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ご報告「チャッツワース製菓担当チーフはつ江の癌再発と治療の経緯と今。」

2022-07-14 17:33:00 | 日記

それまで全くと言って良いほどコロナ禍にあっても風邪ひとつ引かず元気だった僕たちなのですが、昨年秋の2回目コロナワクチン以降、体調が優れないことを漏らしていました。

2022年春頃から、はつ江は身体の痛みを強く意識するようになり、整形外科〜県立医療センターと回る。12年前に乳がんの発症したこともあり念の為乳腺科の受診も勧められ、加古川市民病院の元担当医に相談。胸の付近の痛み〜リンパの腫れも生じていた為直ぐに再発の疑いから、519()市民病院で受診、検査。癌の再発を確認。リンパと骨の転移がわかりました。


5年前は、はつ江の症状は統計で5年生存率20%でしたが、4年前から使用されたベージニオという1錠¥8,600ほどの薬を服用することで50%くらいに改善しているとの事。

6月より、月に1度の骨転移を抑える注射と、ホルモン抑制剤やベージニオ(一日2錠)とその強い副作用を抑える薬を毎日服用しながら日常生活を送っています。

高額医療保険の手続きをして現在月8万程度に医療費は抑えられています。

余談ですが、ベージニオは保険対象になったので先進医療特約の保険は使えず。

ただ免疫の数値がある一定以下に下がるとこの薬の飲用を制限しなくてはならないようで、治療を始めて1クール(1ヶ月)の7月初め免疫数値はギリギリに下がっていましたが投薬を継続、その2週間後の先日の血液検査で、免疫数値の少し改善したことと癌の抑制効果が表れているとのことで、ようやく少し希望を持てるようになりました。


はつ江の癌再発確認から2ヶ月。

なぜ今になって皆様に報告する必要性を感じたか?と申しますと、ずっと早くから報告をいつかすることを考えていましたが、季節が変わり皆様の期待される季節のお菓子の製造が体力的に集中できず作れないことをちゃんとお伝えすべき時が来たと思うからです。

6月には「自宅の田植えシーズンの為」として10日間のお休みをいただきました。

昨年は、はつ江とスタッフの二人で営業を頑張ってもらい、私と子供たちで4日ほどで田植えを済ませ店に戻るという分担で乗り切りましたが、以前は私とはつ江で3人分くらい動けたと思いますが、今はやっと私一人半程度の仕事量です。調子の悪い時はバックヤードで休んでいます。

スタッフのケンボーには6月からは毎日入ってもらっています。


すでに菓子のテイクアウトを止めていることをご存じのお客さまもいらっしゃると思います。

お菓子を作ることにおいて、それも喫茶営業しながら合間を縫っておこなう補充は、店主の私とはつ江が分刻みで全力で集中しないとできません。

スタッフのケンポーに最低週3回入ってもらって、やっと今まで営業を続けられたのです。もちろん、お客さまの応援があってのことですが、収支面でも僕とはつ江二人でならば1人分以下の時給でも我慢してこられたからこの28年のチャッツワースがあったことは事実です。


コロナの重症化が少なくなってきたと多く認識されてきた今でもチャッツワースの通常営業は緊急事態宣言中と同じ「1テーブル2名さま以下のご利用」「営業時間の短縮」「アフタヌーンティーセットの休止」「テーブル予約不可」のままです。


今、はつ江に代わってスコーン、ハーブチキンの仕込み、サマープディングなどのストック補充をしていますが、今までのように積極的にSNSで告知したり、より多くの集客を求めた活動ができていないことから、現在のチャッツワースを維持してゆくのは厳しくなるだろうと思われます。

どこかのタイミングで今の店舗の閉店を考えざるをえないと思っています。


いずれそんな時期が来るものです。

人生は上り坂があれば下り坂もあります。

今、この下り坂をとても大切に思います。

チャッツワースの歩みに大して上り坂もなかったのですが、農家生まれの私の性格上石橋を叩いて渡るほどの臆病さからか、いつかこんな日が来ることも考えていたのも事実で私たち二人で手の届くことしか出来ませんでした。

ただ出会った人たちの喜びを多く戴いて、我が事のように幸せをいっぱいお裾分けしていただきました。

ご来店のお客さま、チャッツワースライブに出演のアーティスト、素晴らしい食材に出合わせていただいた取引先の皆さん、店の営業と米農家の兼業で忙しくして行き届かなかった地域の皆さんのご厚意に感謝です。


今までの営業スタイルの延長線上から外れることで今後の期待ができなくなったお客さまには大変申し訳ありません。

ただ私たちの人生もチャッツワースも直ぐには終わらないでしょうし、その先の楽しみもあります。


もうちょっと付き合ってやろうという方(笑)、営業している内にまた遊びに来てください。お菓子は少ないですがお茶は売るほどあります!


時々臨時休業いただきますが、その際はTwitterSNSなどで告知するようにします。営業確認のお電話もOKですが、ランチタイムや忙しい時はかなり対応が悪いことも含めご了承くださいね♪

今まで知らない間にお客さまとのお別れも多くありました。

だから生前葬でも無いですが、一旦ここで私たちからの「スローグッバイ」です。


以上、長くなりましたがご報告でした。

以前から「蛇の生殺し」のような営業なんて、はつ江さんお得意の悪口を叩いておりましたが、今しばらくそれを楽しみたいと思います!


