ビタとインスリノーマ

インスリノーマとの戦い? 2010年1月5日から

1月31日(日) 術後6日目

2010-01-31 21:48:28 | 日記
昨夜は21時過ぎにベッドに入ったのだが
体は疲れているのに脳が眠ってくれない…そんな状態だった

今朝7時頃メールで起こされる
この時間に誰だろう…と思いつつベッドの中で薄ボンヤリ考えながら、気になるので起きた
Kちゃんから「ナムル条件に合うよ、今日お昼頃行くよ」と書いてあった
何だろう…とにかくとっても嬉しかった
病院が開くのと同時に電話して予約を入れた、私も12時頃に着くように出発

12時少し回ってKちゃん到着…何年ぶりだろうか…4年ぶり?だね、元気そうで良かった
泣きそうになるからなるべく目を合わせないようにした…それでも涙声になっちゃった
ナムルは小さい頃に会ってたつもりでいたが、それはネットの中でのことだったみたいで
実は『初めまして』だった事に途中で気が付いた(汗)
早速受付を済ませ、同意書にサイン、身体検査(触診)、検査用の採血、30分ほど待つ
(今日は空いているとの事で(日曜だからかな)30分ほどで結果がでるから、とのことだった)

僕ぜんぜん痛くないよ…って言うか鈍感(^m^)


ナムルの検査採血が終わると同時にビタが連れてこらえた
今日は診察室の即席ベッドは無し!歩いて奥からやってきた
そのまま待合室で面会だ、お散歩もいいですよと言われた♪
抱っこした状態で外に出た、今日はよく歩く、クルクルもしない、まだよろけるが少しずつしっかりしてきている気がする
でも私の事は…?
するとKちゃんが「ビタちゃん、ちゃんと分かってるよ。大丈夫だよ。発作起こして、その後病院で大変な事になって、しんどくて、手術して、痛くて…だから今それどころじゃないだけだよ。痛いのに言う事なんか聞けるか!って感じなんだよ」って…
そう言われるとそうなのかも…なんて気にはなったが…でもやっぱり不安は拭いきれないのだ
はじめましてのナムルに急に吠えられて若干びびるビタ、刺激になったかな?
しばらくするとKちゃんが呼ばれた
検査結果と説明を受ける。ナムルの血液問題なし!というわけで奥に連れて行かれた
ビタの場合、血液の赤い部分が必要なのではなく白い部分が必要らしく
その白い部分だけを輸血するので一致条件の範囲が広いらしい…ややこしい
15分くらいでナムルが戻ってきた、首にはバンダナが付けられていた
献血した子は貰えるんだって♪待合室には献血した子への感謝状が貼られている
その感謝状の写真がこれだよ

そしてナムルの血液はその2時間後ビタに無事輸血されました
Kちゃん、ナムルどうもありがとう。

ナムルの献血中別のお友達(Mちゃん)からメールが…
「柴の子が協力するって言ってくれてます」って、またまた涙が溢れそうになるのをグッとこらえる
でも結構ハイパーな子らしくて鎮静が必要かも…と飼い主さんが気にしてるって
丁度病院だった事もあり先生に詳しい事を確認すると
①鎮静とは麻酔とは異なり眠らせるわけではなく、「ぼォ~」っとした状態にすることです
②鎮静をかけた場合、その後ある程度大丈夫な状態になってからお返ししたい
③よって採血後3時間くらいかかるかもしれない(タイミングが悪いと昼の受付で18時頃とか)
④ひと晩は「ぼォ~」っとした状態が続く(大体の子がそう)
それ以外は先に説明した通りです
柴の飼い主さん…鎮静は問題ないみたいだけど拘束時間が長いのが厳しいみたいで残念ながら見送り
(小さいお子さんもいらっしゃるみたい)
先生にまだ輸血の必要性があるか確認すると、あと1回は必要かも…と
出来れば水曜日辺りにお願いできるとベストなのですが…と
(病院のストックはなるべく緊急の為に保存しておきたい、という考えもあるみたいだ)
Mちゃんは「大丈夫!また声掛けてみるから」と言ってくれた
声を掛けるのも簡単な事ではないと思う…本当にどうもありがとう
そして「協力するよ」って言ってくれた柴の飼い主さん…どうもありがとうございます

ビタが輸血している間Kちゃんと航空公園側にあるドッグカフェへ…4年ぶりに色々話した
彼女もすっごく悲しい思いをした人なんだ…
Kちゃんとナムルがイチャイチャしてる姿を羨ましそうに眺めるわたし
「早くビタちゃんとイチャイチャしたいでしょう(^m^)」とKちゃん、思いっきりうなづいた

輸血が終わって面会できるかなァ~と16時頃病院へ戻る
先生が申し訳なさそうに「ごめんなさい、予定がずれてビタちゃんこれから輸血なんです」と
そこから1時間半近く待った
何だか待つことにすっかり慣れた私
待合室にサービスで置いてあるドリンクを飲みながら雑誌を読む
あっと言う間に90分が経った
(雑誌なんてこんな時じゃないと読む時間なんてないからかえって良かったのかも)
輸血が終わったビタが待合室に連れて来られた
今日のビタはよく歩いた、なんだかんだで15分くらい歩いただろうか…お疲れになったようで眠りだす

ヨロヨロしながら歩くビタ


好奇心は旺盛…お目当ては食べ物?


