前回の記事で、以前、占い師に
言われたことやそこで気付いた
ことなどを書いた。
(記事は、こちら)
占い依存や占いジプシーになり
やすい人には、他にも理由がある。
タイトルにあるように
占いをうまく使えていない
これが理由だ。
なぜか、常に、受け身なのだ。
これを説明するには、占いが
流行り出した頃の時代背景を
考えた方が早いだろう。
よく占いやスピリチュアルでは、
使命、宿命、運命という言葉が
使われている。
なぜ、こんな言葉が
使われているのか?
昔は、身分制度があり、生まれた
家や両親の身分で自分の人生が
決まっていたからである。
生まれ付いた家や身分で、自分の
人生は決まっていた。
(世襲制や家父長制など)
その身分により果たすべき、
使命、宿命、運命が違っていた。
納得できるかどうかに関係なく、
受け入れなければ、生きていく
ことができない環境だった。
だから、使命、宿命、運命を
受け入れなさいと、昔の占い師や
世の中では、そう言われてきた。
では、現代は、どうか?
今は、生まれ付いた家を選ぶことは
できないにしても、職業や人生の
選択の自由は保障されている。
日本では、家父長制度は廃止され、
家業があったとしても、別の職業に
つくことが、世の中では許されている。
つまり、努力次第で、自分の人生を
選べると言うことだ。
昔は、身分によって決まってた
人生を、今は、選べるようになった。
使命、宿命、運命などにこだわる
必要が、一体、どこにあるのか?
なぜ、自分の中ではなく、外に
答えを求めようとするのか?
答えは簡単だ。
考えるのに疲れて
楽になりたいから
占いというと、ほとんどの人は、
【未来予測】として見てるだろう。
だが、占いは【未来予測】するもの
ではないと、碧音は考えている。
なぜなら、もし、宿命、運命がある
というのであれば、不幸な星のもとに
産まれたら、どんなに努力しても
自分の手で自分の人生を切り開くことが
できないという結論になってしまう。
だとしたら、希望の欠片すらないと
いうことになるだろう。
今の不幸の原因は過去世の
カルマで、自分らしく生きる
ことは、カルマ解消にならないと
占い師に言われたとする。
占い師の言うとおりにするなら、
その時点で、他人軸の人生を歩む
ことにならないだろうか?
虐待親の支配から占い師からの
支配に変わっただけになる。
だが、自由であればあるほど、
選択肢は無限だ。
情報の取捨選択や何が、自分に
合ってるのか考える必要がある。
そうすると、占いのいう
使命・宿命・運命
を言うパワーワードに惹かれていく。
考えることに疲れると頼りたくなるのだ。
占いは、占い結果に自分を合わせる
のではなく、自分に合わせて占いの
結果や情報を使えなければ、意味がない。
このことが分かっていない人ほど、
占いジプシーや占い依存に陥ってしまう。
占い師から強い洗脳状態になり、
虐待親から受けた支配と同じ状態になる。
どんな無理難題でも
やらなければ
悪いことが起こる
虐待親から誤学習したのと同じ
不安感や恐怖心からくる思考
パターンに陥り、占い師の言う
通りのことしかできなくなり、
自分で考えることのできない
思考停止状態になる。
全ての占い師がそうとは限らない。
占い師の在り方が変化しつつ
あるからだ。
だが、相談する側の姿勢は、正直、
昔と変わっていない。
だから、依存関係ができてしまうのだ。
占いをよく利用する人は、このことを
肝に銘じて利用してもらいたい。