも上記貼付写真は、Nikonのレンズの宣伝に無くても問題ない写真です。

ニコンという大きな影響力のあるカメラ会社が、
我々美瑛町民の日々取り組んでる問題・課題を全く考慮していない事こそ問題なのです。
Σ(-᷅_-᷄๑)
今日、日本中でこれほどまでに写真家のマナー違反が問題となり騒がれているこの時代にです。

僕達は次の様な写真を、海外の写真サイトに投稿してまで、畑に入らないよう訴えているのです!!!!!

外国では、畑に入って撮影しても良い国がある様です。
その為に、この様に海外の観光客にも理解して頂けるように、町民は日々努力しているのです。

それなのに、
わざわざ畑の中に入って、モデルを歩かせた写真を掲載する!

一体全体、
貴社のレンズの宣伝に、何故その様に誤解を招く写真を使う必要性があるのか?

貴社は、美瑛町民である我々に、
納得させれる合理的な説明が出来るのですか???

かつて私は、10年以上前に、下記の様な写真を発表した事がありました。

実はこの写真はNikon D3で撮影しており、モデルは畑には入っておらず、手前の雪が盛り上がった所に座っていました。しかし当時でさえ、誤解を招くとご指摘を受け、私自身も意識を改めて削除いたしました。

それほどまでに、
今美瑛町やその周辺の町では、観光マナー違反および写真家のルール無視が叫ばれ、その対応に苦慮しているのです。

それなのに、
貴社は意味なく、必要性さえ無いのに、
公開作品には「土地を管理所有されていらっしゃる地主の方に特別な許可をいただいて撮影しております」の注釈を追記するように致します。

半年間以上、今現在(4月8日)も、注釈も何も明記せず、今頃指摘されたら慌てて上記のような回答をよこし、これから注釈を追記しますなどと…今さらそんな言い訳が通ると思っているのですか?

ニコンほどの一流会社が忘れていたとは言わせませんよ!
掲載時に問題意識が相当欠けていたはずです。
だから僕から先週指摘されるまで、ニコン内部の人達でさえ誰も気がつかなかった!そう言う事だと推察致します。

そもそも『一般の方は立ち入り禁止の場所で撮影をさせていただいておりますので』
それが最初から分かっているなら、そういう場所での撮影を、Nikonが最初から写真家に許可しなければ良いだけ、違いますか???

あるいはもし意識の低い・社会性に欠ける写真家が撮影したとしても(写真家の多くは自己中心的な者が多いと感じます)、ニコンが掲載を許可しなければ良いだけの話です、違いますか???

僕はNikon愛が人一倍強く、
かつてNikon D3で撮った写真で世界で有名になりました。
今も最新のZ8を使い、今回問題にしている写真を撮るのに使ってる、Zレンズの50mm f1.8 S も持っています。素晴らしい性能のカメラとレンズです。それは絶対に間違いないです♪

だから尚更、写真家の撮影マナー順守・コンプライアンスの厳守に、日本を代表するカメラメーカーとして、高い意識を示して頂きたかったです。

僕のブログを読んでくださってる多くの読者も、きっと今回のニコンの回答には失望した事でしょう。

しかし今からでも遅くありません。
該当する写真は削除されて、
今後はカメラメーカーとしての社会的責任を全うされ、
撮影マナーの啓蒙に役立っても、マナー違反を助長するような事がありませぬよう、コンプライアンスは厳守して頂きたくお願い申し上げます。

★追伸:
Nikonの上記回答を読みますと、
世界的なカメラメーカーとしての誇りは無いのか?
報道写真じゃなく、たかがカメラやレンズのPRに使用する写真ごときで、
クライアントであるNikonが、依頼する写真家に、「立入禁止区域」での撮影をさせない。また万が一その様な場所で撮影された写真は使用しない。ただそれだけの事です!
何故、こんな常識的な事さえ出来ないのか???

