えー、灯台下暗し。
忙しかったのと、車検が切れて放置していた(訳ではなく、ユーザー車検の勉強中)バイク
K1200RS。
先日、たまには動かさないとなと思いセルを回そうとしたが、キューッという音と共に
表示が消えてしまった。
それ以後はキーを回しても一切反応せず。
もしや・・・と思い、シートを外しバッテリーのインジケーターを見ると・・・
残量は0、つまりバッテリーが過放電で上がってしまった。
それまでは週1でエンジンは回していた。
寒さに弱い冬場に起きるならわかるけど・・・
夏場だから少しくらい動かさなくてもと過信してしまった。
しかもリチウムイオンバッテリーだから鉛のバッテリーよりも持つだろうという誤った認識。
いけませんな。
どうするか。
新しいバッテリーを買うか・・・ヤフオクで確認すると27,000円。
高っ!
何とかならんか。
という事でバッテリー上がりの助け舟を持っていることに気づく。
バッテリーチャージャーです。
これをつないでエンジンを掛けて充電すっか?
が、ちょっと待て。
リチウムイオンバッテリーは危ないという話を聞く。
で、いろいろ調べた。
電圧は12Vで問題ないのだが、電流が問題。
リチウムイオンは電流値にうるさい。
今装着しているのは4アンペア。
バッテリーチャージャーはその数百倍みたいだ。
一発で負荷がかかりホントに死ぬ。
という事で、バイク屋で1,980円のリチウムイオン用の専用充電器を購入。
アンペア数を選べて、充電し過ぎを防ぐ自動停止機能付き。
まずはバッテリーを外す。
駐車場では充電できないので(持ってかれる可能性がある)、自宅のベランダで充電する。
説明書通りにつないでみるニャ。
あれ?
充電にならない。
何でだーっ! っつーことで、またまたググってみる。
すると、どうも過放電過ぎてチャージャー内の安定装置が働いて通電開始しないとか。
じゃ、ダメじゃん、死んでるじゃん。
何か方法はないか。
ここで考えた。この方法はどこにも何にも載ってないので自分で考える事、1時間。
バッテリー内の微電流を感知できないなら、出来るようにしてやればよい。
そのためには、バッテリーにアンペアが固定されたアダプターで強制充電して、バッテリー内
に少しでも電流か放出するように仕向けてやれば、チャージャーの安定装置が騙されて
充電開始するんじゃまいか・・・と。
ただし強制充電するためのアダプターは規定アンペア内でないと、最悪破裂する恐れがある。
そこでガラクタ入れを探すと、これが出てきました。
いつか使うんじゃないかと取っていた、何かで使っていたいらないアダプター(12V、0.5A)。
これの配線の先をムキムキ、
プラスマイナスを間違えないようにして、即席でバッテリーにつないだ。
ここからは博打です。
神に祈りつつ、アダプターの電源を入れる。
しーん。
何にも起こらず。
バッテリーも熱くなってない。ま、0.5Aですからね。
そして5分くらいたったところで、電源を切り、祈る気持ちでバッテリーのインジケーターの
ボタンを押してみる。
LOWのところの青いLEDが点灯した。ラッキー。
これで認識してくれるはず。
再度、チュージャーをつなぎ充電してみる。
今度はしっかり充電中が点灯。
安心、安心。
素人考えがビンゴで当たりました。
もうリチウムイオンバッテリーの上りは怖くないぞと。
そして6時間後。
充電中のLEDが消えた。
バッテリーも熱くなっていない。
インジケーターを押してみる。
無事、フル充電完了です。
これでバッテリーは生き返りました。
27,000円を消費しなくてよかった。
これでリチウムイオンバッテリーとは仲良くやっていけそうです。
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もっと早く出来ただろうに、遅すぎです。