寝息を立てながらスースー心地良さそうに眠っている…何をやっても起きない
ビタの寝顔を眺めていた、飽きることなく眺めていた
先生が他の患者さんの診察が終わったようで待合室にいらした
病院にはもう私だけみたいだった。昨日、今日の状態を聞く。
お水だけだが、とりあえず大きな吐き戻しはないので明日からご飯を始めてみようと思うとの事だった
今後の…退院のメドを聞いてみた
早ければ木曜日くらいと言われ驚く(早くても週末かと思っていた)
①血液凝固はあと1回くらいの輸血で治まるのではないか…(あくまで予測)
②現時点で腹膜炎は起こっていなさそう
③明日からのご飯で吐いたりしなければすい臓が無事回復している指針になる
 (逆に吐いてしまったら退院は先に延び予測は不可能)
この『ご飯』が大きな鍵になるようだ
そして病理検査の結果は水曜日くらいになると言われた

どうかこのまま何事も起こらず退院にこぎつけたい
そして願わくば転移がないことを
「悪い細胞は取りきりました、今のところ転移の可能性は低いです」という言葉が聞きたい
更に退院時には以前の天真爛漫なビタに戻っていて欲しい

人間って徐々に贅沢になるよね
10日前までは「水曜日までなんとか!!」で、1週間前は「どうか手術が無事に…」だったのに…
「欲があるから悩むんだ」って誰かが言ってたなァ
でもやっぱりそう願ってしまうのです

献血ワンコ探しに力を貸してくださっているみなさま、ありがとうございます
2回目の輸血は無事終わりました
出来ればあと1回(1ワンコ分で足りるみたいです)もしくは2回…協力犬がいてくれると助かるのですが
引き続きよろしくお願いします、若干体重不足でも大丈夫みたいです(9.8Kgとか)

1月29日(金)撮影…傷口


同じく…水曜日よりは楽そうだがまだグッタリ感漂うビタ


来週末はミントさんで退院祝い♪とか出来たらいいなァ~なんて思ったりして
ビタが疲れるのかなァ~じゃあ再来週?
どうか現実になりますように…早く解放されたい…解放されたら私が倒れたりしてね(汗)
今週も休みは無しだ…明日休みたいよォ~…なんて冗談言える余裕も出てきました
まだ分からないけど…今日まで一緒に悩んだり心配してくれた皆さま
とりあえず今日までは順調に回復しているようです
ありがとうございました。あと少し(で終わって欲しい)応援よろしくお願いします
のんちゃんにもパワー送ってくださいね

しっかし・・・つかれたァ~

1月30日(土) 術後5日目

2010-01-30 20:44:20 | 日記
今回の闘病記録…前半の写真はまったく無い(そんな状況ではなかったのだ)
それでも19日の夜から少し撮ったりしていた
今日はそれをまとめてUPしておこうと思う

19日(火)
頭がおかしくなったビタを無理やり連れ帰った2日目の夜
ビタは注射で眠らされている…まだこの時は朝まで眠ってくれているものだと思っていた時間帯だ
18日の晩は「死ぬんじゃないか!?」そればかりが頭をよぎり写真の「し」の字も浮かばなかった


ビタの命綱だった点滴の機械
ビタを移動する際に、その都度この点滴を外さなければならなかった…死ぬほど怖かった


手術前日(1月24日)トートバッグに頭を突っ込みおやつを探すビタ
この辺は本能で動いているみたいだ


同じく前日(これは前にも掲載)鼻カテーテルが入っているビタ


同じく2日目
ビタは息も荒く小刻みに震え(軽い痙攣状態)しんどそうだった
赤いのは単なる胴輪、この胴輪にお守りが付けられていた(今も)

しばらく動いていたが、横になってそのままジッとしていたビタ
緑色の線が空気を送っていたチューブ

私はビタの横で「ビタ頑張れ…」と言う事しか出来なかった

今日は朝から1日仕事覚悟でお寺さんへ行った、やっぱり混んでた
先週言われた気になる事…一応思い当たる内容持参で行ったのだが…他にもあるみたいな事を言われ
「もうこれ以上は私には無理!」と思いつつ帰宅した
今日の願掛けと供養でビタの頭も戻ってくるかと期待したが…どうなんだろう…
でも私に出来る範囲内の事はやったから悔いはないと思っている
一応確認はしてみるが…こうゆうのって信じない人は信じないし、相手にしてくれないから難しい
最終は分からないまま曖昧な状態で供養させてもらおうかなァ~それしかないなァ~と思っている

病院から連絡はない
『大きな異常は出ていない』という判断で大丈夫だと思うが、この「大きな異常」というとこがミソで
「小さな異常」は出てたりして、明日行くとガッカリさせられてしまう事になるのだ
だからいつも病院へ行く時はドキドキしながら行く事になる
お水飲んでどうだったかなァ~吐いてないかなァ~明日はご飯食べられるといいなァ~

最近のん母さんからの書き込みがなく
一部のお友達から「のんちゃん何かあったのかなァ~」なんて聞かれることがありました
実はのんちゃん今週検査だったんですが、もしかしたら肝臓に転移してるかも…と言われたそうです
来週インスリンの数値を計ってから最終ジャッジが下されるとの事でした
のん母さんは2度目の手術を行うかどうか悩んでるみたいです
(やっぱりインスリノーマって怖い病気なんだなァ~と気付かされた)
切除できる場所に「しこり」はあるらしいのですが
切除しても他への転移も考えられるわけで…
のん母さん相当辛いんだろうなァ~と今の心境が手に取るように分かります
このブログを読んでる皆さん!
のんちゃんとのん母さんにも皆さんのパワーを送ってあげて下さい
これも何かの縁だと思います。
私が皆さんに助けられたように、きっとのん母さんも気持ちの上で救われると思います
ぜひ!よろしくお願いします。