それが地主に許可取ってまで、撮影禁止区域に入って撮らせる必要性のある写真なのか?
理解に苦しみますし、どういう発想でそうされるのか? とても不思議に感じるのは僕だけじゃないと思います。

同じ様な気持ち・ご意見をお持ちの方は、ぜひ下記ニコンお問い合わせ窓口に、上記写真の削除依頼・コンプライアンス厳守をお伝え頂けますと嬉しいです♪
この様な撮影マナー・ルール違反を助長するような写真は、Nikonのサイトから削除すべきだと思います!
そうしないと、日頃から観光パトロール等で畑の侵入を注意したり、ボランティア活動で旅行者や写真家の撮影マナーの啓蒙をされてる皆様に大変失礼です!
ご協力お願い申し上げます。
Nikonサポート窓口

★追伸 2:
朝からコメント・メッセージが来る来る…苦笑。
僕の書いた記事に、アンチな皆さんが書かれる最も多い意見は次です。
・『地主の許可もらって撮影してるのに何がダメなのか全く理解できないぜ!何文句つけてんのよ…』

つまり、
許可貰ってんだから良いだろう!
何文句つけてるの?
そう言いたい訳です。

逆に言うなら、
世界的なカメラメーカーであるNikonが、それだけ大きな影響力があるという事です。
大企業が、許可貰ったら、何やっても良いのか? 法律に触れなければ問題無い???
そんな事無いでしょ! 
社会に対して責任があるはずです。

だいたいこの様なコメントよこす方は、まず殆どが写真撮ってる人達です。つまり撮影するのに、自分に都合の良い意見を述べたい方達です。

しかし賢い皆さんなら書かずともお分かりだと思いますが、
そう言うコメント書かれる方が、地主の許可もらって撮影した事を知ったのは、このブログを読んだからです!

今朝すでに4月9日になりましたが、今現在もその事はニコンのサイトに明記されてないんです!つまりこのブログを読むまで誰も知らなかったはずです。

今までニコンのサイトでこの写真を見ても、畑に入って撮影している事に、疑問も関心も全く持たなかった人達が、よくもまあそんなコメント書けますよね!

まして上で美瑛町やその周辺の町が、畑に入って撮られた写真で迷惑していると書いても、それは写真撮ってる俺達に関係ない!。そう言うコメントや意識の方が多いです。
その様な自己中心的な撮影者を、僕は写真家と呼びたくありません。また自分と一緒にされたくもないです。

マナーの悪い写真好きと社会性ある写真家は全く別な人種です!

もちろん、僕と同じ様な考えのコメントも多数頂いております。

・『Nikon程の一流企業ならば、一般の立ち入り禁止で作例を撮影して発表すれば、しかも何も明記せず、それがどんな影響があるか理解出来るのでは?
プロカメラマンなら、立ち入り禁止区域外でもPR出来る作例を撮影出来るのがプロでは無いのか?
いずれにせよ自己中心的で、コレを見た観光客がマネをするのは避けられないでしょう。
更に類似の迷惑撮影が増加する可能性も否定出来ないと洞察します。日本各地の観光地で立ち入り禁止区域での迷惑撮影は後をたちません。』

・『今後、許可は得ていると平気で嘯いて撮影する輩が増える可能性が非常に高い。写真使用はもとよりニコンはこのカメラマンの選択から 間違っているのでは? とさえ思える。』

・『無断撮影が後を絶たない問題のある私有地であるという現状を把握しないまま、安易にこうした広告を出すことは、迷惑行為を助長しかねません。企業としての社会的責任について、今一度真剣に考えていただきたいです。』

・『私は上場企業の広報・宣伝部門で働いていますが、ニコンの回答を読んで驚きました。我社ならこの様な写真を掲載させる事はあり得ないです。現代の社会情勢を見ればまさに地雷を踏む様な行為であり、時代性を全く考慮していません。社内で問題にならない事がおかしい様なレベルの話しです』

最後に次のメッセージも載せておきます。
『カメラマンではありませんが、道民で息子が農業系大学、親戚が農家なのですが、靴の裏にその土地とは違うものをつけて入ってこられるのは本当に困るんです。靴の裏の雑菌まで見ねぇよ!と観光客の方が思われるかもしれませんが、農家には重要なんです。このような写真は勘弁してほしいですね。』

Nikon信者になるのは自由ですが、
企業には、しかもニコン位の大企業なら、果たすべき社会的責任があるのです。
さらに「企業の姿勢」が今は問われている時代です。
もし本当に「ニコンに対して愛情」があるなら、言い辛い事も、きちんと言うべきです。少なくとも僕はそう思っています。

★追伸 3
昨日(4月8日)1日の閲覧数(PV)が5万回近くなりました!
多数の方にお読みいただき嬉しいです。
少しでも多くの方に「撮影マナー」について考え、意識を持って頂きたいと思います。

あと最後に誤解されないように書いておきますが…
僕は勝手に単独行動はしません!
美瑛町役場&美瑛町観光協会、並びに美瑛町町議と連絡を取り合いながら行動しております。

