ビタが亡くなった事を聞いて何人ものお友達がビタに会いに来てくれた
私がひとりにならないように心配して会いに来てくれた
29日の夜はラックルをお願いしていた方がお線香を持って来てくださった
それに私への差し入れも
1時間くらいお話しただろうか・・・知り合って間もないのに本当にありがたかった
29日深夜には沿線上に住む元同僚が
30日午前中はマリンちゃんとお母さんが
マリンちゃんはちょっとだけビタをクンクンした後つかず離れずの距離でそこに居てくれた
マリンちゃんとは取っ組み合って遊んだ仲だった
同い年でたまたまお散歩で知り合って、それから9年のお付き合いだ
お散歩で会うのだから当然ご近所さんなのだが
この7ヶ月マリンちゃんのお母さんの存在は本当に心強かった
30日午後にはRさんが
たまたま届いたメールでビタとのお別れを明日にしましたと伝えたら
「今日の午後なら時間があるから会いに行くわ」とおっしゃって
「ビタちゃんドライアイスとかはどうしてるの?」と訊かれ
「何処に売ってるのか分からないし、今はアイスノンと保冷材を使ってます」と答えると
「じゃあ私探してみるから」と言ってくださり
途中で私がお願いしたお線香と、預かったからという花束と5Kgのドライアイスを抱え
午後2時ごろ来て下さった
18時近くまで付き合ってくれて・・・忙しい身なのに・・・
31日は多摩からMちゃんが家族で来てくれた
前回来てくれた時と同じ様にビタにキスしながら「よく頑張ったね」って泣いてくれた
泣きながらビタの話をしているとお別れの話になり・・・突然Mちゃんが
「ちえみさん大丈夫なの?私一緒に行こうか?」と言ってくれた
私は思わず「ほんとに??!!」と聞き返していた
正直ひとりで大丈夫だろうかと不安で仕方がなかった
ちゃんとビタを送れるだろうか・・・
その直前に「やっぱり止めて下さい」って叫ぶんじゃないだろうか・・・
お骨ちゃんと拾えるだろうか・・・直視出来るだろうか・・・と不安だらけだった
Mちゃんのご主人も頷いてくれて私はほんとうに感謝した
30日から1日に掛けてたくさんのお花が届いた
ほんとうにビックリするほどたくさんのお花が・・・
ビタは綺麗なお花に囲まれて嬉しそうだった
Mちゃん持参のカレーを食べて、時々泣きながらビタとの時間を過ごしていた
段々と出発の時間が近づいてくる
私の心臓はまたおかしな動きをしていた
いつか安楽死を考えていた時と同じ様な感覚だった、情緒不安定の手前だった
どんどん時間が過ぎていった
時間が止まって欲しいって何度も思った
でももう2時半過ぎた・・・タイムリミットだ
ご主人にビタを車まで運んでもらい2台で霊園へ向かった
私の気持ちを察してなのか
全ての信号に引っかかった
私はずっと隣のビタを撫ぜていた
助手席のビタを霊園の方が焼香の場所まで運んでくれた
私は「丁寧に扱ってくださいね」と少し大きな声でお願いしていた
(帰宅してMちゃんが、あの時はビックリしたと言っていた・・・そんなに大きかったかな)
観音様に「ビタをお導きください」とお願いして、順番に焼香を済ませるとそのまま火葬場へ・・・
そこで最後のお別れをした
扉の前にビタが連れて行かれた
ちょうど顔が見える状態でビタは寝かされた
私は扉が閉まる瞬間まで見届けようと決めていた
でも扉が閉まる瞬間思わず「ビタぁ~」と叫んでいた・・・様な気がする
Mちゃん達と50分ほど待合室で待った後、収骨の為先ほどの火葬場に戻った
そこには・・・
ビタがいた
最初だけは2人でひとつのお骨を拾った
あとは個々にひとつずつ拾いながら骨壷に収めた
Mちゃんとご主人も力を貸してくれた
係りの方がさり気なく説明をしてくれた
ビタのお骨は綺麗だとおっしゃった、確かに真っ白だった
最後に係りの方が頭と喉仏を収めフタをした
その骨壷を抱えるよう言われ手に取った
骨壷は温かくて・・・ビタがそこに居るような気分になった
お骨になったビタと一緒に帰宅した
Mちゃんは21時頃まで付き合ってくれた
彼女のおかげで私は、無事に飼い主としての最後の務めを果たす事が出来たと思う
本当にどうもありがとう
彼女達が帰った部屋で私はやはり号泣した
ビタの名前をずっと呼んでいた
ビタ・・・ビタは本当に大勢の人たちに愛されて幸せだね
最後の最後まで愛されて・・・
ビタの事大好きだって言ってくれてるよ
見えるかな?このメッセージ・・・伝わってるかな?このメール・・・
ビタの事忘れないって・・・