今は他の人の事を考える余裕が出来た私だが…ビタの病理検査の結果はまだ出ていない
1週間って言ってたっけ…早ければ明日とかに聞かされちゃうのかなァ~
がん細胞取り切れてなかったらどうしよう、転移の可能性大とかって言われたらどうしよう
そうなったら隈笹とラックルとハーブときのこと…絶対退治してやるから!
でも、転移と同じくらい心配なのがビタの頭…私の事思い出してくれるのかなァ~
なんでこんな事になっちゃったんだろう…あの日連れ帰っていれば…そこだけが悔やまれる

お正月明けから今日まで、考えたらゆっくり出来た日ってないんだなァ~と今日気が付いた
しんどいはずかァ~と改めて思った
今夜はこのまま寝てしまおうかなァ…
献血候補者は見つからない、明日先生と相談しよう…意外と良い方向へ向かってるかもしれないしね
お友達ワンコに声を掛けてくれたお友達、「体重があれば…」って連絡くれたお友達
ブログで呼びかけようか?って言ってくださったお友達、その他色んな理由で心を痛めてくれたお友達
ありがとです
気持ちは十分伝わってますから(^^)

1月29日(金) 献血のお願い・・・追記です

2010-01-30 00:10:59 | 日記
【追記】
献血は緊急ではありません
今日のところは病院のストックを使用しました。が、今後まだ輸血が必要になる可能性があります
又病院の在庫が切れる可能性もあります
万が一の事を考えて念の為に献血をお願いした次第です
緊急だと心配された皆さま…言葉足らずで余計な心配をお掛けしてごめんなさい
ですので週末絶対必要、というのではなく来週一杯
…血液に余裕が出来るまで献血をお願いする事になると思います
たくさんあるに越した事はありません、ぜひ協力いただけると嬉しいです
また↓に書きました【献血時および献血後の問題について】ですが稀との事です
今までに電話が掛かってきた事は一度もないとの事でした
(でもやっぱり心配ですよね)
今日のビタ…水曜日よりも楽そうでした…詳しい事は後ほど下の下の方に書きたいと思います

病院から「血液凝固が始まったので輸血をしますが…」と電話が入りました
これを読んでいる方にお願いがあります
もし可能でしたら献血をお願いできないでしょうか

以下、病院から受け取った献血に関する内容を抜粋して記します

************献血可能なワンコの条件****************
体重10Kg以上(♂・♀・犬種は関係ありません)
年齢1歳から7歳まで
各種予防(フィラリア、狂犬病、混合ワクチン)を毎年実施していること
現在大きな治療(抗癌治療、骨折治療)を受けていないこと
過去に輸血を受けていないこと
出産歴なし

******************当日の内容**********************
受付で承諾書を記入します
      ↓
先に血液検査を行います
(ビタの血液とマッチするか、フィラリア等を確認)
検査結果が出るのに2時間以上かかります
      ↓
血液のタイプが合えば採血(15分くらい)
暴れちゃう子は鎮静をかける場合もあるそうです

********献血時および献血後の問題について**********
①献血後は鉄剤が2週間分処方されますが、一部のワンちゃんは鉄剤投与後にお腹を壊すことがあります
 鉄剤投与後に便が緩くなるようでしたら、鉄剤の投与を中止病院まで連絡を入れてください
②一般的に献血後に体調が崩れることはありませんが、万が一献血後体調がすぐれない、
 あるいは体調の変化にお気付きになりましたら病院まで連絡を入れてください。
③鎮静剤が使用された場合、まれに覚醒の遅れ流涎(よだれを垂らすこと)、吐き気、アレルギー反応などが
 認められる場合があります。万が一この様な状態が認められた場合、
 対症的な治療が適応となることがあります
④輸血中、受血犬に異状が認められ輸血行為が中止される場合があります。
 その場合未使用の血液に関しては
 献血犬の飼い主様とご相談の上輸血が必要な他のワンちゃんに使わせていただく場合があります。

******************その他事項**********************
①首の内側から採血しますが、衛生面を考慮しその部分の毛を刈ります。
②費用は掛かりませんが、病院までの交通費等は負担下さい
③受付から終了まで3時間くらいかかるそうです
④献血量は体重×20ml×0.8(支障がないと言われている量だそうです)

ざっと以上の内容になります。
病院の場所は関越自動車道『所沢IC』から車で10分くらいです。
この週末献血可能な方がいらしたらぜひ私まで連絡下さい
30Kgの子からの献血量が輸血1回分になります。
10Kgの子でしたら3頭で輸血1回分の量になります。
大型犬のお友達がいたら声を掛けてみてください。
ご協力よろしくお願いします。

わたくし今週日曜日は、昼を挟んで数時間は病院にいるつもりです。

さっき急いで【追記】書きました
緊急事態か?!と思わせてしまったみたいで改めてごめんなさい
昼間、会社から急いでアップさせたので言葉足らずになってしまっていた様です、反省してます
でも血液が必要であることには変わりありませんので、お時間と「ウチのワンコの血をあげようぞ」と
おっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡くださいませ、よろしくお願いします

