NPO法人「Team ちいさな足あと」

NPO法人『Team ちいさな足あと』は岡山で、捨てられたり虐待を受けた犬猫たちの保護、治療、里親探しを行っています。

こげ太郎くん 経過報告

2013年11月20日 | 治療中の子 こげ太郎くん(永眠しました)

お久しぶりのご報告です。
完治のご報告ができると良かったのですが
傷は一定のところからなかなか治りません。
というよりも新たな傷ができてしまっています。
皮膚移植部分の毛も、いつまでも生えません…。


皮膚移植した部分。
まだ毛が生えていません。(11/12撮影)


こげ太郎くん、10月が終わろうかという頃に、首の毛が大量に抜けてしまいました。
エリザベスカラーの刺激のせいだろうと思ったのですが
念のため病院に電話し、受診しました。
傷の治りが遅すぎる事、毛が生えない事、脱毛の症状から
ホルモン異常の可能性があるとの事で
血液検査をしました。
プラスチック製のエリザベスカラーはやめて
(刺激を与え続ける事で新たな傷ができるため)
布製カラーを注文し、到着までインチキエリザベスカラーを手作りしました。


手作りインチキエリザベスカラー


血液検査の結果は
FT4 1.7(正常値:0.6-2.1)
コルチゾール 0.2未満(正常値:0.9-7.1)

心配してた甲状腺ホルモン(FT4)は正常値。
問題はコルチゾールの数値でした。
コルチゾール、ストレスに反応するホルモンで
通常は検査しないけれど、エリザベスカラーのストレスがあるのかも?と
先生が追加で検査してくれた項目です。
予想に反して数値が低く
疑われる病名は 副腎皮質機能低下症。
羅漢率が犬でやや稀、猫では非常に稀だそうで
先生もこの病気になった猫は見た事ないそうです。
この病気だと、毛が生えない、傷が治らない症状に説明がつくという事でした。
脇の傷も、ケガではなく自然に裂けたものかもしれないそうです。
こげ太郎くんの首、腕の皮膚は、とても薄く
小さな傷があっという間に広がります。

今後の治療は、傷の完治までは、2週間に1度ステロイドを注射で補充。
傷が完治すれば、ステロイドはやめますが
何か変わった事があった場合は、すぐ受診するよう言われました。
普通なら放っておけば治るような状態でも
こげ太郎くんは悪化させてしまう可能性が高いからです。

最初は脇の2cm程度の傷だったのに
今は右腕の皮膚もむけています。
ここも、最初何かあたったのかな?という1cm程度の傷だったのですが
あっという間に写真のように皮膚がむけてしまいました。
左腕の皮膚も1部ブヨブヨしていて、ちょっとしたきっかけで
皮膚がはがれそうで怖いです。
ある日突然できた小さな傷が、あっという間に広がっていくのはホラーです…。


注文していたエリザベスカラーが到着しました。


新しいエリザベスカラーも無事到着し、
少しは動きやすくなった、こげ太郎くん。
傷だらけで痛々しいですが
こげ太郎くんは食欲もあり、食事の好き嫌いもありません。
元気に過ごしているように見えるのが、唯一の救いです。
1日2回、傷口に薬を塗る時に、あおむけにされるのが
とっても不満そうですが、それ以外はご機嫌で過ごしています。





毛が抜けてしまった首


写真をクリックしていただければ写真が大きくなります。
傷の写真ですので、苦手な方はクリックしないでくださいね。
傷口の黄色いものは薬で、膿ではありません。
固まった薬をとると、皮膚もはがれるかもしれないので
上から薬を塗り重ねています。

 


これからも通院生活が続きそうなこげ太郎くん。
応援していただけると嬉しいです。

●おこげくん入院費募金(お振込の場合)
 ゆうちょ銀行
 記号 15470   番号 16048601
 口座名義 Team ちいさな足あと

 ※chiisana-ashiato@mail.goo.ne.jp 件名を「おこげくん治療費」として、
  振込日、お名前をお知らせください。

  里親予約会会場でも受け付けています。


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