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シャテール・タイムズ

お江戸深川、下町迷宮の路地に迷い込む
・・小さな猫穴を抜けると僕の美味しい
レストラン「シャテール」が・・・

ヴァーチャルウォーター!!日本は水不足・・・・

2008年12月19日 | 吾輩の独り言
日本の食糧自給率(供給熱量総合食料自給率)は今や40%を切っているという

のはよくニュースで聞いたり、新聞で見たりしますよね。

だから自給率を上げなければいけない。

私もそう思っていました。

只、そんな単純な問題ではないすね。

「仮想水=ヴァーチャルウォーター」という言葉をご存知ですか?

日本はたくさんの食糧を輸入していますが

それらを自給生産するためには、水が必要なわけです。

日本が海外から輸入しているものを

もし日本で作ったとしたら必要となる水

それを仮想水といいます。


例えば

食パン 一斤:500~600ℓ(2ℓペットボトルで250~300本分)の水が必要。

ステーキ 200g:4,000ℓ(2ℓのペットボトルで2,000本分)の水が必要。


これだけ水が必要なんですよね。

つまり食糧を大量に輸入しているということは

間接的に水を輸入しているということ。

その分を自国で賄えるほど日本には水はありません。

海に囲まれている島国だから水不足とは無縁のように思われるかもしれませんが

日本はもうすでに水不足に陥っているのです。


食糧自給率を上げなければいけない

といつも言われていますが、その源となる水がなければ元も子もない話です。

木を見て、森を見ずとはまさにこのことですね。


食後にカプチーノで笑われた??

2008年12月16日 | 吾輩の独り言
とある、お客さんとイタリア料理の話になったとき、突然


「この前イタリアに旅行に行ったが、レストランのサービスがなっとらん」

と突然言い出すので

「どうしてですか?」

と聞いたら

「夕食の時に、食後の飲み物を頼んだら、笑いやがって訳が分からん。」

という答えが返ってきた。

「ちなみに何を頼んだんですか?」

すると

「カプチーノだよ!!」


あ~そういうわけですね。


お客に対し、鼻で笑うのは決してやってはいけない行為ですが

理由がわからないわけではありません。

それは

カプチーノを、夕食後に飲むという習慣がイタリアにはないからです。

カプチーノ自体がイタリアでは主流ではありませんし、飲むとしても大抵は

モーニングコーヒーとして飲まれています。

やはり夕食の後には、エスプレッソか、食後酒を頼む方がスマートですね。


カプチーノと言われた店員は


この人、まだお腹すいているのかな?何なら、こんな料理もお勧めですよ

とでも思ったのだろう。


多分、本人も感じ取っていたように、半分馬鹿にしていたんでしょうけどね。


フランス料理屋がこういうのもなんですが、それだけで

イタリア料理を嫌いにならないでほしいものです。










鯛の鯛ってご存じ??

2008年12月15日 | 吾輩の独り言
私達の愛読雑誌 週刊文春。

この表紙の絵は、何とも奇妙ではありませんか?

知らない人が見たら、何だこれ???と思うでしょう。

魚っぽいから、なんかの小魚かな??


正解は 鯛の鯛です。


これは、鯛の中にいる鯛のことを指します。


これは鯛の骨の一部なんです。

場所で表すと、えらの側にあります。

マダイにあるのが特にいい形なので、この名が生まれました。

他の魚にも似た骨がありますが、鯛の中にあるのはめでたい魚の中に

さらにめでたい鯛があるということで

江戸時代には縁起物とされていたそうです。



上のイラストの中にも本物の鯛の鯛があるの分かりましたか?


こうすると分かりやすいかもしれませんね。





お節料理のいわれ 続編

2008年12月01日 | 吾輩の独り言
それでは昨日の続きからご紹介いたします。

⑤エビ

髭が長く、腰が曲がっているエビの姿が老人を連想させることから

長寿を祈願して食するといわれています。

縁起物なので小さくても有頭のものを使うのが基本です。

⑥伊達巻

かたちが書物の巻物に似ているため、知識が増えること

文化の発展を願う意味があります。


⑦黒豆

真っ黒になってまめ(勤勉)に豊作業ができ、

1年まめ(健康)に暮らしたいという願いを込めて、食べられました。

もともと黒いものには魔除けの力があると伝わっているので、それも

いわれの一つかもしれません。


古来の日本人は、お節のそれぞれの料理に願いを込めていたんですね。

そんなことを頭の片隅に置いて、お節料理を食べるのもいいものですね。


お節料理のいわれ

2008年11月30日 | 吾輩の独り言
それでは昨日の続きで、お節料理のいわれを紹介していきたいと思います。


③栗きんとん

栗金団と書き、黄金色の小判をイメージし、財産が増えるようにという

思いを込めています。

栗を加えるのは、出陣や勝利の祝いに使われた勝ち栗からきていると

言われています。


④鯛

これは誰もが知っている語呂あわせ「めでタイ」

あともう一つ、日本では古来、タイが海の王者とされ、寿命も長いことから

長命への願いが託されているといわれています。


すみませんが時間がないので、続きはまた明日!!