仕事を終えて18時10分くらいに病院へ到着
玄関(この表現で良いのか?)入ると受付のところで制服姿の高校生風の女の子が鼻をヒクヒクさせていた
その子の横を通り過ぎ椅子に腰掛ける
受付ではそのお母さんらしき人とお兄さんらしき人が看護士さんと話をしていた
女の子はただ単に鼻をすすっていたわけではなく泣いていた
しばらくすると奥から看護師さんに抱かれたダックスが…
その3人はレントゲン写真らしきモノが入った袋を手に、そのダックスを抱いて出て行った
何となく察しはついた…そんな光景を見て「やっぱりビタはラッキーだったのかも」と改めて思った
隣には鼻が剥けたワンコがいた(犬種は不明…ミックス君かな?)本来真っ黒であるはずの鼻がピンクだった
でも元気そうに歩き回っていたのが印象的だった
少しして診察室に呼ばれた、水曜日みたいに機器に繋がれたビタの姿ではなく
何も付けずにヨロヨロしているビタがいた、ガリガリだった
手術前日から何も食べていない、随分痩せたなァ~…でも意外にも10.3Kgあると聞き驚いた
看護士さんが昨日からの様子を説明してくれた
酸素吸入は呼吸が安定したし、酸素の量も足りているので外したそうだ
鼻カテーテルも外されていた
点滴は今も続けているが1時間くらいなら外しても大丈夫との判断だった
ただウンPが…基本的に食べていないので何も出ないのだが
頻繁に水っぽい粘っとしたモノがちょこっと出る、私がいる間に3回した
でもこの症状はさほど心配することはないようだ
オシッコもほんの1時間の間に2回した
しばらくビタと2人になる、いつもの即席ベッドに腰を下ろしビタを眺める
水曜日よりはずっと楽そうだ、呼吸も激しくないし震えもない、傷の保護テープはなくなっていた
15分位経っただろうか、先生が入っていらして更に詳しい状態を説明してくれた
血液の凝固はすい炎に伴って起こりやすい現象だそうだ
凝固=腹膜炎というわけではない、と聞かされちょっと安心した
「献血してくれる方はみつかりそうですか?」と聞かれた
ブログの事を初めて話した、お友達はコッカーが多いこと、体重が満たない子が多いこと等伝えた
先生と話をしている時にビタがへそ天の格好になった
先生が「お腹が痛いときはこの格好はしませんから(^^)」とおっしゃった
水曜の時は本当に辛そうだったが今日は痛みも随分和らいだのかなァ~
このまま腹膜炎を起こさず無事回復して欲しいなァ~と願う
何も食べていないせいかフラフラしている
そして相変わらず私の事は分からない、今日はやたらと左周りに回っていた
先生に「今処方している薬や点滴が全て抜けたら、頭、戻りますかね…?」と聞いた
「う~ん…時間がかかるかも…」と先生、その後発作は起こっていないらしい
このままビタの頭が戻らなかったら、どんな生活になるんだろう…
今ビタは時々吐いてしまうようだ(食べてないから胃液程度しか出ないらしいが)
ただこの吐く症状、ビタ自身がクルクル回転してしまう事により、気持ち悪くなって吐いているのか
すい臓の方からきている嘔吐なのか、いまひとつ判断に迷うとおっしゃっていた(困った子だ)
この嘔吐が治まれば食事を始めるとの事だった、そして明日辺りからとりあえず水からスタートらしい
手術後ビタは水さえもクチにしていなかった、人間なら文句タラタラだろうね(^^;)
そして手足からの点液が限界にきているらしく(もう何週間点滴してるんだろう…2週間か)
今度は首に留置針を設置する(この表現で良いのか?)との事、そしてその処置を今夜行うとの事だった
とりあえず今日までは順調に推移している…って事で良いのかな?
合併症は色々出るがこれでもきっと順調なのだ
ビタと診察室にいる間に隣の診察室の声が聞こえた
隣の子は骨のガンの疑いなのかなァ~…これから色んな検査をしてひとつずつ潰していくようだった
20時近くに病院を後にした
私の車の隣には【札幌ナンバー】の車が止まっていた、驚いた

もうひとつ驚いた事が
私がずっとN先生だと思っていた先生の名前が違っていた!本当はO先生だった
初日にNという名札を目にした私…その名前がとっても印象に残っていた
で、勝手にその名札とO先生を結びつけてしまったようだ。N先生は先生ではなくカウンセラーの方だった
今までに何度も電話を貰っていた、その度に先生は名乗っていた…にも関わらず私は気が付かなかった
それ程に「心ここにあらず」だったようだ(^^;)
まァ確かに病院からの電話はいつもドキドキして身構えて出ていたもの(今もそうですが)
先生によ~く謝罪しておいた…先生大変失礼しました
そして未だ聞き忘れていることが…血管に4cmの空気が入っても問題ないんだろうか?
多分問題ないんだろうなァ~

明日はお寺さんに行く
ビタと今度会えるのは日曜日、日曜には頭が回復していればいいが…多分回復してる気がする
…無理かな…










      

1月28日(木) 術後3日目

2010-01-28 23:09:45 | 日記
只今、昼休み

「ビタぁ~~早く戻ってこいよぉ~」…心の叫び

午前中携帯に「ビタちゃんもちえみさんも上手に戦えてると思うよ!」って医療従事者の友達から…
すっごく救われた気がした
人間で言ったらビタは今『絶対安静』の集中治療室って感じなんだろうなぁ~
頑張って乗り越えて早く戻っておいで…ビタの姿がウチから消えて2週間…さみしいよ…

今日病院へは電話を入れなかった
どうしてかなァ~…ビタの様子を聞くのが怖かったのかなァ~
聞いても私には何も出来ないし…って思ったのかなァ~
病院からの連絡はない、とりあえず大きな変化は起きていないんだと思うことにしている
祖父母、父親の戒名を確認した
自己満足かもしれないけど行かずにはいられないのだ

