今日は最高に幸せな気分です♪
ご説明しましょう!
いつもお店にその年の英国のカレンダーを掛けているのをご存知の方は少ないと思います。
実は毎年末に英国から友人が送ってくれるんです。この友人とは20年近いお付き合いです。
彼らは英国人。マーガレットとジョン。二人がジョンさんの仕事で高砂三菱に3年程滞在した際に縁あって知り合った。家内の父親が「イイ男がいるから来い」と夜中に仕事場のゲストハウスに呼び出したんです。
出会った最初の瞬間から言葉もろくに交わさないのに・・不思議な付き合いが始まった。
でも、この20年の間に一緒にいた時間はトータルしてもホンノ数日なのです。一緒に海辺で花火をした夏の夜。家の近くの葡萄園で遊び、食事して自宅に招いてお茶してお話した。ホンノ数時間、家から連れ出して池のほとりを散歩して満開のミモザの樹の下で話をした。彼と彼女とその友達のアメリカ人夫婦と僕たち夫婦3組で持ち寄りのパーティーして、後にアメリカの友人の自宅で摘んだハーブティーミックスを飲みながら話した。3年して英国に戻ってしまってからも、僕たちに最初の子供が出来た時には家にまで祝いに来てくれた事もあった。毎年、僕たちはクリスマスにお菓子やお茶そして日本のカレンダーを送る程度。
彼らは子供二人の誕生日に欠かさずバースデイカードを送ってくれ、クリスマスの頃に来年の英国のカレンダーを送ってくれたのです。あっちで流行のCD送ってくれた事も。長く会えなくても、ずっと・・毎年ね。ところが今年のカレンダーが届かない。
「どうしたのかな?」と思っていたら昨日家に帰ったらロイヤルメール!「このサイズはカレンダーに違いない!」早速喜び勇んで開けて見ると、そこには手作りの「wedding calendar」にメッセージ。
彼らは結婚と言う形をずっと選ばずに来たのだけど、昨年ようやく!みんなに祝福されてそれも機関車に乗って披露パーティーをしたのです!カレンダーはその模様をコラージュ写真にして伝えるものでした。
なかでも驚かされたのは、カレンダーの日付に彼らの大事な人たちの記念日に加え、僕たち家族の誕生日も書き込まれていた事!彼らはこれを作ってくれてたんです。2月の娘の誕生日のページを一番上にして・・。
僕たちは年に一度家族の写真を送っていたのですが、久しぶりに見た彼らの写真でした。
マーガレットは全く変わらぬ優しいお姉さんのイメージでした。ジョンは出会った当時は茶色の巻き毛がかわいくスマート体型だったのですが、結婚パーティの写真を見てビックリ!家内は最初「誰なんだ?」と思ったみたいです。僕も一瞬目が点に・・でも彼の「目」を見てすぐに全く変わらない事が分かりました。
遠く地球の裏側に長く離れていて、今でも「友人」とはおこがましいかな?と思ってたけど、互いに何か「変わらぬ思い」って存在するのか?そして、今も変わらぬ愛を誓う二人に感動したのでした。 益々、彼らに会いに行きたくなった僕たち家族です。
そして、「チャッツワース」の名前は、当時彼らが数回送ってくれた絵はがきがきっかけだった事も書き加えたい。
幸せなのは、お茶を通じて中国・インド等のアジアも中東もアフリカもヨーロッパもそう世界中が繋がっていて、たった一人でも遠く離れた人を思う事が出来る事。
僕の友人マーガレットとジョンの幸せのおすそ分けを皆さんにもお伝えしたかった今日の私です。