10月まで、ひと月に1回程度のチャッツワース音楽イベントの開催が決まっています。

これまでと違ってこの場所では本当に貴重な機会になりそうです!

チャッツワースの新しいHPのグーグルカレンダーをチェックください。


https://chatsworth-tearoom.com 



チャッツワース音楽イベント告知(2019年3月)

2022-07-12 22:55:00 | 音楽
「 池田聡 ~ ぶらりツアー 」 加古川
【 日程 】2019年3月23日(土)
【 会場 】紅茶と英国菓子の店 CHATSWORTH
( 〒675-0065 兵庫県加古川市加古川町篠原町4-7 )
http://www.interq.or.jp/www-user/chatea/top.htm
Twitter:http://twitter.com/chatsworth_01
Facebook:facebook.com/koichikishimoto
【 開場 】17:00
【 開演 】18:00
【 料金 】前売り4,000円、当日4,500円(別途1ドリンク注文要\500)
【 予約・お問い合わせ 】
CHATSWORTH ℡:079-420-1707(15時~20時)
Mail : chatsworth_tearoom@me.com
⑴イベント名、⑵お名前、⑶人数、⑷ご連絡先TELを明記してください

【 ご注意事項 】
*ご予約キャンセル料につきましては、公演1週間前より発生致しますのでご了承ください。
*撮影、録音、録画はご遠慮ください。
*フラッシュやシャッター音、雑音等で他のお客様にご迷惑行為があった際はご退場頂く場合がございますので、ご了承ください。


世界3大紅茶のひとつキームン

2022-06-04 02:07:00 | 紅茶
英国ではエリザベス女王即位70周年で賑わっていますね。
エリザベス女王が誕生日に飲まれてきた紅茶がキームンだったとか。
今もそうかな?
キームンジャパンの吉岡さんに毎年キームンをお世話になってきた。(一時は、ラプサンスーチョン他中国紅茶を数種紹介されていた。)
今年始めに2021年産のキームンを入荷していましたが、在庫僅かとなったので再発注しましたが、同じグレードは完売。
ワンランク下のキームンを入荷しました。
吉岡さんのキームンは中国が国営で独占生産していた時代から引き継がれる伝統の工夫茶製法茶で、グレードが上がるほど「紅茶のコニャック」と称される蜜のような香りや味わいの深みが凝縮されてゆきます。収穫年により同じグレードでも凝縮感は変わります。
2021年は、吉岡さんはクイーンズグレード推しだったのですが、僕は一つ上のUTMOST(超級2)グレードの凝縮感がお気に入りで、年初めに入荷してみなさんにお楽しみ戴きました。
今回到着したクイーンズグレードですが、夏になってこの甘い柔らかな味わいが心地よく丁度良い気がします♪
いろんなフードとペアリングしてみて下さい。
茶葉の販売価格も少しお手頃になります。
そしてこのキームンの特長は通常賞味期限が2年程度なのに3年以上経って本領発揮してくるお茶がある事です。

ご無沙汰、ブログって新鮮

2020-03-15 16:28:00 | 音楽
ブログって、新鮮。
この編集ページに向き合うのがね。
せっかくだから近況を少し書いてみよう。

こんな日が来るなんて。。
2019年末から中国武漢で始まった「新型コロナウイルス」騒動。
80%は軽症であったり完治したりとする中、免疫力の弱い人や高齢の人に肺炎の悪化などから重症化の危険もある。
2020年3月15日現在、まだこのウイルスの解明が進んでおらず特効薬もない。
「濃厚接触を避ける」こととして国民の行動に警告している。
人の集まる場所、密室状態、換気の悪い場所を避けてください、と。

世の中がザワザワしているそんな中、「ライブ会場でクラスターが、、」
クラスター・・感染者がそこに存在したことで、接触した複数人に感染者が増える現象。
これが、先ず全国の各種イベントに波及して、大小関わらずライブ会場から、町内会の集まり、会食に至るまで中止に。

田舎町のチャッツワースも例外ではありませんでした。
来客数の激減。ライブの中止。

今もパンデミクス(爆発的感染)とまでいかないまでも、徐々に感染者の増加が警戒される日本の状況。
国民の多くの自主的行動の制限や衛生管理が抑制していることは間違いないのでしょう。
海外で感染急増が表面化する中、日本の実態はどうなのでしょう。
人口過密の都市部や満員電車、オフィス、などリスクは高い中、医療環境は恵まれているのだろうと思います。
ただ、新コロナウイルスに特別警戒注意を払う中で、別の重篤な病状の方が見過ごされたり、
切り捨てられないように注意を払われなければ、と思いますね。

まず個人として、「正しく恐れる」事。
その為にも、広い視野で情報収集が必要ですね。
孤立しない、孤立させない。
でも、距離は必要なのかな。。

さてさて、どう幕を降ろすか?
「新コロナウイルス騒動よ。」




懐かしい写真が出てきました

2019-02-01 20:01:00 | 英国
僕の紅茶修行時代、お世話になったロンドンティールームに在籍中3年目に連れて行ってもらったロンドン研修旅行の一コマ。
オーナー金川宏さんと僕。なぜか笑っているふたり。
僕とはつ江さん、オーナー夫妻に本当にお世話になったなぁ。

当時思っていたこと。
「こんな店が全国どこの駅を降りてもあればいいのに」
今も変わらないですよ。

1992年1月ロンドンにて

1994年9月チャッツワースは加古川に開店した。