明日は病院へ行く
少しでもいいから良くなっていて欲しい、少しでも良いから私の事を思い出していて欲しい


1月27日(水) 術後2日目

2010-01-27 22:26:12 | 日記
3日ぶりに病院へ行く、18時40分到着。今までに無く待合室が一杯だった
15分ほど待ったろうか…一番奥の部屋から看護士さんが私の名前を呼んだ
中に入ると機器に繋がれたビタがいた、ひと目で具合が悪そうだと分かる
看護師さんに「どうなんですか?」と思わず聞いた
「詳しい事は先生から…今日は昨日より元気がないです…」とだけ言って部屋を出て行った

しばらくビタと2人っきりになる
ビタはヨロヨロと動いている、息が荒い、やっぱり私の事は分からない
ビタにジッとしてるよう促しながら滑り止めマットに設置された即席ベッドに腰を下ろした
ビタを脇に抱き寄せる…
5分くらい経ったろうか…やはりしんどいのか私にもたれる感じで伏せの状態になった
体は小刻みに震えている(痙攣に近い震え方かもしれない)目はうつろな感じだ
血糖値の事ばかり心配していたが、別の症状が現れていた
「ビタ、よく頑張ったね。辛い思いさせてごめんね…」とビタに謝っていた
傷口を見ると上から保護用のテープが貼ってあったが綺麗に縫い合わされていて
炎症等が起きている感じは受けなかった
どれくらいビタと一緒にいただろうか…N先生が入っていらした
手術の結果と今日までの経緯を聞いた

すい臓は半分切除したそうだ
真ん中に出来ていた「しこり」その部分だけを切り取ると左半分のすい臓が壊死する可能性が大きいとの事で
その「しこり」を含めた左半分を切除したとの事だった
ただ、その中央の「しこり」が胆管(胆嚢とつながっている管:胆汁を出す役目)と余りに近かった為
ギリギリまでは切除したが悪い部分全てを取り除けたかは病理検査の結果を待つしかない、との事だった
病理検査結果は1週間後に出る
また左の方に出来ていたしこりは全てまるごと切除したとの事だった
先生が言うには、中央にあったしこりが原種で大きい方が飛んだのではないか…とおっしゃていた
その他に目に見える腫瘍はなかったとの事
そして、すい臓を半分も切除したわけなので、膵炎を免れるはずはなく
昨日は1日元気にしていたようだが、今朝からしんどそうになってきた、と聞かされた
膵炎…簡単に言えばすい臓が炎症を起こすということだ、イメージ的には私たちがナイフで腕を切ったとしよう
そうすると、まるでそこが心臓になったかのごとくドクドクとして
全ての痛みがそこに集中している感覚を誰もが経験した事があるのではないかと思うが
まさにあの感じがお腹の中で起こっている…そんなイメージらしい…だから相当痛いそうだ
今はモルヒネを打って傷みを和らげ、更に眠らせるようにしているとの事だった
ビタ…相当痛いんだろうなァ…先生と「動物って偉いですよね、痛いとも言わず、人間みたいに泣いたり喚いたりもしないで、ひたすら耐えて…」なんて事を話していた
そしてこの膵炎がやっかいで、自然回復を待つしかないのだが
長引くと腹膜炎を起こし、また播種性血管内凝固症候群とやらも併発してしまう可能性が出てくるそうだ
そうなると長期(3週間以上)の入院による管理が必要になる、当然ビタの体力も落ちてくる
マイナス要素が一杯出てきてしまう
どうか膵炎だけで、なんとか乗り切って欲しい、ビタの生命力、免疫力に期待するしかない
こればかりはひたすら落ち着くのを待つしかないようだ
心配した血糖値に関しては幸い100前後をキープしていて
今のところすい臓が正常に機能している事が見受けられるそうだ
血糖値に関しては先生の想定外だったらしく、これほど顕著に効果が出るとは思わなかったとおっしゃっていた
あとは膵炎だ。膵炎さえ治まってくれれば…週末またお寺さんに行くしかない
先生と話している間ビタはず~っと横になったままだった
一晩中隣りにいたい思いを抑えて診察室を後にした

今日は水曜日、所沢に行くようになってからまだ1週間なんだァ~としみじみ思う
もう1ヶ月くらい前の様な気がしている
今日のビタ…かなりしんどそうだった…痛いの我慢してるんだろうなァ~って言うのがよく分かった
でも先週の月曜の晩、あの時のしんどさとは違っていた
あの時は「もうダメかもォ~」というしんどさだったが、今日のは「これから良くなるから、頑張れ!」って言えるしんどさだった
何とかここを乗り切って欲しい
病気に負けないで、腫瘍になんて負けないで、暴れているすい臓が落ち着くまで何とか頑張って欲しい
あんな小さい体で…でも今は頑張るしかない、ビタが頑張るしかない!
頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ
頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ
あの月曜・火曜を乗り越えたんだもの
今回も一緒に乗り越えよォ!大丈夫ビタなら頑張れる、お姉ちゃんがついてる、みんなもついてる
諏訪の神様も、嵐山の薬師様もみんなビタの見方のはず
だからきっと大丈夫
金曜日に行った時には少しでも良くなっていて欲しい…かならず良くなっていますように

