竹林亭白房

『笑点』大喜利(第2714回)★落語

□本日落語二席。
◆四代目三遊亭萬橘「寄合酒」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、平成31(2019)年2月20日(第608回「TBS落語研究会」)。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・二代目林家三平・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2714回)。
令和2(2020)年6月7日OA※リモート大喜利。
前々回(第2712回)に続いて二度めのリモート大喜利(ちなみに前回は過去の大喜利から)。前々回のときも思ったのだが、どうも、このリモート大喜利は、メンバー各自が即興で考えて答えているのではないだろうか。

というのも、通常の大喜利にくらべて、どうも答えの精度がずいぶん低い感じがするのである。今やプロレスと同じで周知のことだろうが、通常の大喜利は、ちゃんと構成作家による台本があって、その練習までしたうえで本番に臨んでいる。

そういう作りかたの過程で、メンバー一人一人にキャラクターづけ(圓楽の腹黒など)して、一つの『笑点』大喜利の世界を構成しているのである。自分の記憶にまちがいがなければ、そういう作りにしたのは、初代司会の立川談志だったと思うのだが。
いずれにしても、リモート大喜利は駄洒落一つにしても、何か薄っぺらでその場で考えたと思わせるような趣だった。よく練られた答えではなかった。まあ、本来の寄席で行われる大喜利というのは、そういうものだったのだろう。
前々回で、なんとなくそれに気づいて、もしかして二回めはリモートでも、そのときの反省に立って台本ありで演るのかなと思ったが、どうやらそれはなかったようである。

おもしろことに、通常の大喜利では、出題後、メンバーはそれぞれ答えを考えている所作をするのがちょっとわざとらしいのだが(とくにたい平)、今回のリアル大喜利では、誰もそんな所作をする者がなかった。本当は今回のほうが真剣に考えているはずなのだが。

家にあるグラスやコップを手にして何かひと言という出題があった。みな器だけを手にしていたなかで、小遊三一人だけグラスに何か入っていて、自身はそれを麦茶だと言っていたが、どうもあれはウィスキーだったのではないかと思わせる飲みかただった。まあ、みんなくつろいだなかでの仕事だったというわけだ。在宅勤務だ。
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