お節料理に込められた思いとは

2008年11月29日 | 吾輩の独り言
最近はお節料理も高級化路線をひた走り、信じられないような高額お節料理

も次々と販売されています。これが売り切れてしまうというのですから

驚きです。

華やかさだけが目立ち、お節料理に込められた古の日本の心は影をひそめてしまっているように思います。

お恥ずかしながら、私もお節料理のいわれを正確に知りませんでした。

そこで、今回はお節料理に良くみる食材のいわれを紹介していきたいと思います。


①カズノコ

数の子と言えばニシン。このニシンの「二親」の字をあて、二親から多くの子供

が生まれるという意味で子宝を願ったそうです。

卵の粒が多いことから子孫繁栄の意を持っています。

たらこやイクラも同様な意味で用いられます。


②カマボコ

赤はめでたさと喜びを表し、白は清浄・神聖を意味している。
もとは神様に捧げる神餞米の赤米、白米を模したものとも言われています。


続きはまた明日!!



お正月やお節について

2008年11月28日 | 吾輩の独り言
今年も残りあとわずか。

大掃除・注連縄・門松・鏡餅などの飾りつけなど年末は大忙しですよね。

今年のお正月はどのように過ごされますか?

もともと正月とは家に年神様を迎えて、祝う行事で、人々は豊作を祈りました。

注連縄飾りなどは全て年神様を歓迎する為の飾り付けです。

そしてもう一つ欠かせないのがお節料理。

もともと神様をお迎えした新年に台所を騒がせておいてはいけないという

考え方から誕生したといわれていますが

女性を三が日は食事つくりから解放しようという配慮から

保存食が作られてたとも言われています。



今日のクロちゃん

2008年11月10日 | 吾輩の独り言
今日のクロ

夜中に登場!!

ビビりなので、こっちを壁越しにのぞいてます



「クロ!!」 と呼んだら、そっぽ向かれちゃいました 



せっかくの顔がピンボケして台無しに・・・ちょっと怒ってますかね

フラッシュ撮影!! はっきり撮れませんでしたが

さっきとは別人みたいですね




今日もお勤め御苦労さま!!


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花が彩る 素顔のフランス料理

2008年11月09日 | 吾輩の独り言
シャテールの料理のコンセプトは

素顔のフランス料理 です。

これを簡単に言ってしまうと シンプル ということなのですが
決して単純というわけでありません


余計なものをギリギリまで削ぎ落として 作品の持ち味を浮き彫りにして

本質で勝負する

これが良い悪いは別として、これがシャテール流の料理なのです。

但し、せっかくのお祝いの時に、どの料理も見た目がシンプル過ぎると

ちょっと寂しい気もしますよね。

ですから余計な盛り付けをするのではなく

生の花を使います
写真のケーキがまさにそれです

ケーキ自体はシンプルなチョコレートケーキ(通称チャンキーモンキー 一番人気のケーキです)

何も装飾はありませんが、鮮やかな花を添えることで写真のような

作品に仕上がります。

花のアレンジも料理人の仕事の一つ。
料理人自ら、料理のイメージとお客様のイメージを浮かべながらアレンジします。

これは裏話ですが、ちゃーんと花の先生に習ってるんですよ

花の先生のお店がこちら⇒花や みつばち 

先生だからおだてるわけではなく、とってもセンスのある花やさんなので
アレンジメントはぜひみつばちさんにお願いするといいですよ!!


花と料理の共演という、ありそうでなかなかないこの組み合わせには

誰もがうっとりとしてしまうシンプルな魅力があると思いますね。 


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ミシュラン2009がいよいよ今月発売されますね

2008年11月07日 | 吾輩の独り言
今月、いよいよミシュラン2009が販売されますね。

さ~今年こそシャテールが★をゲットするかどうか・・・・・・それはないでしょう。

確かなことは分かりませんが、昨年同様江東区は未だ調査対象外エリアなのでしょう・・・調査員の影さえ見当たりません。

御客さん曰く

「どうせ、ミシュランの調査員が来たってどうせ追い返しちゃうでしょ」


とのことですが、さすがにそこまではしませんよ・・・きっと・・・多分・・

確かにシャテールの性質上、調査員が来たらすぐわかるでしょうけどね。


さてさて、それは言いとして

先日、私はアメリカに行ってきました

途中サンフランシスコに滞在し、ワインの買い付けをしたのですが

友人がサンフランシスコで経営している

桂月Classic Japanese Cuisine

が何とザガット(ミシュランと同じようなレストランガイド)のベイエリアで

トップ5

に選ばれたのです

さすが数々の著名人が訪れるだけのことはあります。

場所が場所なだけに、著名人たるや、いわゆる世界的な超大物

あまり詳しくココには書けませんが

日本でも良く耳にする名前の方々がたくさんいらっしゃいます。


アメリカに日本料理屋さんはたくさんありますが、なかなか

懐石料理を食べさせてくれる店はありません。

シャテールも一応ベイエリア??にあるわけですから

桂月を見習って頑張らないといけませんね!!


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