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観劇の感想もろもろな備忘録。
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『叔母との旅 TRAVELS WITH MY AUNT』ストーリーと感想

2012-08-04 10:33:51 | 劇場・多目的ホール
シス・カンパニー『叔母との旅 TRAVELS WITH MY AUNT』を青山円形劇場にて、8月2日夜の回を観劇してきました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【原作】
グレアム・グリーン


【劇化】
ジャイルズ・ハヴァガル


【翻訳】
小田島恒志


【出演】
段田安則(ヘンリー・プリング/オーガスタ叔母さん)
浅野和之(ヘンリー・プリング/トゥーリィ/オトゥール/ミス・キーン/シュミット陸軍大将夫人/イタリアの若い女/イオランダ/リチャード・プリング/牧師/警察官/他)
高橋克実(ヘンリー・プリング/ワーズワース/ミスター・ヴィスコンティ/ハーキーム大佐/ハッティ/スパロウ警部/タクシー運転手/他)
鈴木浩介(ヘンリー・プリング/乗馬ズボンの若い女/ウルフ/ホテルのフロント/トルコ人警察官/スペイン人紳士/ボディガード/ポーター/ウェイター/警察官/火葬場職員/ドイツ人将校/他)


【ストーリー】
銀行の支店長まで務めあげ、今は静かな引退生活を送る独身男ヘンリー。ある日、86歳で他界した母親の葬儀で、叔母オーガスタと50数年ぶりの再開を果たす。
すでに70代後半だという叔母だったが、彼女を愛してやまない若い恋人もいて、その生き方は自由奔放そのもの。かたぶつの自分とは対照的な“ぶっ飛んだ叔母”に当惑しながらも、誘われるまま共に旅に出たヘンリーだったが、やがて叔母が導く波乱と冒険の旅路の真っ只中へ…。
「もはや老後」と決め込んでいたはずの男の人生は、思いがけない輝きと甘美な香りを放ち始め、いつしか自己の真実に向きあう旅のクライマックスへと近づいて行く…。


【感想】
初日ならではのいい意味での緊張感があり、同じキャストによる再演ということもあるのだろうが、しっかりと作りこまれており安心して作品に没頭できた。
とにかく、実力派揃いの役者ばかりで一人も見劣りすることなく、それぞれがそれぞれの仕事をきっちりとこなした舞台になっていたと思う。
4人の男優たちは終始ダークスーツの衣装、円形の舞台にはセットもなし、小道具が時折使われるくらいで、あとは天井からぶら下がる地名の文字、それとそれぞれが持つ革のトランクだけ。この革のトランクはいろいろなものに変化しつつ、物語の最後まで使われていく。フライヤーにあったように、初演時に「演劇ならではの醍醐味!」と絶賛されたというのも納得。
ラスト近くには悲しい出来事がありながら、それでも、オーガスタ叔母さんはオーガスタ叔母さんであり…。最後のシーンで、オーガスタ叔母さんとヘンリーの姿にはぐっとくるものがあった。
上質な大人のための作品。


【余談】
初日の観劇となった。珍しく初日のチケットがとれたから。とても人気があったようで、追加公演もあるようだ。
8月15日(水)まで青山円形劇場にて上演中。

円形の舞台から役者がはけていくときに、気合?のような声が何回も聞こえてきた。多分、鈴木浩介ではなかったかと思われる。カーテンコールのときに、鈴木浩介が「えっ?出てっていいの?」みたいに、きょろきょろしながら舞台に行く様子が、ごめんなさい、かわいらしかった♪


【画像いろいろ】

フライヤー♪これを観てチケット購入を決定!




ミニパンフレット♪







観劇名物フライヤー♪いろいろといただいたので観劇を検討中。









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