今夜も身代地蔵尊に手を合わせる
「膵炎が他の炎症を伴うことなく、ビタに負担がかからないよう少しでも早く治まりますように」と

1月26日(月) 21日目・・・手術翌日

2010-01-26 22:36:23 | 日記
今朝家を家を出る前に『身代地蔵尊』のお札に手を合わせる
「今日も1日ビタをお守り下さい」

1日精一杯仕事に集中した
夕方18時過ぎ…今日は電話しないつもりだったが、やっぱり気になって病院へ電話してしまった
N先生ではなかったが話を聞く、丁寧に説明してくれた
とりあえず今のところ大きな問題もなく、発熱等もなく、発作もなく順調に推移しているとの事で安心する
ただ…(またまた嫌な言葉だ)
手術中に230まで上がった血糖値だが、検査の度に徐々に下がっていて
今130位になっているとのこと、130という数値自体は標準値内で問題はない
…このまま標準値内でおさまってくれれば良いが(逆に手術大成功♪って感じなのだが)
下がり続けて標準値を下まわってしまったら、また低血糖の対応をしなければならなくなる
もしくはそんな簡単な事では済まなくなってしまうかも…

心配しだしたらキリがない…と言う事は重々承知しているのだが
相変わらず悪い方へ悪い方へ考えてしまう
…元々心配性ではあるのだが、私ってこんなに心配性だったっけ?と
改めて自分の性格を見つめなおしたりして(^^;)
『大丈夫、大丈夫、きっと全てがうまくいく』と言い聞かせる
帰宅して…本当は『すぐ』が正しいのだろうが…食事を済ませて又手を合わせた
「今日1日ビタを守っていただいてありがとうございました、明日もお守り下さい」と

帰宅してすぐ郵便受けを開けた♪友人からのお届け物が入っていた♪♪
入っているのは事前に知らされていたのだが、今日は久しぶりに帰宅するのがちょっと楽しみだった
期待通りのモノが入っていた、これも明日ビタのゲージに付けさせてもらおうかなァ~
あんまりぶら下げると怒られちゃうかしら(^^;)

とりあえず術後1日目は無事に越せそうだ、良かった
明日はビタに会える、あと20時間後…まるで恋人に会うかの如くウキウキしてる
いや、それ以上かもしれない

1月25日(月) 手術当日

2010-01-25 22:48:27 | 日記
13時49分 病院から連絡有り
手術開始が17時くらいになるとのこと…思ったより遅い…
まだあと6時間くらいハラハラしなくてはならない

どうか無事に…ただそれだけを願う
今日の手術はすい臓だけになった、MRIは見送った
(病院の判断でもあったが、私もそうしてもらうつもりだった)

今18時…手術開始から1時間くらい経ったのだろうか…まだ連絡はない
落ち着かない、落ち着かない、気持ちが悪くなるくらい心臓がバクバクしてる
どうか無事に終わりますように、転移してませんように、術後が安定しますように…
睡眠薬で1週間くらい眠り続けたい気分だ

18時半…手術は1から2時間くらいで…と聞いている
さっきからずっと携帯を睨みつけてる…まだ終わらないのかなぁ~何かトラブルか?
転移しまくってるのか!?!?!?!?もどかしい

18時40分帰宅
帰宅してからず~っと先日頂いたお札に手を合わせる、ひたすら祈った。19時回った…連絡は無い
悪い方にばかり考える…手術中に何かあったんだろうか?
転移がいっぱいで切除に手間取ってるんだろうか?麻酔から覚めないのか?
19時半回っても電話が鳴らない!!この電話壊れてるんじゃないだろうな?と思い
思わず家電から電話してみた、ちゃんと生きてた
19時45分、もう居ても立ってもいられなくなって思わず車に向かう
こうなったら病院へ行ってやるゥ~こんなとこでじっとなんてしていられない!
100mも走っただろうか…電話が鳴った、急いで出る
さっきまでの勢いはどこへやら…ただ「はい」と答えてるだけの私がいた
安心したのか若干放心状態だった
手術は無事終わったそうだ、すい臓の右側にあったしこりが思いの他大きかったらしい
そして真ん中のも切除したとの事だった
そういえば夕方「子宮や卵巣に明らかに怪しい固まりがあったら切除してもかまいませんか?」と
連絡を貰っていて、それに対してOKを出してあった
子宮はどうだったか聞くと、異常は見られなかったのでそのままにしてあります。との事だった
すい臓の切除が大きかったので膵炎は免れないと言われた
それにすい臓のしこりを切除した後すぐに血糖値が上がりだし逆に高血糖の症状が現れたとのこと
間違いなくインスリノーマだったということだ
今のところ全て想定内の範囲で事が進んでいる、あとは術後管理を先生方にお任せするしかない
私は引き続き祈るのみだ
ビタはまだ麻酔が抜けきれないようでボオ~っとしてるが寝返りを打ったりはしていると聞かされた
手術自体は2時間ぐらいで終わっていたらしいのだが、その後の何だかんだで電話が遅くなったと言われた
思わず「先生、わたし気が気じゃなかったですよォ~」と半べそ状態だった
先生と電話を切る間際ぐらいに「あっ、ビタちゃんが立った」と先生が…
もう立ち上がれるくらいしっかりしてるのかなァ~…それは確認せず電話を切った
明日は夜予定が入っているので病院へは行けない
担当のN先生もお休みらしく電話してもあまりくわしくは聞けないみたいだ
何も連絡がなければとりあえず無事に推移してると思って良いとのことだし
水曜日までちょっと我慢するしかないかな…
早くビタに会いたいなァ~

皆さんのおかげで無事手術乗り切れました
でもまだ安心は出来ません、引き続き順調に術後が推移するよう願っていて下さい
私とビタに力を貸してください。よろしくお願いします

