徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第1巻 対話241

2017-07-15 21:36:30 | 日記
不幸についての質問。
どうすれば不幸を避けることができるか。

マハルシ「不幸に形があるでしょうか?不幸とは単なる望ましくない想念にすぎません。心はそれに抵抗するだけの力がないのです。」

どうすれば心の強さを得られるか。

マハルシ「神を礼拝することによってです。」

内在する神への瞑想は、理解しがたい。

マハルシ「神のことは放っておきなさい。あなたの真我をとらえなさい。」

私たちが不幸とよんでいる出来事は単なる出来事でしかありません。
ですが、不幸(とよんでいる出来事)の真っ只中におかれている時は本当に苦しいものです。

真我を知ったからといって不幸がなくなるわけではありません。山積みの問題が一瞬で解決するわけでもありません。不幸は相変わらず存在しているし、問題も問題のままです。
ただ不幸が不幸でなくなり、問題が問題でなくなりました。
真実を知ったので、そこにとらわれることがなくなるのです。

心の強さを得られる質問に対してマハルシは神を礼拝することだと語った後すぐに神のことは放っておきなさいと語っています。神も真我も同じものですが質問者に合わせて丁寧に語られています。

真我を知った今でさえ不幸や問題にのみ込まれることはまだまだあります。ですが、神に帰ることを知っているので帰る最大限の努力をします。真我を知った後からが本当の意味での修練です。


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