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ブルーウィロウ!!

2007-03-29 18:58:01 | 紅茶
国産でNIKKO(ニッコー)の「DOUBLE FHOENIX」という絵柄のティーカップ皆さんご存知の方いらっしゃいますか?
それがいらしたんですよ!!リンクさせて頂いている翻訳工房ロゴスの代表井口さんのブログで僕はそのカップに出会ったのです!「再会した。」のほうが正しいかな?
その歴史ある絵柄は「ブルーウィロウ」とも言われ、その昔西洋に熱に強い陶磁器の作り方が伝わった頃、西洋人にとって未知の憧れの東洋をモチーフにした人気のある絵柄なのです。白磁に濃い藍色で描かれた柳の木、空には2羽の鳳凰が向かい合い、中国らしき瓦葺きの宮廷か?寺院の絵、見たら「これは知っている」と言う方も多いと思います。
確か英国のミントンも「ブルーデルフト」という名で一時期このデザインのティーカップを復活していたと思います。(「デルフト釜」という有名な焼き物の釜から由来する名前です)
そのNIKKO「DOUBLE FHOENIX」が、僕がまだ十代の時おばあちゃんが唯一気に入って自ら買った大事なティーセットだったのです。
時が経って割れたり数が減っても最も使いやすいものだから一番使用頻度が高いカップでした。
思い出のこの器、今、私のお店で大活躍しているのです!
今、店にあるどのカップよりも使用頻度が高いかも知れません。
と言うのは、ウィロウは内壁に2本の線が入っていて一番下の線は90cc、二番目の線は150cc、そして満タンで220ccとなっておりまして煮出しの紅茶やアイスティー等作る時に欠かせない計量カップとなっているのです。英国のカップにも良く見られる様ですが、本当に合理的に出来ているのです。
お店をオープンする時、おばあちゃんの大事なカップを勿体ないとも思ったのですが、今ではいつも私やスタッフの一番近い食器なのです。おばあちゃんが購入してから約30年近くになります。(ビックリ!)
このカップの写真を見て井口さんのブログに思わず書き込んでしまいました。
あらためて身近にあって大切なものを井口さんのこのブログで気付かせて頂きました。
熱~い思いそのままの勢いで書いちゃった。

本日のお茶の時間。思いも新たにこのカップで桜紅茶のミルクティーにスコーンで戴きます。

キャッチボール

2007-03-25 12:43:47 | 日記
東京からやって来た「キッチン」のライブが店内いっぱいのお客様の拍手に包まれ終了して一週間が経ちました。いつもそうなんだけれど、終わった後にすぐブログにライブの事書けないんですね。音楽イベントは、その日のゲストとお客さんと店が特別な時間と空間を作り出すんですね。その余韻に暫く浸っていたい自分がもったいぶって毎度更新を遅らせてるのでしょうか?日頃のチャッツワースのありようは、来店されるお客さんと「先ずはお茶」を通じて繋がる。サービスも愛想もない店です。暖かいおしぼりも新聞も格安のモーニングサービスもない。その上「お茶」と言う嗜好品ひとつが関所のように立ちはだかる。
チャッツワースって「何時でもお茶をどうぞ」と言うコンセプトを極端に合理的にしたような店と言う印象なのかな?僕の中には人生の生き方楽しみ方はいっぱいあって欲張りすぎるくらい。これを全部ひっくり返したような事をやると大変。お茶だけでも携わって19年まだまだ深い世界なのにね。せめて一年に数回チャッツで出来る音楽イベントが楽しみなのです。
お客様と音楽というもう一つの楽しみを共有出来て話が弾む。出演して戴ける素晴らしいアーティストとお客様のお陰なのです。私達の日常にも広がりが得られます。今回のキッチンはホント愉快な二人でした。
キッチンライブが終わって僕と家内はキャッチボールを始めました。朝、天気が良ければ出勤前に15分程良い運動になるのです。その為にグラブまで買いにいきました。キッチンのお二人の影響なんですが、改めてキャッチボールの楽しさを知りました。今度、キッチンが来てくれた時にお相手出来たらいいな。
出会いはいろんな扉を開いてくれますね。実は友部さんとお会いしてジョギングシューズ買いました。友部さんのようにフルマラソンには遠いかも知れませんが。少しでも近づきたい思いです。
そう言えば、家の長男がリクオさんの演奏するピアノに出会ってピアノ習い始めました。自分で先生見つけて毎週通ってますよ。父親としては凄く嬉しい出来事でした。

