竹林亭白房

一之輔「提灯屋」★落語

□本日落語一席。
◆春風亭一之輔「提灯屋」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和3(2021)年9月24日(第639回「TBS落語研究会」)。
解説の京須偕充は、一之輔の「提灯屋」の演技について、名演ならぬゴウ演だと言った。「ゴウ演」とは「豪演」か「剛演」か。「強演」ではないよな。いずれにしても、迫力のある演技といったところか。

ちんどん屋から広告をもらってきたことをめぐって、字の読めない町内の若い衆がああだこうだと言いあうところで、何人かの者がめちゃくちゃな読み取りかたをしようとする。そういったあたりを指しての「豪(剛)演」ということなのだろう。

なかに一人、字を読みとろうとするのでなく、広告の匂いをかいでなんの店かを当てようとするというのがあった。これは、一之輔オリジナルか。結局「印刷屋だ」というギャグになっている。おもしろい。
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