天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
夜空を眺めて、ノンノはふるさとの北海道でみた明るい月と、お母さんのお話を思い出しました。雪女の一族の生命は、半分が人類からもらったのです。別の半分は、暗夜を司る神様、ツクヨミが源です。ノンノは、月に行けば、一族に命を与えてくれた神様と会えるかもしれないと、考えています。ノンノは、人類の発明、ロケットに乗れば、月球へ飛べると聞きました。宇宙船の形にしたチョコレートもよく見たことがあります。でも、食べるなら、やっぱり北海道のメロン味が一番好きです。