幸せのおすそ分け♪

2007-03-02 18:13:32 | 日記


今日は最高に幸せな気分です♪
ご説明しましょう!
いつもお店にその年の英国のカレンダーを掛けているのをご存知の方は少ないと思います。
実は毎年末に英国から友人が送ってくれるんです。この友人とは20年近いお付き合いです。
彼らは英国人。マーガレットとジョン。二人がジョンさんの仕事で高砂三菱に3年程滞在した際に縁あって知り合った。家内の父親が「イイ男がいるから来い」と夜中に仕事場のゲストハウスに呼び出したんです。
出会った最初の瞬間から言葉もろくに交わさないのに・・不思議な付き合いが始まった。
でも、この20年の間に一緒にいた時間はトータルしてもホンノ数日なのです。一緒に海辺で花火をした夏の夜。家の近くの葡萄園で遊び、食事して自宅に招いてお茶してお話した。ホンノ数時間、家から連れ出して池のほとりを散歩して満開のミモザの樹の下で話をした。彼と彼女とその友達のアメリカ人夫婦と僕たち夫婦3組で持ち寄りのパーティーして、後にアメリカの友人の自宅で摘んだハーブティーミックスを飲みながら話した。3年して英国に戻ってしまってからも、僕たちに最初の子供が出来た時には家にまで祝いに来てくれた事もあった。毎年、僕たちはクリスマスにお菓子やお茶そして日本のカレンダーを送る程度。
彼らは子供二人の誕生日に欠かさずバースデイカードを送ってくれ、クリスマスの頃に来年の英国のカレンダーを送ってくれたのです。あっちで流行のCD送ってくれた事も。長く会えなくても、ずっと・・毎年ね。ところが今年のカレンダーが届かない。
「どうしたのかな?」と思っていたら昨日家に帰ったらロイヤルメール!「このサイズはカレンダーに違いない!」早速喜び勇んで開けて見ると、そこには手作りの「wedding calendar」にメッセージ。
彼らは結婚と言う形をずっと選ばずに来たのだけど、昨年ようやく!みんなに祝福されてそれも機関車に乗って披露パーティーをしたのです!カレンダーはその模様をコラージュ写真にして伝えるものでした。
なかでも驚かされたのは、カレンダーの日付に彼らの大事な人たちの記念日に加え、僕たち家族の誕生日も書き込まれていた事!彼らはこれを作ってくれてたんです。2月の娘の誕生日のページを一番上にして・・。
僕たちは年に一度家族の写真を送っていたのですが、久しぶりに見た彼らの写真でした。
マーガレットは全く変わらぬ優しいお姉さんのイメージでした。ジョンは出会った当時は茶色の巻き毛がかわいくスマート体型だったのですが、結婚パーティの写真を見てビックリ!家内は最初「誰なんだ?」と思ったみたいです。僕も一瞬目が点に・・でも彼の「目」を見てすぐに全く変わらない事が分かりました。
遠く地球の裏側に長く離れていて、今でも「友人」とはおこがましいかな?と思ってたけど、互いに何か「変わらぬ思い」って存在するのか?そして、今も変わらぬ愛を誓う二人に感動したのでした。 益々、彼らに会いに行きたくなった僕たち家族です。
そして、「チャッツワース」の名前は、当時彼らが数回送ってくれた絵はがきがきっかけだった事も書き加えたい。
幸せなのは、お茶を通じて中国・インド等のアジアも中東もアフリカもヨーロッパもそう世界中が繋がっていて、たった一人でも遠く離れた人を思う事が出来る事。
僕の友人マーガレットとジョンの幸せのおすそ分けを皆さんにもお伝えしたかった今日の私です。