畠山美由紀 名曲に挑む

　海外で高く評価されている園子温監督が、ユーミンこと松任谷由実の荒井由実時代（７４）年の名曲
「翳りゆく部屋」をモチーフにした映画「気球クラブ、その後」を完成させた。

　園監督は「恋人との別れを歌った曲だが、若さの終わりも感じた。
荒井由実時代の曲は暗さがあって、好きだった。脚本を書いているうちに、この曲がぴったりだと思った」と話しているという。

　「気球クラブ」は大学時代のサークルのメンバーの死をきっかけに、友人、後輩が再会するという青春ストーリー。
モデル出身の深水元基、タレントの川村ゆきえ、永作博美らが出演。

「翳りゆく部屋」は９９年、椎名林檎がカバーしたことでも知られるが、
本作のテーマ曲を歌うのは畠山美由紀

清涼感をたたえながらもソウルフルに響くヴォーカリゼーションが大きな魅力な彼女の声。
様々なグループとのトリビュート、ユニットを組むなど、多彩に活動中の彼女
ユーミンとも林檎とも全く違う「翳りゆく部屋」を聴かせてくれるのは間違いない

映画は１２月下旬、東京・渋谷シネ・アミューズで公開。