このブログ初の写真です
昨日のビタの様子です、シッポはずっと丸まったままです。
鼻カテーテルが入ってるの分かるかなァ~
動画も撮ってみたんですが…サイズの変更方法が分からなくてUP出来ません(汗)

 

明日は仕事に集中しよ~っと(^^;)

1月24日(日) あの日からまだ1週間

2010-01-24 22:11:58 | 日記
10時半に病院へ到着、16時過ぎに帰宅
結局半日退院は安全を考え見送ることになった
病院にいる間診察室を借りきってずっとビタと一緒にいた

あの日からまだ1週間しか経ってないんだなァ~…明日は手術

今、なんだか異様に疲れてる…気が抜けたのか…一気に疲れが出た感じだ…眠い…少し眠ろう

20時半ころ目が覚めた、ビタの夢を見ていたようだ…考えたらビタの夢を見るなんて初めてかも
少し眠ったせいか楽になった
今朝所沢の病院へ行く前にかかりつけの獣医さんへ点滴とフリース毛布を返却しに立ち寄った
9時半ごろだったんだけど珍しく空いていて担当の先生と話が出来た
水曜日からの事、明日手術する事…色々報告して所沢へ向かった
所沢では昨日起こった軽い発作について話をした
考えられる要因は3つ

①テンカン発作
②脳に出来た病変
 aインスリノーマの転移
 bまったく別の腫瘍
③今までの発作のダメージからきてるもの

①の場合
薬でコントロールしていけば良い
②の場合
手術で切除する…出来ている場所によっては手術不可能な場合もある
③の場合
改善されるかされないかは何とも言えない

そしてこの①~③の内のどれなのかはMRIを撮らないと分からない
MRIを撮るのに1時間ほどかかる
それを明日の手術で同時に行うか、それとも日を改めるか…前者は麻酔の時間が長くなる
後者は2度に渡り麻酔をかけることになる、どちらのリスクが低いかは明日手術前に決めるとのこと
私は明日の手術前までにMRIを実施するかを決めなければならなくなった
MRIに7,8万かかるそうだ…しこりが見つかったとしても手術は経済的に不可能だ
脳の手術に更に50万程度の費用がかかる
これ以上の出費は、手術が無事成功して退院したとしても2人の生活を脅かす事になる
それならばMRIを行っても仕方ないのかも…
お腹の腫瘍を切除した後、様子をみてまだ発作が起こるようならMRIでも構わないと先生はおっしゃった
あとは麻酔のリスクだけだ
それに今のビタの症状が(何も分からない状態)改善されるのかも不明なのだ

相変わらずビタの脳はおかしいままだ
今日も私の事はもちろん、何を言っても分からないようだった
ビタは私の事誰だと思っているんだろう
「時々この人来るけど誰かなァ~…」くらいに思っているんだろうか…
あんなに色んな言葉を理解していたビタ…
今は何も通じない、つい数日前までとは異なる哀しみが私を襲っていた

今日の『半日退院』は見送りになったので、少し長く病院に居させてもらった
診察室に滑り止めのマットを敷いてもらい
その上にフリース毛布とペットシートでビタの簡易ベッドが作られ、約4時間そこでビタと過ごした
ビタは寝たり起きたりを繰り返していた
歩行は先日(金曜日)の時よりしっかりとはしているものの、まだおぼつかない感じで、時々よろける
それに見えてないのか…鼻先にモノが触るとビクつく感じが何度も見受けられた
クルクルと右に回転する行動はなくなっていた、おしっこもしゃがんで出来る様になっていた
歩いている時は常に食べ物でも探しているかのようだった
私のトートバッグに鼻先を突っ込んで何か探していた…この辺は本能なのかなァ~(苦笑)
診察室の床の上ではあったが、ビタと添い寝した
診察室のドアには窓がついていて外から覗く事も出来る
他の患者さんに見られてる気配を感じつつ平気で添い寝していた
ビタの温もりが横にあった、ビタの可愛い顔がすぐ傍にあった、ビタの穏やかな寝息が聞こえる
「このまま頭が戻らなくても、日常生活が送れればそれでもいいかなァ~」と思ったりしていた
でも反面前みたいに、何でも良く理解できるビタに戻って欲しいとも思っていた
先生に『今までに頭に転移した子がいたか』聞いてみた、答えはNoだった
『発作が起こって飼い主の事や、他の事が分からなくなった子がいたか』聞いてみた、答えはNoだった

15時頃ビタをあんまり疲れさせてもいけないかな…と思い
このままずっと…明日の手術直前まで一緒にいたい気持ちを抑え、後ろ髪を引かれる思いで
ビタに「明日頑張るんだぞ」と言って部屋を出た
横になって眠っていたビタだったが、その時は頭をもたげて私と視線を合わせた(合っただけかも)
受付で今日までの治療代と手術の内金を支払う
思わずクスっと笑ってしまった、看護士さんが「??」という顔をした
「犬にこんなにお金かけるなんて異常かなァ~と思って」と言ったら看護師さんが困った顔をした
この記録を読んでいるすべての飼い主さんに忠告です
今すぐ動物保険に入ることをお勧めします、「ウチの子はガンになんて…」は有りえないのです

明日の手術は15時から18時くらいの間に行われるらしい
手術前と後に電話が入ることになっている
明日の午後は、社長には申し訳ないけど仕事にならないだろうなァ~
ともかく明日の手術が無事終わって欲しい…どうかどうか、今はそれだけを願う
自分で決めた手術だけど、やっぱり怖い。万が一ビタがそのまま逝ってしまったら…って
今日の逢瀬が最後になったら…って、考えないようにしようとは思うけど、やっぱり考えてしまう
どうか、どうか神様、仏様、お大師さま、どうかビタをお守り下さい、
お父ちゃんビタを連れていかないで下さい
無事手術が成功し、術後が安定し、そしてビタの頭が元通りになりますように
猫ちゃん、供養させてもらうからもう少し待ってて