上で書きました様に、この問題は大変重要かつ見逃せない案件です。
今後もNikonと話し合う予定です。

★追伸4
4月17日。
下記文章が、Nikonのホームページにつけ加えられました。
『許可なく私有地や畑に入ることは禁止となっております。本ページに掲載されている写真は、関係団体や土地所有者様の特別な許可・指導の下、撮影者・モデル共にプラブーツを装着するなど、注意を払って撮影しております。』


昨年9月27日から、
僕に指摘されるまでの半年間以上、ただただ放置しておきながら、今頃上の様な追記文章を書き、それで良しとする企業姿勢。

その一方で、
「撮影地の約束事を守りましょう!」などと自社の同じホームページに書いてます…


さらに、
「美瑛の撮影マナー及びルールを定め、その普及により農地の保護と地域経済の発展に寄与することを目的として設立された、NPO法人 美瑛町写真映像協会の取り組みに賛同し、協賛企業として、オリンパスやキャノンと並んでニコンもしっかり入っています。」


そのNPO法人 美瑛町写真映像協会のホームページの中では、次の様な問題が書かれています。
『美瑛の観光公害は深刻になっています…観光スポットの1つ、「セブンスターの木」の横に立っていた約40本のシラカバ並木を地域住民団体が、周辺の写真撮影に訪れる観光客らが周辺農地に立ち入り、交通渋滞も招くなどオーバーツーリズム(観光公害)の被害が深刻化していたため伐採に踏み切りました。』

今年の1月、真ん中右の白樺並木が全て伐採されました!
農家さんの中にはこの様に、
日頃から、ルール違反やマナーの無い酷い撮影者に悩まされている方達が多く、Nikonの様な企業は、その様な社会の現状を考慮した行動を取らなければいけない。またそれが世界的なカメラメーカーのあるべき姿でしょう。

Nikonの様な企業は、もっとこの様な地域の社会問題に対して、現場で苦悩されてる人達に「配慮」が必要だったはずです。
農家の皆さんの中には「こういう写真を掲載して欲しくない!」そう思ってる・感じている方も多数いる訳ですから…。


戦場写真や報道写真でもない、たかがレンズのPRに使う写真です。
それをわざわざ問題の起きてる美瑛町に来て、必要性も無いのに畑に入って写真を撮る。そしてそれを掲載する。日々その事で苦悩されてる農家さんや、その地域に住む人達の感情は考えずに。

許可貰ったから俺達は撮影が許される。またそうやってでも撮影したいと考えるのは、全て写真撮ってる人達のエゴです。
写真家じゃない、まともな一般人の多くは、そういう人達に違和感を感じ、時には嫌悪感さえ感じています。

この案件は、そもそもコンプライアンス云々の問題ではなく、
カメラメーカーNikonが、この地域の社会問題を既に知っているにも拘わらず、日々その事に関わってる人達や農家さんに対して、違和感や嫌悪感を抱かせるような写真を普通に当然の様に掲載する事、その企業姿勢に問題があるのです。
またその事に町の行政や農家、地域の住民が「苦言」を述べても、結局そのまま掲載し続けるという「企業の意識」も問題です。

★社会性が無い者を、我々は写真家と呼ぶべきでは無いと思います。
また同時に、反社会的な行為を助長する可能性のある行動を、必然的な理由も無く行う企業も、「コンプライアンスを守る一流企業」などと呼べないはずです。


人一倍「ニコン愛」が強かった僕は、とても悲しいですし残念です。

今後多くの方の眼に触れ、考えて頂ける様、この記事は残しておきます。
尚この件に関しまして、今回ご協力・ご尽力頂きました皆様、さらにはコメント頂きました農家の方々、お礼を申し上げます。誠にありがとうございました。


この有名な撮影場所の農家さんは、ご自身で畑に侵入されないように柵を設けて、撮影し易いように除雪され、さらに駐車場まで用意して下さってます。

Nikonは高感度(ISO)でノイズに強いカメラ作ってますが、企業のグローバル感度低過ぎ。地元から苦情ノイズ出まくりです。

★人気の撮影スポット「シラカバ並木」伐採 - 北海道・美瑛町



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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



世界一美しい画面に、世界一美しい街の風景が出る。宜しければその模様を下記よりご覧下さい。(開始25分丁度からその瞬間が見れます♪)
The most beautiful screen in the world will show the most beautiful cityscape in the world. If you like, please watch the scene from below.
(You can see the moment from exactly 25 minutes into the show.)
Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)

Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather

Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
Kent Shiraishi Photography Workshop & Hotel

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