COP15 サイクツツアーに参加しました

COP15サイクルツアー
http://cop15.jp/
が福島市で開催されました。

「COP」
とは、
Conference of Parties
国連気候変動枠組条約のもとに設置された会議で、年に一度、各国の環境に関わる省庁の大臣が集まり開催されるそうです。
2009年12月7日から18日までの2週間にわたり、デンマークの首都コペンハーゲンで行われます。
会議の目的は、京都議定書に定めのない2013年以降の地球温暖化対策を決定し、各国の同意を求めることにあります。

「COP15サイクリングツアー」
とは、
京都からコペンハーゲンへとつなぎ、2009年12月に開かれるCOP15コペンハーゲンへの関心を集めるため、フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン駐日デンマーク大使は日本中を走ります、
環境、気候変動、12月にコペンハーゲンで決定される対策について、人々に関心を持ってもらいたいとの願いからです。
デンマーク大使が主催するこのプロジェクトは、日本サイクリング協会をはじめ、様々な公的機関や民間企業などが支援する、「カーボン・ニュートラル（包括的に二酸化炭素を排出しない）」をめざすイベントです。

東京、安城、福島、札幌、宮崎、広島、今治、和歌山、京都を巡り、最後にコペンハーゲンまでつなぎます。


５月２５日（月）
福島ステージに俺も参加することが出来ました。

場所は大笹生の十六沼運動公園から出発して、福島市の名所をめぐる３５㎞くらいのコース。
おそろいの「みんなで止めよう温暖化」のＴシャツを着ていっせいにスタート。

ロードありＭＴＢありリカンベントあり車椅子ありママちゃりあり。
２００名以上居たかな。


こんな大きなサイクリング大会がこの福島市で開催されたのは初めてじゃないかな。
そして、もしかしたらもう二度とないかもしれないな。


福ちゃん牛乳ではデンマークヨーグルトをいただいた。


ミカエル大使はブルーアイズでハンサム。かっこよかったなあ。


大使の自転車

すごい！
片言の英語で質問してみたら、
「カム」
と言ってた。カムシャフトでドライブしてるんだな。


サイクリングを終え十六沼に戻るとお弁当とたくさんのドリンクが振舞われた。
そして、極東デンマークより無料ホットドッグスタンドもやってきてた。


やさしい笑顔の彼女は「ピクルスOK？オニオン？」と一人ひとりに好みを聞き丁寧に作ってくれた。

パンがとってもうまかった。

会場にはデンマーク製の自転車が並んでいた


バンブーチューブの自転車

ブルックス車の自転車。これほしい！！

クリスティアニアバイク。
本国ではこんなふうに使われてる

デンマークは自転車王国

車道と自転車道は同じ幅。右折レーンまである。

信号では車の停止線より前に自転車優先ボックス。
１９７０年代から自転車専用レーン整備が進み、世界一の自転車都市になった。

なんと、
１０歳から８４歳までの市民が毎日３㎞自転車で走ってる計算になるそうだ。
市内だけでも３０７㎞の自転車道が網羅。そのうちの４３㎞は自転車専用道路。
交差点には自転車専用信号機があるのはもちろん、車用のよりも４秒早く青に変わる設定になっている。
朝の自転車通勤ラッシュを会費するために、自足２０㎞で走るとちょうど交差点で青に変わる仕組みになっていて、２・５㎞を７分半で走り抜けられるという。

市民の３６パーセントが今でも自転車通勤通学しているそうだが２０１５年には５０パーセントを目標にしているという。
コペンハーゲンはいいな。

なぜ自転車に乗るかと言う質問の答えを市民はこう語る。
「小さなころから乗ってるから」
「ただそこにあるから乗る」
「簡単で早いから」
「運動になるから」
面白いのは、
「環境にやさしいから」
という答えは１パーセントにも満たなかったとうこと。

シャワールームのある会社も多く、促進してるくらいだ。
会社にとっても通勤費や駐車場費の削減、社員の健康管理も出来ていいこと尽くめだそうだ。

昼飯を食いながら居合わせたともだちと話してたら、テレビ局のアナウンサーに取材された。
「あなたは自転車に乗ってどんなエコを考えていますか？」
なんだその質問は。
別に考えたことないなあと思ったが、まあ適当に話した。

勘違いしてるなテレビも。
自転車に乗るからエコだなんて思ったことないぜ。
本場のコペンハーゲンでさえ誰もエコや環境のことなんて考えて自転車に乗ってるわけじゃねえのに。

俺が感じるのは

自転車はキモチイイ～～～！

それだけだ。



デンマークのコインをいただいた。ハートマークが入ったかわいいコイン。通貨にハートがあるのは世界で唯一だそうだ。
幸せを呼ぶコインと呼ばれてるらしい。
また宝物、増えたな。