1月23日(土) 

2010-01-23 20:02:57 | 日記
8時ごろ起床、今日・明日のスケジュールを考える
明日は半日一緒にいることになるから…(昨夜そうすることにしたのだ)
会社へ行くか、お寺さんへ行くか悩み、やっぱりお寺さんへ祈願に行こう!と10時ごろ家を出た
向かったのは嵐山町にある「○○院」知る人ぞ知る結構有名な住職がいるお寺さんだ
いつも混むので1日仕事を覚悟して出かけた

3年前に1度行ったっきりだった
相変わらず混んでいて社務所は人でごった返していた、
こんなに沢山の人が病で苦しんでるんだなァと思いながら…段取りを傍にいる人に聞いた
(すっかり忘れていた)
渡された用紙に、自分の先祖(祖父母までだが)の名前と相談内容を記入する、戒名は覚えていない
今日私はビタの手術成功祈願が目的…犬でも祈願してもらえるんだろうか?と思い
恐る恐るお弟子さんと呼ばれる人に聞いてみると、問題なさそうに手順を教えてくれた
しばらくすると先生と呼ばれている住職に名前を呼ばれた
ひと通り家族構成、亡くなってる人の事を聞かれた後、相談内容に目を通した住職が
ビタの年齢と名前、どこが悪いのか聞いた、「ビタです。この5月で9歳で。すい臓です」と答えた
薬師如来さんの塔婆を指示され(他にも8体あるのだが)本殿で待つ
法話らしきものが始まったのが13時、お経が始まったのが14時、その後また法話らしきものが入り
初回の人たちは先生に呼ばれ色々な指示を出される(神がかった内容だ、障りがあるとかないとか)
私は2回目だが期間が空いたので初回扱い、先生に呼ばれ気になる事を言われた
(その内容については…はっきりしたらここに残しておきたいと思う)
お札を受け取り全てが終了したのが17時少し回った時間だった

病院の面会は19時まで、ここからICまでは20分ぐらいかかるか…悩んだが明日は半日いられるし
今日は見送ろうと決め、様子を聞くため病院へ電話を入れる
いつものN先生は今日はお休み(昨日聞かされていた)代わりの先生が電話口に出た
ビタの様子はどうですか?と聞くと
元気にしてますよ、お散歩もしてますし(お外に出ることも出来る様になったらしい)
ご飯もしっかり食べてます、血糖値も50から80、多いときで130と安定してますし…
ただ…(嫌な言葉だ)
今日のお昼13時半ごろ軽い発作を起こして…手足をバタバタさせたり右にクルクル回ったり…
今は発作を抑える為の点滴を少し入れているので落ち着いて眠っていますが…
その時の血糖値が70くらいだったので低血糖からくる発作ではないんです…
以前の発作で受けたダメージが残っているのか…
すかさず私が「他に脳に病変があるか…って事ですよね?」
先生は一拍おいてから「そうですね」と答えた
ここにきて血糖値とは無関係の発作が起こるなんて…かなり凹んだ
「N先生から明日は昼間数時間なら自宅へ帰っても大丈夫ですよ、と言われたんですが、
今日の状況だと難しいですか?」と聞いてみた
半日退院は明日行ってみてから…と言う事になった
25日の手術は大丈夫なんだろうか…不安だらけだ

なんだか先週の日曜日の事を思い出した
家に連れ帰ろうと思っていた日曜日、タイミング悪くそれが出来なかった日曜日
そして翌日行ったらとんでもない事に…
でも今回は完全看護のガンセンター、まさかとは思うが妙な不安に襲われる私だった
電話が鳴らないことを祈る

それにしてもビタの頭…何が起こっているのだろうか
エコー検査でしこりが見つかったのでCTは撮っていない、頭だけでも先に撮って貰った方がいいのだろうか
以前の発作のダメージが残っているにしても、そのダメージは確実に消えるのだろうか…
まだまだ油断は出来ないのか…はァ~…思わず溜息が出た
早く平穏な日々に戻りたい…神様はまだ私に試練を与えるつもりだろうか

今日の祈りが薬師如来様に届きますように
先生に言われた気になる事…ビタと関係があるかどうかは分からないが、なるべく早く対処しよう

さっき4年前にリンパ腫で亡くなった子の闘病日記を読み返した
やっぱり愛犬が病気で苦しむのはどの飼い主にとっても地獄だ
もっと医療が発達してがん細胞を退治出来る様になればいいのに…
どうして未だにガンには勝てないんだろうか…がん細胞っていったいなんなのさ?!


のん母さんへ

2010-01-23 09:44:45 | 日記
のん母さんへ
今回のビタのインスリノーマ発症に際して、お友達が色んな情報を私に与えてくれています
(サプリ等々といったものです)
のんちゃんにも役に立つ情報があるかもしれません
もし興味がありましたらこのアドレスに連絡下さい
chiko-b@mail.goo.ne.jp
まだ面識がないのんちゃんとのん母さん
同じ病気で闘っているのんちゃんとのん母さん
少しでもお役に立てればと思います

ただ、のん母さんも色々調べて既に色々試していらっしゃるかと思いますので
興味が沸いたときで大丈夫です、いつでもお伝えする準備は出来ています。