1967年2月〜3月
1967年2月
KG大法学部に合格。発表の後すぐに授業料免除の申請書を貰ってきた。入学する気まんまん。
S大にはもちろんベストを尽くすが、KG大の入学金だけは払ってくれることを両親に了解してもらった。
最後の入試までまだ一か月以上ある。両親との約束だから頑張らないと!
きみもKJ短大に合格。DJ大は及ばなかったが、京都に通うことは決定した。
1967年3月
S大の試験日まではデートもせずに頑張ったが、結果は及ばず。
日記だけは毎日欠かさなかったが、きみも僕もただ「逢いたい」と書くばかり。
きみは入試が済み卒業式を待つだけの、高校生時代で一番楽しいはずのときなのに、唯一の親友のO谷さんとおしゃべりするだけみたい。
僕は自分としての目標は達成したのに、親に見栄を張ったばかりにきみの貴重な時間を奪ったのかもしれない…
それなのに僕は・・・
早春の風に背中を押されているようなそんな不思議な高揚感があった。風は僕に語りかけていた。前へ進めと、夢を叶えよと。
1967年の春。
僕は高校を卒業し一浪を経て郷里を離れ、KG大に進むことになっ
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